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【北アルプス】北穂高岳〜奥穂高岳|上高地から41km・紅葉の涸沢テント泊2泊3日

    HiRO|稜線を歩く

    はじめての穂高連峰は、想像よりもずっと近くて、ずっと濃い時間でした。

    紅葉の涸沢を拠点に、
    岩の稜線をつないでいく3日間。

    不安もあったはずなのに、
    気づけば「また来たい」と思っている自分がいました。


    はじめに

    今回歩いたのは、北アルプス・穂高連峰の一部、
    北穂高岳〜奥穂高岳をつなぐルートです。

    拠点は紅葉の名所として知られる涸沢。
    3日間で往復しながら、岩稜帯の核心部を歩いてきました。

    この記事では

    ・穂高連峰のルートの特徴
    ・危険箇所と注意点
    ・涸沢拠点のテント泊事情

    をまとめています。

    岩場・縦走に興味がある方の参考になればと思います。


    山行概要

    山名: 北穂高岳・涸沢岳・奥穂高岳
    山域: 北アルプス(穂高連峰)
    日付: 2022年10月13日〜15日(3日間)
    天候: 晴れ

    コース:
    1日目:上高地 → 明神 → 徳沢 → 横尾 → 涸沢(泊)
    2日目:涸沢 → 北穂高岳 → 涸沢岳 → 奥穂高岳 → 涸沢(泊)
    3日目:涸沢 → パノラマコース → 屏風の耳・頭 → 上高地

    距離: 41.8km
    累積標高: 約3077m
    行動時間: 約24時間

    体力度:★★★★★(ロング+岩稜経験者向け)

    標準CTとの比較:
    標準23:20に対し23:56(ほぼ標準ペース)


    コース全体図

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    上高地をスタートし、梓川沿いを歩いて涸沢へ。
    2日目は北穂高岳から涸沢岳・奥穂高岳を縦走し涸沢に戻る。
    3日目はパノラマコースで屏風の耳・頭に寄り道しながら上高地へ下山。


    この山を選んだ理由

    これまで北アルプスはほとんど歩いたことがなく、
    どこか「遠い場所」という印象がありました。

    岩場は怖そう、人も多そう。
    そんなネガティブなイメージが先に来ていたのも事実です。

    ただ、
    「やる前に無理と決めない」

    そう思って、一度は歩いてみようと決めました。

    結果として、
    そのイメージはすべて上書きされました。


    コースの様子と感想

    ▶ 1日目:上高地〜涸沢

    スタートは上高地。

    明神、徳沢、横尾と進むルートは非常に整備されていて、
    登山というよりも“歩く時間”を楽しめる区間。

    横尾を過ぎると徐々に登山道らしくなり、
    視界が開けると一気に穂高の世界へ。

    涸沢に到着すると、
    左右に広がる穂高の稜線と紅葉のカール。

    「人気がある理由」がすぐにわかる景色でした。

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    涸沢カール

    ▶ 北アルプスで出会った絶景記録はこちら


    ▶ 2日目:北穂高岳〜奥穂高岳

    この日の核心は、
    北穂高岳〜涸沢岳の稜線。

    まず北穂への登り。
    ひたすらの急登ですが、これはまだ“準備運動”。

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    北穂高岳

    本番はその先。

    鎖場・梯子が連続し、
    「どこを通るのか」と思うようなルートが続きます。

    一歩一歩の判断が求められる区間で、
    南アルプスとはまた違う緊張感。

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    涸沢岳
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    こんな登りが続きます

    その先の奥穂高岳は、
    登り自体は比較的シンプルですが、
    下り(ザイテングラート)はザレていて注意が必要。

    ただ、それ以上に印象的だったのは

    ・槍ヶ岳を中心とした大展望
    ・歩いてきた稜線の連なり
    ・岩の山のスケール感

    でした。

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    奥穂高岳

    槍ヶ岳周辺の景色が好きな方は、
    こちらの稜線記録もおすすめです。

    ▶ 【北アルプス絶景】ジャンダルム・大キレット・槍ヶ岳

    ▶ 【北アルプス絶景】パノラマ銀座|槍穂高を眺め続ける縦走


    ▶ 3日目:パノラマコース〜上高地

    下山はパノラマコースへ。

    土曜日で登ってくる人が多い中、
    この選択は正解でした。

    少し登り返すだけで、
    穂高の全景を見渡せる展望ルート。

    屏風の頭付近では
    前日歩いた稜線を一望でき、
    「線でつながる山行」を実感できる時間でした。

    後半は長い林道歩き。

    疲労はありましたが、
    最後まで景色が続くいい下山でした。

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    パノラマコースから涸沢カール

    コース状況・注意点

    ▶ 北穂高岳〜涸沢岳

    ・グレーディング:最難関クラス
    ・鎖・梯子が連続
    ・ルート取りを誤ると危険

    → 岩場経験が必要


    ▶ 奥穂高岳〜ザイテングラート

    ・急斜面+ザレ場
    ・浮石あり

    → 下りでの転倒注意


    ▶ パノラマコース

    ・通行可能期間が限られる
    ・場所によっては踏み跡不明瞭


    ▶ 涸沢テント場

    ・予約不要(1泊2000円)
    ・混雑時は場所確保が重要
    ・コンパネは早めに確保推奨


    ※2022年10月時点の情報です
    ※最新の通行状況は必ず確認してください


    関連記事

    今回のルートは、私が実際に歩いて良かった北アルプス5コースのひとつです。

    絶景縦走から岩稜ルート、北アルプス最深部の山旅まで、実体験をもとに紹介しています。

    ▶ 私が北アルプスで歩いて良かった5コース|絶景・岩稜・最深部まで実体験で紹介


    振り返り

    最初は不安もあった北アルプス。

    でも実際に歩いてみると、
    それ以上に「また来たい」と思う気持ちが残りました。

    岩の稜線、紅葉の涸沢、
    そしてつながっていく景色。

    経験することでしか見えないものがある。

    そんな3日間でした。


    おわりに

    静岡の山を中心に、
    毎週末、稜線を歩いています。

    派手な山よりも、
    静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。

    ▶ マガジン「一座ずつ、山行記録」

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    静岡の山を中心に歩いています。 はじめは歩けなかった山も、少しずつ距離を重ねてきました。 約10年かけて静岡の百山を完登。 山をつないで歩くこと、山と静かに向き合う時間が好きです。 ロングハイキングやトレイルランも、無理のないペースで楽しんでいます。

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