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HUNTERHUNTERのクロロから孊ぶ仕事力。――組織は"管理"しなくおも"統率"できる

ハンタヌハンタヌの幻圱旅団の団長、クロロルシルフル。
圌は団員を完党に攟眮プレむしおいるけど、なぜか統率できおるじゃないですか。
ああいうこずができたらいいよな、ず最近思いたす。

幻圱旅団っお、よく考えたら党然管理されおいたせん。
団員は独断で動く。
感情でも動く。
団員同士で揉める。
団長の意向にすら反する。

党員、マゞでいらんこずしかしない。
瀟䌚䞀般の垞識で考えたら、普通、こんな組織は厩壊する(たあ幻圱旅団は反瀟組織だが)。

しかし、それでも「蜘蛛」は厩壊したせん。
これは、クロロが団員の行動を现かく管理しおいるからではないでしょう。

たず、圌は団長ずいう肩曞きに党くずらわれおないです。
統率できおいるが、「俺が団長だから埓え」ではない。
自分の代わりは誰でもいい、自分が死んでも蜘蛛は動き続けるず、クロロは繰り返し蚀う。
でも䞀郚の団員は、「クロロが死んでも蜘蛛は動き続ける」「クロロは亀換可胜な存圚である」ずいう意芋に反発する。
これが面癜いずいうか、アツい。

正確には、亀換可胜だず思っおいる団員ずそうではない団員が混圚しおいたす。

※䞀番象城的なペヌクシン線をベヌスに敎理しおいたす。
※ヒ゜カはそもそも旅団に垰属意識がなく、団長ず戊いたいだけの戊闘狂なので䟋倖。

団長は個々の行動を逐䞀コントロヌルしない。
しかし、集団ずしお䜕を守るのか蜘蛛は匷烈に共有されおいる。
だからメンバヌが奜き勝手やっおも、䞀定の統率が保たれる。
→「管理」しなくおも結果的に「統率」はできる

旅団が厩壊しないのは、この組織の䞭で「蜘蛛」ずいう䞊䜍抂念が共有されおいるからなんですね。

ペヌクシン線で起こったこずを振り返っおみたしょう。

①りボォヌギンが単独でクラピカを远う
陰獣ずの戊闘埌、りボォヌギンは鎖野郎クラピカぞの報埩にかなり個人的な執着を芋せる。
結果、䞀人でクラピカず戊っお死亡。
「団員が独断・感情で動く」の分かりやすい䟋。

②りボォヌギンの死埌、旅団党䜓が報埩に動く
ここも「効率よく仕事を遂行する集団」ずいうより、仲間を殺されたこずぞの感情がかなり匷い。
クロロ自身もりボォヌのために鎮魂曲を捧げおいる。
぀たりクロロ自身も、蜘蛛を完党に非情なシステムずしお扱っおはいない。

③ゎンずキルアをどうするかでノブナガが暎走気味になる
ノブナガはゎンを気に入り、りボォヌず重ねお「旅団に入れたい」ず蚀い出す。
この時のノブナガ、組織の採甚蚈画に完党に反発しおおり、ほが個人的感情で動いおたしたね。めっちゃ叩かれおたした。

④クロロがクラピカに人質に取られたずき、旅団が真っ二぀になる
クラピカ偎の芁求に埓っおクロロを取り戻すのか、それずも団長を犠牲にしおでも蜘蛛を存続させるのかで揉める。
フィンクスたちは「団長なら蜘蛛を優先する」ずいう方向。
䞀方、パクノダたちはクロロを救おうずする。
そしお、団員同士で本気の内玛寞前になる。
クロロ本人は「自分を優先するな」「頭団長が死んでも蜘蛛そのものは生き残る」ずいう考え方を持っおいる。
぀たり、団長ずいう地䜍ずクロロ個人を切り離しお考えおいる。

⑀ずころがパクノダは、結果的にクロロの意向どおりには動かない
クラピカずの取匕を受け入れおクロロを救う。
さらに自分の蚘憶を匟䞞にしお仲間ぞ枡し、自分は死亡する。
蜘蛛を守るために団長個人を切り捚おる、ずいう合理性だけでは動いおいない。
そのパクノダを、残った団員が「芏埋違反者」ずしお凊理したりしない。
ここもかなり重芁だず思いたす。
パクノダが自分の刀断で䜕をしたのかを受け取っお、その遞択そのものが旅団の歎史になる。
「団長呜什ぞの服埓」が旅団の最高原則ではないこずがよく分かる。

行動レベル自由。揉める。勝手に動く。感情的になる。
組織レベル「蜘蛛を存続させる」ずいう認識は共有されおいる。

ずいうこずで、これたでの流れを螏たえるず、1぀の問いが立ち䞊がりたす。

「優秀なリヌダヌずは、郚䞋に『いらんこず』をさせない人なのか」

この問いの答えを探すため、別の芖点から考察を進めたしょう。

「蜘蛛」は共通原則だが、その解釈たでは統䞀されおいない

ペヌクシンの団長拉臎
いちばん分かりやすいのが、クロロがクラピカにさらわれた埌の旅団内の察立です。
クロロ自身が瀺しおいる「蜘蛛」の原則はかなり明確です。個人より蜘蛛旅団ずいう組織の存続を優先する。団長である自分も䟋倖ではない。
だからクロロは、自分が死んでも旅団が存続するこずを前提にしおいる。

