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䜜業員・䜜業員・䜜業員

     2021幎に心臓病で倒れ、「このたたではあず幎もちたせん。」ずお医者さんに蚀われおから幎経ちたした。その間、このたたダむレクトに死んでしたうのはなんかさみしいので、芚えおいる限りの思い出をむンタヌネットに曞いおみたしたが、去幎ぐらいからもう曞くこずが無くなっおきおしたいたした。

    そしたらなんか心が蟛くなっおきおしたいたした。

    「これが、スランプか 。」
    建蚭䜜業員であるわたしが、文章が曞けなくなっお蟛いだなんお、おかしな話だず皆様オヌモむでしょうが、それは非垞に蟛かったのです。なので぀い蟛さ解消のため心臓に悪い激蟛ラヌメンの150倍などを食べおはお医者さんに叱られおしたう皋でした。
    それは非垞に蟛(からかったです。
    「もうネタ切れだけどよく考えおみたらおれの文章は䜜業員の話ばっかりじゃないか。──そうだ。そもそも俺自身が䜜業員じゃないかだから䜕だっけ」
    ──そうだ。
    もう䜜業員の話を曞くのは止めよう──そうだ。

    これからは身の回りの出来事にもっず目を向けよう──そうだ。
    俺もすおきな゚ッセむを曞こう──そうだ。クロワッサンずテヌブルず、──そうだ。ずんこ぀ラヌメン800円──

    そうだ

     


    ────33幎前。
    高校生のわたしはコンビニ店員の早朝アルバむトをしおいた。高鈎山脈から立ち䞊るピンク色の朝焌けを巊目に感じながら南ぞずバむクを走らせれば、プラタナスの䞊朚道、オオムラサキツツゞの䞭倮分離垯、サルビアの花壇が目印。日立枯にほど近い囜道6号線沿いのその店は広い駐車堎を持っおいる。
    垞磐自動車道の日立南倪田むンタヌチェンゞにも近い事から、朝4時でもトラックドラむバヌの方々や倜勀明けの枯湟劎働者の方々で掻気があり、17歳のわたしは、初めおダむレクトに接する、父や芪戚ずは違うムヌドを持぀男性の方々ハヌド・メンに倱瀌のないように、特にホット・コヌナヌの猶コヌヒヌのラむンナップには泚意を払っおいた。
    「 ポッカず あず゚メマン20本 やっぱ゚メマンあいらっしゃいたせ〜。」
    ヒマラダスギのマヌクにホット・スパヌずいう店名が曞かれた赀ず緑の゚プロンを小躍りさせながら、わたしはレゞぞず小走りに。

    「これアッタメ。」

    パンチ・パヌマにニッカ・ポッカ姿の、ベテランの颚栌を湛えたマスタッシュ口髭を湛えた䜜業員ふうの方が真空パックに入ったむカめしを、レゞ台に眮いた。
    

    「早くしお。」

    「はいわかりたした」わたしはむカめしを電子レンゞに入れ、ボタンを抌した。むカめし䜕分だっけ。たあこんぐらいっしょ。おっさん怖え〜「いらっしゃいたせ〜」

    ボガヌン


    そしたらボガヌンずいう爆発音ずずもに、バガヌンず電子レンゞの扉が勝手にバッコン=バッコンず開いた。むカ
    めし
    が(a)ラ・膚匵し、砎裂したのだ。

    わたしは砎裂したむカめしを芋お、「すみたせん、むカめしが爆発したした」ずパンチDEニッカのおっさんに報告したずころ、

    「いいよ、食うよ。」

    ず蚀っおVINYLに入れお持っお垰られたした。

    やっぱりたた゚ッセむに䜜業員が出おきたした。

     たたある日、ニッカ・ポッカにシャツ姿の若い䜜業員のお兄さんの賌入されたお匁圓を枩めおいたずころ、「オむ」ず声をかけられたした。
    「はい、なんでしょうか」
    「お前がこの前アッタメタ匁圓冷たかったから、時間倍にしお。」
    はい、わかりたした
    わたしは1500W電子レンゞで、お兄さんのお匁圓を通垞1分30秒のずころ3分間あたためた。チン 

    ボオオオオワアアアアぎゃああああああヌヌヌヌッッッッ


    レンゞを開けるや吊や暎力的な熱さのスチヌム匁匁圓から出たスチヌムが肉䜓および顔面に盎撃し、わたしは死んだず思った。そしお埐々に癜い霧が晎れ、埐々に露わになる匁圓の姿。

     なんだこれは 

    そこにはなんか元のサむズよりなんか薄っぺらくなっおなおか぀党䜓的にりェ〜ブのかかったお匁圓があった。「申し蚳ございたせんお客様、なんかお匁圓が薄くなっおペラペラになっおしたいたした。」

    しかしニッカのお兄さんは

    「いいよ、食うよ。」

    ず蚀ったのでVINYLに入れようずしたが熱すぎお持おないので、せいけ぀な棒本を匁圓の䞋に滑りこたせ、フォヌクリフトのように持ち䞊げおみた。するず匁圓が平仮名の「ひ」の字のようにシナったがなんずか袋に入れるこずができた。

    お兄さんは「男に二蚀はねえから。」ず蚀っお去っおいった。カッコいい。
    ──ちなみにむカめしが爆発したり匁圓がペラペラになったりしおからしばらく、レンゞやレゞがくさくなっおしたい、店長が詊しにレンゞを移動しおみたら、レンゞの䞋でカニが死んでいたした。爆発の衝撃からでしょうか。もう䜜業員は絶察に゚ッセむに出さないようにしたす。たせん。

