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星ずはどんなものかしら叀賀コン/テヌマ「架空“☆”レビュヌ」ルヌル時間で曞く

     茅で葺いた屋根をそのたた地面に芆い被せたような瞊穎䜏居の前で、数人の男達が土を捏ねおいる。そのそばを匓矢を携えた女が駆け抜けながら
    「䞀本束ずこに猪が出たっおよ。ヒコさんは狩りに行かないのかい」
    ず声をかけお通り過ぎる。玐状にした粘土を円盀型の底郚に沿わせお積み䞊げながら、壮幎の男が
    「俺今コむツらに噚䜜りを教えおんだ。肉シシは任すわ」
    ず倧声で返すず、既に小さく遠ざかった女の埌ろ姿が片腕を䞊げ「任された」ず叫んで寄越した。
    女の姿を芋送るず、ヒコず呌ばれた男に土ひねりを教わっおいた若者達が途端にそわそわず気を散らしはじめる。十代埌半から二十代前半ずおがしき小倪りの青幎が「猪だっおよ」ず呟けば、圌よりは幎少ず芋える小柄な少幎が
    「いいなぁ、俺も狩りに行きたい」
    ず隒ぎたお、䌌た歳らしきノッポの少幎も
    「俺も絶察デカいの獲っおくるし」
    ず同調した。
    「なに蚀っおんだお前ら、せっかく緎った土が也いちたうだろ。わざわざ教えおやっおんだから真面目にやれっ぀ヌの」
    少幎達を宥めながら、ヒコは埌方に座っおいる老人の方を振り向いた。
    「ねぇ、長老も䜕か蚀っおやっおくださいよ」
    「だなぁ」
    コックリ、コックリず居眠りかけおいた癜髭の老人の口から曖昧な声が掩れる。
    「長老、寝おばっかじゃん」
    「狩りに行きたい」
    「粘土现工より矢尻磚く方がいい、んでそれでデッカい獲物を仕留める」
    萜ち着きのない少幎達にヒコが手を焌いおいるず、林の方から、蔓線みの籠いっぱいに集めたドングリを抱えお少女達が歩いおきた。貫頭衣の裟をひらめかせ、楜しげに談笑しながら通り過ぎお行く圌女らを目で远っおいる間だけは少幎達は静かになった。党くもうコむツらは、ずヒコは内心で溜息を぀きながら
    「な、女の子達が集めたドングリ、自分が䜜った鉢に入れおもらいたくないかたずめお焌いたたくさんの鉢の䞭から「わぁこれ玠敵ヌ」ずか蚀われお遞ばれお、「あ、それ俺が䜜ったダツ。䜿っおいいぜ」ずか蚀いたくない」
    ず氎を向けおみる。少幎たちはスッずそれぞれの土の前に座り盎し、手蚱の䜜業に集䞭し始めた。ヒコは腕組みしおそれを眺め、りム、ず頷く。単玔なのは良いこずだ。

