
あの日の小さなお姉さんたち
子どもとお買い物の帰り道のこと。
お買い物はお散歩がてらがマイルール。娘に行きの道を歩いてもらい、帰り道はベビーカーなのですが、今日は早く帰って荷物を置いて砂遊びをさせたいということもあり、行きがベビーカーで、帰りに歩いてもらうことに。
娘のペースに合わせて歩いていると学校の下校時間になったのかいつの間にか周りには小学生たちがいました。娘の近くを走って追い抜いて行く子、それを見て娘はキャッキャと喜びながらも、どんどんランドセルを背負った子どもたちが増えていく。
しゃがみこんだまま動かなかったり、歩いたと思ったら後ろに戻ったりと娘に振り回される私を見た小さな女の子2人組が、娘を歩かせる為、気を引こうとしてくれました。「可愛いー!うちの子になる?私、妹が欲しかったの。私が一番下なんだー」と、なんて可愛い子たちなの。なんて楽しい会話をしながら一緒に歩いていました。ですが、娘は相手をしてくれることに嬉しさが爆発して楽しんでしまい、歩かなくなってしまいました。しまいには恥ずかしがって私に抱っこをせがんできて、結局左手で娘を抱っこして、右手でベビーカーを押して帰ることに。
そんな私を助けようと思ってくれたのか、ベビーカーを押してくれた小さな女の子。この光景は、側から見たらただの親子に見えるだけかもしれないけど、この子達を知る大人達にこの光景を見られたまずくない?と、私は内心バクバクでした。歩いている途中に何度も「ベビーカー悪いから大丈夫だよー」と言いつつ、どんどん上がっていく心拍数にパンパンな私の左腕、上がる息に顔は赤くなり、大丈夫ではないことは、女の子たちにバレバレだったのでしょう。「いいのいいの」と、暫くベビーカーを押してくれました。
断るには今しかない!と、いつもだったらもう一つ先の横道に行きたいところを一つ前の横道で別れを切り出すことにしました。それでも傷つけたくはないのでストレートには言いたくない。でも左手に10キロ近い娘を抱き、腕も限界に近づいている。いろんな思考がぐるぐるとした精一杯の頭で考えついた質問は「私たちはこっちなの、あなたたちは?」でした。小さな女の子達の答えは「別の道だけど、こっちからでも大丈夫だよ!」と。どこまで親切なの?「でも、通学路通りに帰らないとダメって親に言われてるでしょう?」と聞くと「言われてないよ?」え?通学路通り帰らないとダメって言われて?「でも、通学路じゃない道で帰ると何かあった時に大変なことになるから通学路通りに帰って?」と、言うと素直に女の子達は素直に帰ってくれました。
本当は「ありがとう、お願いしちゃおうかな。」と、優しい気持ちを受け取りたかった。
でも、最近は知らない子どもと知らない大人での関わり方がとても難しいところ。子持ちのおばちゃんとはいえ、不審者に間違われるのも避けたい。それに、もしGPSを持っていたら、子ども達の親御さんはさぞ心配されるだろうなと思い、とっても優しい優しい親切をお断りしました。
子ども達の優しい気持ちを無下に断った訳ではなく、どうか大人の子どもを大切に思う気持ちをわかって貰えたらな。
でもきっと伝わってないんだろうなー
小さな女の子達、本当にありがとね。