
茹でない白玉の生地を、蒸しきゅうりで
「暑すぎるから、あんまりお米を食べたくなくて」
ーあの人はそう言いながら、上新粉と豆腐を混ぜて白玉をせっせと作っていく。
白玉を茹でるために沸騰させている鍋から、煙のようにもくもく蒸気が上がっているのが熱そう。
そんな光景を目の端にやりながら、わたしはとあることを決めていた。

きゅうりがたくさん採れてきたし
とろとろになるまで蒸して、玄米粉と一緒に白玉の生地にしてみよう。
そう思いついた頃には、朝のひと蒸しの流れで、きゅうりをそのまま蒸しプレートにのせて、
ついでに玉ねぎも白玉に、と蒸し調理をはじめる。
玉ねぎ:1個
きゅうり:1本

とりあえず手元にある野菜や
乾燥豆などを一気にまとめて
蒸し調理で下ごしらえ。
それぞれ蒸せた順に引き上げて
違うおかずになっていきます。

【フライパン+蒸しプレート】の低温蒸し
の基本などは
こちらの記事にて
中までゼリーのようになり、すっとさせるようになったら

透き通って、つかめなくなるぐらいになったら

皮むきがラクに
※切らずに丸ごと、が基本ですが
あまりに大きくて入らない(蓋が閉まらない)場合は
半分にカット→断面を上にして置いて
蒸し進めると◎
どちらも引き上げて、
あとはペーストに。


手で皮をつるんと。
(皮の活用はこちらの動画にて)

できたら、それぞれ
ペースト:大さじ3
玄米粉:大さじ6~
塩:少々
を混ぜて、白玉っぽい形にしていく準備を。

蒸しきゅうりペースト:大さじ3
塩:少々

蒸し玉ねぎペースト:大さじ3
塩:少々
よく混ぜ合わせて、「手にちょっとつくけど、丸められる」ぐらいの固さに調整して、冷えてもカチコチにならない生地に仕上げていく。

丸めたら、茹でる代わりに
蒸して仕上げ。
生地が水っぽくならないのと、ずっとコンロについてなくてもいい手軽さゆえに、こうするのがお気に入りの方法。

クッキングシートなどに、生地をくっつかないように並べて、蒸しプレートの上に。

野菜を蒸すのと同じ要領で20~30分ぐらい、生地の中まで火が通って、表面がつるんとするまで、いろいろしている間に蒸しておく。

蒸し上がったらシートごと引き上げて、冷めるまで少しおやすみ。

生地の中に蒸しきゅうり・蒸し玉ねぎ
を入れたことを
すっかり忘れてしまうほど
そのままでも実は
蒸し野菜のおかげで、ほんのり旨味・甘みのある白玉になっているけれど、せっかくなので色々なソースと合わせて楽しみたいところ。

まずは王道の、
甘じょっぱいみたらしのタレ。
すべての材料を鍋に入れてよく混ぜ、じわじわ加熱させてとろみをつける。

みりんシロップ(後述):小さじ2~
本葛粉(粉末):小さじ1~
醤油:小さじ1/2~

甘じょっぱさとツヤがたまらない
お次は、真っ黒で深い甘みの黒ごまソース。
材料をとにかく混ぜるだけで完成。(なめらかさ・甘みはお好みで)

みりんシロップ(後述):小さじ2~
(水:適宜)

もったり濃厚な黒ごまと
みりんシロップの深い甘みが贅沢。
【みりんシロップ】は、本みりんを【半分の量になる(少しとろみがつく)まで煮詰めて】作ったものを日頃ストックしているので、そちらを使用:
- 私の場合は、10℃前後の室内で常温保存。
- 固まったら、湯煎で溶かして使用。
※加熱加減や保存容器の種類など、諸々の条件によって甘さ・固まり具合・溶け具合などが変わるので、何度か試す中で、ご自身の中でベストなものを見つけてみてください😊
最後は、味噌香るピーナッツソース。
黒ごまのと同じく混ぜるだけで、好みのなめらかさと塩気に調整して仕上げ。

ピーナッツバター(100%ピーナッツタイプ):小さじ2~
味噌:小さじ1/2~

ピーナッツ×味噌の組み合わせが
なんともぴったり。
残りの、蒸し玉ねぎの白玉にはきな粉を。

余ったソースを色々つけて
楽しみました。
あの日、
汗をかきながら、たくさん白玉を茹でていたあの人も、
見ても食べても、言われても、蒸しきゅうりや蒸し玉ねぎが入っていることに、気づいていなかった。

作った私本人でさえも、中に何を入れたか忘れるほどだけれど、
「これまでの白玉とは、なんか違うな」と思うのは確かにあるー
きっとその "いい意味での違和感" は、食べた時の味わい深さと、食べた後の心身の満足感なんだろう。
そんな、蒸し野菜の魅力を再認識した、夏の一皿記録でした。
この記事は「動画になれなかったごはん・おやつたち」の記録のひとつ。
Instagramのストーリーズで流しては消えていた、ちょっとしたごはんやおやつを、ここにまとめています。
わたし流、低温蒸しの基本などについて:
わたしが日々、ごはん・おやつを作る習慣・流れ:
あいり