
『正解という遠回り』
「それって、本当に正解ですか?」
仕事をしていると、この言葉をよく耳にする。
正解。
最適解。
成功事例。
でも私は、この「正解」という言葉に違和感を覚えることがある。
正解とは、誰にとっての正解なのだろう。
A社にとっての正解が、B社にも正解とは限らない。
会社にとっての正解が、お客様にとっても正解とは限らない。
目の前の売上は正解でも、5年後のブランド価値から見れば遠回りかもしれない。
だから私は、「正解」を探すことよりも先に考えることがある。
誰のために、その選択をするのか。
そしてもう一つ。
仕事には、正解を出さなければならない場面がある。
企画も、提案も、商品も。
仮に最初の提案が間違っていたとしても、最後には正解にしなければならない。
だから本当に必要なのは、
正解を探す力ではない。
正解にしていく力だ。
戦略。
アイデア、
行動力、
周りを巻き込む力、
失敗を修正する力、
これらを積み重ねながら、正解は後から作られていく。
私は商品企画でもブランドでも、ずっとその仕事をしてきた。
だから、最初から完璧な正解なんて求めない。
価値を考え続ける。
行動し続ける。
そして最後に、正解へと育てていく。
それが、本当の仕事だと思っている。
あなたが今追い求めている”正解”は、本当に誰のための正解ですか。
正解を探すより、価値を創る。
その積み重ねが、いつか誰かにとっての正解になるのだから…
まだ名前のない価値を。
ANDO DAISUKE