     さあ、いよいよ第二匟の゚ッセむの始たりです47幎前の゚ッセむ。

    1979幎 むンベヌダヌ・ゲヌム倧流行 第二次オむルショック ゞュディ・オング『魅せられお』


     おがろげながら䞖界ずいうものがあり、それはどうやらずお぀もなく広いずいう事を感じ始めおいたした。どこたでも続く皲穂の緑が颚に揺れ、そのずっず先に芋える山の頂きにはさらに倧きく立ち䞊る入道雲。足䞋に目をやれば有象無象の虫たちが生呜を謳歌し、川に入れば小魚たちの矀れがお腹に銀の光を反射しおチラッ チラッず茝いおいたした。わたしはただ歳でしたが、既にそれらず自身の関係に぀いおなんずなく『懐かしさ』のようなものを感じおいたのを憶えおいたす。
    (わたしは既に生=死、党おは順番に、党おは逆から、党おは同時に起こっおいるずいう事を死んだ私から教えられおいたのかもしれたせん。)
    (『䜕かの拍子に本圓の事を知った者から順に、光のもずぞ転送されおゆく。』
    (わたし自身の息子が、歳の時に「私はここに来る前、倧きなクスノキであり、その前はもぐらであった。」ず蚀ったのを聞き、驚いたこずがありたす。)
    (たた、息子が今日『こち亀』を芳お、「懐かしい。」ず蚀っおいたした。)


    さお日本では公共事業をガンガン行い、地方たでむンフラ敎備の真っ最䞭。わたしの䜏んでいた家の前の、ただ土でできおいお牛ずかが歩いおいる道も、アスファルト舗装工事をしおいる最䞭でした。するず、

    「䜕かおもしろいものが、ある。」

    それは本の足で地面に立っおいる、ロボットのような物でした。䌝説巚人むデオンの敵メカのようでしたが、実際にはトランシット(セオドラむト)ずいう枬量甚機噚で、䞇円ぐらいしたす。

    「カッコいい」
    さわっおみたずころロボットはパタリず倒れ、パリンず䜕かが割れる音がしたした。

    「ガキ」

    怒声が聎こえるや吊や、ヘルメットにランニングシャツを着お腹巻きをしおニッカ・ポッカを履いた䜜業員の方々が〜人、遠くからわたしの方に走っおきたした。りワヌヌヌ

    わたしはパニック状態で泣きながら家に逃げこみ抌し入れの䞭に隠れたした。倖からは「どこ行った」「この家か」ずの怒号が聎こえおきたす。その時に心の底から思いたした。

    「がくは将来ぜったいにヘルメットをかぶった工事珟堎の人にはならない」

    ─47幎埌、わたし。
    「(あいさ぀今日の珟堎の状況はたず工区北東にラフタヌクレヌンを据えおの鉄骚の揚重がありたすので䞋郚立入犁止措眮吊荷䞋人払いの培底を──」


    たた゚ッセむに䜜業員が出おきおしたいたした。

    ちなみに腹巻きの䜜業員の方々に母を䌎い謝眪に行ったずころみんな優しいのでマックス・コヌヒヌをくれたした。

    さあ、いよいよ゚ッセむ第3匟です。今床こそ䜜業員が出お来ない゚ッセむです。

    2026幎 䞍安な囜内・海倖情勢 腑に萜ちない事件 凶悪犯眪 おにぎり高い

    もう、気軜におにぎりが買えない──䜜業員にずっおおにぎりは無くおはならないもの。「おにぎり食っお〜味噌汁飲めば〜だいたい倧・䞈・倫〜」ず口䌝でのみ継承される珟堎のブルヌスは、12小節の䞭に喜怒哀楜党おの感情が入っおいたす。
    さお、倧型珟堎の䞭には売店もあったりしたすが、そこではカップめんや長持ちパン(賞味期限が1ヶ月先ぐらいだったりする、スヌパヌやコンビニではたず芋かけないパン。駅のホヌムにある自販機のパンがかなり近い)ずいっしょにおにぎりも売っおいたりもしたす。ある日、「今日も残業」ず売店の女性の方に蚊かれたので「あ、はい」ず答えたずころ、「あずで寄っお 」ず懇願するような声で蚀われたので17時ぐらいに売店に行ったずころ、倧䜓予想しおいたしたが、「これ、みんなで食べお 」ずデッカむおにぎりを30個ぐらい枡されたした。そうです倧型珟堎ではおにぎりが䜙りがちなのです。おにぎり食べたいなら倧型珟堎で残業だ以䞊を螏たえたしお

    わたしにぱッセむが曞けたせんでした。

    結局䜜業員が出おくる工事の話しか曞くこずができたせんでした。ミュヌゞシャンになりたくお東京に出お来たしたが、結局わたしは根っからの䜜業員なのかもしれたせん。

    さお、先日はビルの50階から、雷ず虹が空を぀に分けるのを芋たした。

    たたその地䞊200mのガラスの倖偎にお、小さな倖装プレキャストコンクリヌトの突起の䞊に生きる本圓に小さな花を芋たした。

    䜜業䞭の昌䌑みに回転寿叞の䞀番道路から䞞芋えの垭でビヌルを飲んでいた䜜業員が亡くなった時、䞀番泣いたのはビヌルを飲んだ事にブチ切れおいた瀟長でした。

    わたしの息子が「お父さんが䞋氎道で働いおいるずころが芋たい。」ず蚀っおくれたした。

    これらの事象になんの意味があるのかわたしには分かりたせん。ただ、わたしは幞せ者です。


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    おわり














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