
教科書を、一枚のアルバムにした。
明日、アルバムを出す。
「WORD WORLD 中学1年」という。 アーティスト名は、教科書レコード。
中学一年の英語の教科書がある。 一年かけて習う単語が、五百九十四語。
その五百九十四語を、全部、歌詞にした。 一語も足さず、一語も引かずに。
十二曲の物語と、 全語彙を六分に詰めた一曲。 あわせて十三曲。
きっかけは、単語帳だった。
覚えては忘れ、忘れては開き、 開くたびに一ページ目に戻る。 あれは学習ではなく、儀式だと思った。
歌なら、戻らない。 歌は前にしか進まない。
ひとつだけ、決めたことがある。
まだ習っていない単語は、使わない。
一年生の五月に聴く曲は、 五月までに習った言葉だけでできている。 三月の曲は、三月までの言葉だけで。
読めるから、続く。 それだけを信じて作った。
主人公はカイという少年で、 相棒は鳥で、 海辺で少女と出会う。
一曲目で不思議な光を聴き、 十二曲目の夜明けに、一語を書く。
BRAVE、と。
その間に、be動詞から助動詞canまでが、 物語の順番に並んでいる。
十三曲目は「千単文」という。
一年分の五百九十四語を、一曲で歌い切る。 約六分。
二年生の四百八十五語、三年生の四百十九語も、 それぞれ一曲ずつ、もうある。
三曲つづけて聴くと、およそ十九分。 その十九分に、 高校受験までに教科書に出てくる 千四百八十六語が、全部流れる。
十九分なら、付き合えると思った。
歌詞と日本語訳と、 どの教科書の何ページに対応するかは、 サイトで全部、無料で読める。
音源はApple Musicと各ストアで。九月十一日。
教科書を、音楽にする。 そういうレーベルを、ひとつ始めた。
▶ Apple Music https://music.apple.com/jp/album/word-world/6810198924
▶ 各ストアまとめ(Spotify / YouTube Music ほか) https://linkco.re/Q4d69aDD
▶ 歌詞・対訳・教科書対応表