「AIで出来た」は分かった。で、何をどう使ったの?
Opusが強いしAstraもうきついねーって話をしてて、これ紅理向けじゃねって振ったら結構白熱していた。
Chatに関しては別に不満はないんだけど、作成云々では体感でもOpusの性能が良すぎる……明日のニュースが楽しみだけど、当分客離れしそう
🔴【紅理】
一枚の絵から3Dモデルを作ったり、キャラクターを自然に踊らせたりする動画を見ると、やっぱり試したくなるわよね。数字で性能を説明されるより、ずっと分かりやすいもの。
ただ、それに「このAIなら誰でもできます」と続くと、「ちょっと待ちなさい」となるわ。その完成品に至るまでに、何をしたのかが分からないの。
別の生成サービスを使ったのか。
編集ソフトで直したのか。
何度も作り直したのか。
同じAIを契約するだけで済むと思っていたら、環境づくりから始まるかもしれない。
もちろん、道具を組み合わせたからといって、価値が下がるわけじゃないわ。ちゃんと仕上げる技術は評価すべき。でも、その成果を全部、一つのモデルの能力として紹介されると困るのよ。
試行回数も同じ。20回のうち一番良かったものを載せるのは、作品の紹介なら普通でしょう。でも、それで「安定して作れます」と勧めるなら、残りの19回がどうだったかは知りたい。
数分で済むのか、半日かけて当たりを待つのかで、こちらの予定も予算も変わるもの。
「もう専門知識はいらない」と言われても、裏で詳しい人が調整していたなら、見えなくなったのは知識じゃなくて、その説明だわ。
もちろん、素材や制作手順を渡せば、そのまま持っていかれる心配もある。仕事のノウハウまで無料で配る義務はないでしょう。
でも、「手作業で修正済み」、「複数回試した中の一例」、「別のサービスも使用」くらいは、完成データを配らなくても伝えられるわよね。
詳しく言えないなら、「自分の環境ではできた」と範囲を絞ればいい。
秘密があることより、その秘密を飛ばして誰にでもできる話にするのが問題なのよね。そうなると、純粋な共有なのか、ただのインプレッション稼ぎなのかも気になってくる。
ただ、この二つは奇麗に分かれない。
役立つ情報を届けたい人だって、注目はされたいでしょう。宣伝でも参考になる投稿はあるし、善意でも説明不足にはなる。動機を見抜こうとしていたら、技術の話を読む前に人間観察で疲れてしまう。
わたしが言いたいのは、主張がどこまで広がっているか、ということよ。
「こんなものを作りました」なら、その作品だけを楽しめるかもしれないわね。そのうえに「これで映像制作の仕事は不要になります」とまで言うなら、その作品一つでそこまで言えるのか、と立ち止まることが必要じゃないかしら。
発信者を丸ごと信用するか疑うかは、毎回決めなくていい。モデルの評判も、「もう使えない」と言われたら、何の作業で、誰にとってなのかを気にすべきよね。修正ばかりで利用枠が尽きるなら、その不満も分かるわ。
でも、難しい開発で割に合わないという評価を、短い雑談にまで持ち込む必要はないでしょう。褒め言葉にも悪口にも、省かれた条件はありそうだわ。
……もっとも、投稿を見るたびにそんな確認をしていたら面倒よね。情報が多すぎるから選びたいのに、全部調べる仕事を増やしてどうするのか。
眺めて「面白い」で終わるなら、それでいいと思うわ。それでも、お金を払う、制作環境を変える、誰かに勧めるとなったら、元の説明や別の利用例を確かめたい。
自分の条件で使えるのか、追加の費用や手間があるのか。まず知りたいのは、そのあたりでしょう。分からなければ保留でいい。新製品が出るたびに、賛否を提出する義務なんてないのだから。
見る側にも、都合のいい話を先に信じたくなるところはある。ずっと苦労していた作業が簡単になると言われたら、細かな条件より完成動画に期待してしまう。
その気持ちは捨てなくていいけれど、契約ボタンを押す前には少し落ち着きたい。課金してから、見えていなかった条件に驚くのは避けたいもの。
全部を疑うつもりも、全部を追いかけるつもりもない。気になるものを残して、使う段階で必要なところを確かめる。
誰かの「すごい」を見ているうちに、自分が作る時間までなくしてしまったら、もったいないじゃない。
