
ことば観察 | モスドってなんやねん。
先日、家族で出かけた帰りのこと。
わりと疲れ切っていたので夕食は何かテイクアウトしようなんて話していた時だ。
夫が「モスドは?」と言った。
ツッコむ私。
ツボる娘。
いやどれやねん。
真面目にどこ行きたかったのか考察してみる
我が家、徒歩圏内にマクドもミスドもモスもある。
有名ブランドに囲まれたとんでもねぇ贅沢立地である。
「モスド」という言い間違いも物凄く絶妙で、マクド、ミスド、モスの要素がそれぞれ2文字ずつ入っている。
悲しいことに、ここにケンタッキーやウェンディーズが入る余地はない。
そして関西人ゆえの「マクド」呼びのため発生したというポイントも含め、恐ろしいほどに芸術点の高い言い間違いではないかと思う。
それはさておき、夫はどれを思い浮かべて「モスド」と発したのか。
モス、の言い間違いだとしたらわざわざ「ド 」を付けて増やすのは若干の不自然さを感じる。
じゃあミスドか……いや夕食にミスド……別に悪くはないけど女子大生みたいやな(偏見)。
ほなマクドか?
と思ったが、夫はそこまでマクドが好きではないので何とも言えない。
そして結局各々好きなもの買いに行こうぜーとなり、夫が買ってきたのは吉野家の牛丼だった。
モスドはどこから来たのか
まぁ結論としては多分、近隣にあるチェーンをなんとなーく思い浮かべて「あれやなぁ」って思いながら87パーセントぐらいの確定状態で発話したんだと思う。
13パーセント部分の隙に近所のチェーン店が入り込んでもうた。
しかも、帰ったらご飯食べてお風呂入ろーっていうリラックス状態の脳みそなので、処理能力も格段に落ちていたはずだ。
(ちなみに受け取る側の私と娘も処理ガバガバのため、「なんやねんそれぇ」とヘラヘラ笑うしかできなかった)
モスドにはどうやって行くのか
普段、私が言い間違いをする時は「脳内にある言葉」が口から出てくる時に、「口が間に合いません!」という印象がある。
思うに、脳内で考えていることを言葉にするプロセスと、それを発話させるプロセスは違う部署が担当してるんじゃないだろうか。
そして私は脳内で考えたことが「音声」として再生され続けているタイプだ。(そういうタイプ分けがあるのかは知らんけど)
脳内は猛スピードで喋り続けている。うるさい。
もし私がマクド、ミスド、モスをミックスして言い間違いをするとしたら「マッ……ミスじゃなくて、モス!」になりがちだと思うのだ。多分。
以前に、文章を読む時に脳内でどう理解してるかということをなんとなーく考えてみた。
私は本を読む時、脳内で音読しながら理解している、と夫に言うたら「?????」という顔をされた。
そもそも文章の処理の仕方が多分違う。
(みたいなことを考察してみたことがある)⬇
おそらく、文章の理解の回路の違いなんかも関係してるんじゃないかなーと思うなどする。
理解するプロセスが(多分)違うのに、最終的に同じ日本語に集約されて、それで対話してんのって地味に凄いことだなと思う。
夫は吉野家、私と娘はマクドで買ってきた夕食を食べながらそんなことを考えた。
いや、この日は多分考えてない。疲れてたし。