
【うたの輪/モダンなをかし】
詩/モダンなをかし side-A
刻々と
大気と水は巡りゆけども
桜さくら、と
息吹は舞う
月を幾つも迎えて割って
夜の長さを慕いて
灯る
絢爛豪華な野山に染まるは
生死のこちらの願い事
枯れても照る葉
光りても陰
容赦なき
風の檻には身を寄せて
雪のひとひら
微熱の祈り
今はむかしか
今こそむかしか
変わらず違えずをかしかな

⬛アナザー・サイドもご用意しております⬇️
詩/モダンなをかし side-B
春は、叫ぼう
ひとの事情など知ったことか
おのれの都合を優先せよ
声高なものが開花する
夏は、乗り尽くそう
内なる声が止めようとするなら
たちまちに縁を切ることだ
誘われ尽くして遊び尽くせ
がっかりさせるな
秋は、締め切れ
恩とか義理とか人情だとか
一銭にもならぬ足かせなど捨て去れ
利用価値のあるものに寄れ
おのれを守れ
冬は、うごめけ
閉じ籠って固まってはダメだ
人より先に利を得るために
絶えず感知を働かせ
潜んでおけ

⭐読み比べてお楽しみ頂ければ幸いです。
⭐お読みくださり、有り難うございます。