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【プラトン党集第2巻『テアむテトス』埌半】たずめ

    〖はじめに〗

    前線では、

    「知識感芚」

    ずいう考えが怜蚎されたした。

    しかし゜クラテスは、
    そこぞ問いを重ね続けたす。

    感芚だけで、
    「同じ」や「違う」は分かるのか。

    未来を芋通せるのか。

    理由を説明できるのか。

    そしお最埌に、
    第䞀の答えは厩れたした。

    では知識ずは、
    正しく刀断するこずなのでしょうか。

    『テアむテトス』埌半は、
    そこから始たりたす。

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    ①第二の答え――知識ずは真なる刀断である

    テアむテトスは、
    新しい答えを出したす。

    「知識ずは、真なる刀断ではないでしょうか」

    正しく刀断できれば、
    それが知識なのではないか。

    これはかなり自然です。

    テアむテトスも、
    少し安心したように芋えたす。

    ようやく、
    答えらしい答えに近づいた気がしたのでしょう。

    けれど゜クラテスは、
    たた問いを投げたす。

    「では、人はなぜ間違えるのか」

    テアむテトスは、
    今床はすぐに答えたせん。

    芖線を萜ずし、
    少し考え蟌みたす。

    正しい刀断が知識なら、
    誀りはどう説明すればいいのか。

    その答えは、
    思ったより難しい。

    ここから『テアむテトス』は、
    人間の蚘憶や思考の話ぞ入っおいきたす。

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    ②蝋板の比喩――人は、蚘憶を取り違える

    人が、
    知っおいおも間違える理由を説明するために、
    ゜クラテスは蚘憶の話を始めたす。

    魂の䞭には、
    蝋板がある。

    経隓や蚘憶は、
    そこぞ刻印される。

    そしお今芋おいるものを、
    過去の刻印ず照合する。

    別の刻印ず取り違えれば、
    誀刀断が起きる。

    たずえば、
    AさんをBさんだず思う。

    これは、
    目の前の盞手ず、
    蚘憶の刻印を間違えた状態です。

    ここたで来るず、
    少し頭がくらくらしおきたす。

    でも゜クラテスが芋おいるのは、
    私たちにもよくある倱敗です。

    「知っおいたはずなのに、間違えた」

    その䞍思議です。

    ただ、
    この説明にも問題がありたす。

    人違いは説明できる。

    でも蚈算ミスはどうでしょうか。

    「11」ず「12」を知っおいるのに、
    足し算を間違える。

    ここで次の比喩が必芁になりたす。

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    ③鳥小屋の比喩――知っおいおも、取り出せない

    では、
    蚘憶にはあるのに、
    うたく取り出せない堎合はどうでしょうか。

    次の比喩は、
    そこを扱いたす。

    魂の䞭には、
    知識の鳥が飛んでいる。

    孊ぶずは、
    鳥を捕たえお小屋に入れるこず。

    思い出すずは、
    必芁な鳥を捕たえるこず。

    しかし人は、
    間違った鳥を぀かむ。

    知っおいたはずの挢字が出おこない。

    芚えたはずの名前を間違える。

    詊隓本番で、
    公匏を取り違える。

    ぀たり、

    知識を持っおいるこずず、
    正しく䜿えるこずは違う。

    知識ずは、
    頭に入っおいるだけでは足りない。

    必芁な時に、
    正しく䜿えなければならない。

    しかし゜クラテスは、
    ただ満足したせん。

    正しいだけでも、
    ただ足りないず蚀い始めるのです。

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    ④正解しおいおも、知っおいるずは限らない

    正しい刀断だけで十分なのか。

    ゜クラテスは、
    そこぞ疑いを向けたす。

    そしお裁刀を䟋に出したす。

    匁論家が、
    陪審員を説埗する。

    陪審員は、
    事件を実際に芋たわけではありたせん。

    それでも、
    正しい刀決ぞ至るこずがある。

    ぀たり、
    正しい結論は持っおいる。

    しかし、
    なぜそれが正しいのかを、
    自分の経隓ずしおは持っおいない。

    ここで、
    「正解」ず「知識」が分かれたす。

    勘で圓たる。

    人に蚀われた通りにしお成功する。

    説明はできない。

    それは、
    知識ずは少し違う。

    だからテアむテトスは、
    第䞉の答えを出したす。

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    ⑀最埌の答えは、かなり正しそうに芋えた

    「知識ずは、
    説明を䌎う真なる刀断である」

    テアむテトスは、
    慎重に蚀葉を遞ぶように答えたす。

    ぀たり、

    正しい。

    さらに、
    なぜそう蚀えるかを説明できる。

    それなら知識ではないか。

    これはかなり匷そうです。

    珟代でも、

    * 根拠を蚀えるか
    * 理由を説明できるか

    は重芁です。

    しかし゜クラテスは、
    ここでも止たりたせん。

    では、
    「説明」ずは䜕か。

    特城を述べるこずか。

    他ず区別するこずか。

    芁玠を分解するこずか。

    たずえば「癜」を説明しようずするず、
    い぀の間にか、
    「癜でないもの」ずの違いを䜿っお説明しおいる。

    ぀たり、
    説明しおいる぀もりで、
    別の理解に頌っおいる。

    怜蚎を続けるうちに、
    この「説明」自䜓が、
    どんどん難しくなっおいきたす。

    そしお最埌には、
    第䞉の答えも厩れおしたいたす。

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    ⑥答えに近づくほど、党郚厩れおいく

    『テアむテトス』では、
    䞉぀の答えが怜蚎されたした。

    ①知識感芚
    ②知識真なる刀断
    ③知識説明を䌎う真なる刀断

    どれも、
    最初はかなり正しく芋えたす。

    でも゜クラテスの問いに耐えられない。

    感芚だけでは、
    「同じ」や「違う」を説明できない。

    真なる刀断だけでは、
    たたたた圓たった堎合を説明できない。

    説明を足しおも、
    そもそも説明ずは䜕かが難しい。

    結局、
    答えは出たせん。

    でも、
    ここがこの䜜品の凄さです。

    プラトンは、

    「簡単に答えが出るず思うな」

    ず蚀っおいる。

    知識ずは、
    それほど難しい問題なのだず。

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    ⑊゜クラテスは、裁刀ぞ向かう

    察話の終わりで、
    テアむテトスは完党な答えを埗たせん。

    けれど、
    䜕も埗なかったわけでもありたせん。

    むしろ圌は、

    「分かっおいた぀もりだった」

    こずに気づき始めおいたす。

    ゜クラテスは、
    それを倱敗ずは芋たせん。

    間違った考えを出し、
    それを壊し、
    たた考える。

    その繰り返しこそ、
    哲孊だからです。

    若いテアむテトスは、
    たた考えるこずになりたす。

    そしお゜クラテスは、
    次の堎所ぞ向かう。

    裁刀です。

    「知識ずは䜕か」を問い続けた人間が、
    これから法廷で裁かれる。

    真理を求める人間が、
    䞖間で勝぀ずは限らない。

    それでも圌は、
    答えを捏造したせんでした。

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    【次の蚘事】

    【前回蚘事】

     
     
     

    ニコ

     
     
    やぁやぁ、ニコです( â€¢Ï‰â€¢àž…) 1日1蚘事朝7時ごろ曎新。 哲孊神話歎史の基瀎から1日1蚘事 ゆヌヌヌくり楜しんで 勉匷しおいきたしょう📚 映画アニメの元ネタたくさんあっお楜しいよ

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