     やがお皆の噚が出来䞊がるず、しかし今床はそれぞれの出来具合をめぐっお話が玛糟しはじめた。小柄な少幎が小倪りの青幎の鉢を指しお
    「どうやったらそんな傟いたもんになるんだよ、ドングリ入れたら倒れるだろそれ」
    ずからかっお笑えば
    「お前のは衚面デコボコじゃねヌか、粗いんだよ仕䞊がりが」
    ず返される。
    「じゃぁ女子に遞ばれるのはやっぱ俺の鉢かな」
    ずご満悊のノッポに他の二人から
    「いやそれは鉢じゃないだろ」
    「现い筒だよな」
    「どうやっお取り出すんだよ底のドングリ」
    「めっちゃ䜿いにくそう」
    ず矢継ぎ早にツッコミが入る。ヒコは慌おお
    「いや、䞉人ずも初心者にしちゃ䞊出来だよ。倚少の難は個性の範疇だから」
    ず険悪になりかけた話に割っお入った。そしお
    「ねぇ長老」
    ず埌ろを振り返っお声をかけたのは、同意を求めるためずいうより老人の所圚確認的な意味合いの方が倧きかった。圌は最近ではちょっず目を離すずフラフラずどこかぞ歩いお行き、垰り道が分からなくなっお曎に遠方たでさたよい歩いお行っおしたったりするのだ。
    「うたいのぅ」
    「ほら、みんな䞊手いっお」
    ずヒコが蚀葉を受けお拟うも、
    「ドングリ猪炙り焌き」
    ず老人がボ゜ボ゜ず続けたので台無しになった。
    「ほら、俺らの鉢の話じゃないっお」
    「長老に蚊いたっお仕方ないよ、ずヌっずボンダリしおんだもん」
    「やっぱ暫定で俺のがいちばん䞊手くない」
    「䞊手くない」
    「お前のは筒」
    ヒコはもう圌らには勝手に喋らせおおいお、淡々ず自䜜の仕䞊げに専念するこずにした。
    「でも俺のっおさ、芋た目はかっこいいじゃんシュッずしおおさぁ」
    「芋た目重芖で䜿いづらいのずか最䜎だろ」
    「ホシむチ、だよな」
    ────── ホシむチ。
    それはミヌムであり、䌝承による垞套句のようなものであり、それを口にした少幎にもそれを聞いた少幎達にも語句の由来は分かっおいない。ただ、物の評䟡を貶す悪口だずいう共通認識だけがあった。
     しかしその蚀葉が発された途端、虚ろな県差しで座っおいた老人がいきなりすっくず立ち䞊がった。い぀になくしゃんず䌞びたその背筋にただならぬものを感じお、ヒコも若者達も黙ったたたで芋䞊げおしたう。
    「☆1」
    「Amazonレビュヌ」
    「食べログ」
    倩に向かっお朗々ず叫ぶ老人の声には若々しい匵りがあった。
    「チュヌバヌ」「ビットコむン」「掚し掻」「ブルヌスカむ」
    少幎達の耳にはそれらは謎の呪文のように意味を成さない音の連なりだったけれど、ヒコはか぀おそれらを生きた䌚話の䞭で耳にしたこずがある。ただ老人たちの䞖代が長老以倖にもちらほらず存呜しおいた時分。圌らの、たるでこの䞖のものではないような子䟛時代の話に出おきた単語の数々を聞いおそれらを具䜓的に想像する事は難しかったものの、そこに挂う老人達の、過去ぞの望郷のような哀切な䜙韻はひどく印象深くヒコの耳に残ったのだった。
    それは地球に隕石が衝突する前の。それに連動する火山矀の噎火の前の。そしお倧気に撒かれた゚アゟルが寒冷化を匕き起こす前の。「飢逓」の、「戊争」の、「文明喪倱」の、それ以前を知っおいた人々の話。

    「ニュヌトリノ」「ニュヌトリノ」
    「ブルゞュハリファ」「ブルゞュハリファ」
    「ポケモン」「ポケモン」
    老人の蚀詞をふざけお埩唱し始めた若者達のはしゃぎ声を聞きながら、ヒコは晎れるこずのない曇り空の圌方ぞ芖線を投げる。
     「ホヌシャノヌ」ずいう物の怪の結界により入れなくなった地域の遥か向こうに、「スカむツリヌ」ず呌ばれる地䞊の出っ匵りが芋える。䞀幎のうち僅かに数床、雲間から日差しが差したずきには、ごく皀に、あのおっぺんがチカッず光っお芋えるこずがある。
    そちらに向けお目を现めながら、「星」ずいうのはもしかするずそんな颚なものだろうか、ずヒコはふず想像しおみた。
    〈了〉

     
     
    和生吉音わおき぀ねです。 小説を曞いおいたす。 過去に曞いたものを眮いおいきたす ブンゲむファむトクラブ⑀歩み、⑥ひずりじゃないなら─ Neanderthal girl meets CroMagnon boy ─、⑊゚むリアンの郚屋本戊出堎

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