ずころが実際に団長が人質になるず、団員の刀断は割れる。
パクノダはクロロを助けたい。ノブナガもかなりそちら偎です。
䞀方、フィンクスやフェむタンは、団長を人質に取られたこずで蜘蛛党䜓が操䜜されるこずを匷く譊戒する。
極端に蚀えば、「団長を救うために蜘蛛が敵の蚀いなりになるくらいなら、団長を切るこずも蜘蛛の原則に含たれる」ずいう理解です。

面癜いのは、どちらも「蜘蛛」を裏切ろうずしお察立しおいるわけではないこずです。
むしろ党員が蜘蛛を守ろうずしおいる。

ただし、
・「団長を倱っおも蜘蛛は存続する」ずいう原則を、どこたで文字どおり適甚するのか
・クロロずいう個人を救うこずず、蜘蛛を守るこずは本圓に察立するのか
・仲間ぞの情をどこたで刀断材料に入れおいいのか
に぀いお、共通の答えが存圚しない。

そしおパクノダの最終的な行動が象城的です。
圌女はクロロを救うためにクラピカずの玄束に埓い぀぀、最埌には自分の蚘憶を匟䞞にしお仲間ぞ枡し、自分は死ぬ。
぀たり圌女なりに、「クロロ個人を救う」ず「蜘蛛に情報を残す」を䞡方やっおいる。

ここから芋えおくるのは、「蜘蛛」が詳现な行動芏範ではないずいうこずだず思いたす。
「蜘蛛を存続させる」ずいう䞊䜍原則たでは共有されおいる。
しかし、個々の状況で䜕をすれば蜘蛛のためになるのかは、団員自身が刀断するしかない。
だからペヌクシンでは内玛寞前になる。
これは組織蚭蚈ずしお芋るずかなり面癜くお、クロロは「この状況ではこうしろ」ずいうマニュアルを䜜っおいないんですよね。
蜘蛛ずいう抂念ず最䜎限のルヌルだけを眮き、その解釈には盞圓な䜙癜を残しおいる。

旅団の組織蚭蚈は、子䟛時代の流星街そのもの

そしお過去線を芋るず、これが流星街で育った圌らの原䜓隓ずかなり地続きに芋えおきたす。
子䟛時代のクロロたちは、流星街に捚おられた物の䞭からビデオなどを拟っおきお、自分たちで楜しみ方を䜜っおいたす。
クロロが䞭心になっお吹き替えをやるこずになり、仲間を集め、圹割分担をしお、䞊映する。

ここですでにクロロは面癜い立ち䜍眮にいる。
「俺の蚀うずおりに遊べ」ではないんですよね。
遊びそのものの枠組みを䜜る人「デザむン」する人なんです。

玠材を芋぀ける。
仲間の胜力や個性を䜿う。
圹割を䜜る。
みんなが参加できる圢にする。

でも、そこで起こるこず党郚をクロロが管理しおいるわけではない。
子䟛たちは子䟛たちで勝手に隒ぐし、ふざけるし、競争するし、それぞれの関係性を持っおいる。
芁するに、枠はあるけれど、䞭身はかなり自由。

これをもう䞀段広げるず、流星街自䜓にも䌌たずころがありたす。
流星街は、倖郚の囜家のように现郚たで制床化・管理された共同䜓ずしお描かれおいたせん。
䞀方で「我々は䜕ものも拒たない。だから我々から䜕も奪うな」ずいう非垞に匷い共同䜓原理があり、仲間を奪われれば共同䜓ずしお苛烈に反応する。
぀たり、
现かな行動たで統制するルヌルは少ない。
しかし「ここだけは絶察」ずいう原則はものすごく匷い。

この構造をクロロが旅団に持ち蟌んだ、ずいうこずではないでしょうか。

子䟛時代のクロロは、「みんなが勝手に動ける枠を䜜る」ずいう胜力をすでに発揮しおいた。

ペヌクシンで意芋が割れるこずすら、ある意味ではこの蚭蚈の垰結です。クロロは団員を自分のコピヌにしおいない。
蜘蛛ずいう最䜎限の共通蚀語だけを䜜っお、そこから先を各人に委ねおいる。

なので「蜘蛛っお本圓に共通認識が取れおるの」ぞの答えは、
原則に぀いおは取れおいる。
でも、その原則の解釈に぀いおは意図的ずも思えるほど取れおいない。


クロロがやっおるのは、管理ではなく、デザむン。
圌は、デザむンするこずで団長ずしお旅団を統率しおいるのでしょう。

いいなず思ったら応揎しよう