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🌱なおはるnote 第475話 季節に逆らわない食べ方 のススメ

    米が高いですよね。ここは食材よりもどう食べるかを考える必要があると感じます。

    まず気づいたのは
    冬にザルそばを食べるという合理性でした。

    そばそのものは安い。
    麺だけなら一袋20円〜50円ほどです。
    なのに、スーパーのザルそばは高く、
    そば屋のザルそばはさらに高いですよね。

    理由ははっきりしています。
    それは「そばの値段」ではなく、
    一度熱したものを、もう一度冷やす工程にある。

    冷却には、人件費も水も氷も電気も使う。
    夏場なら、氷や冷却設備まで必要になる。

    つまり、私たちは麺を食べているようで、
    実際には冷やすコストを食べている。

    ところが冬は違います。

    湯がいて、水道水で締めるだけで、
    自然に冷える。

    余計なエネルギーも、
    特別な設備もいらない。

    同じ理屈で言えば、
    冷麺も、そうめんも、まったく同じです。

    冷たい麺は「夏の食べ物」だと
    私たちは思い込んでいますが、
    実際には、
    夏に食べるほうがよほど非合理でした。

    確かに、夏に食べたい気持ちはわかるけど
    無駄という名の贅沢なのかもしれない。

    ―― ここで一歩進めて考えます。

    では夏には、何を食べたらいいのか。

    気温が40度近い中で、
    麺を食べるためだけに
    鍋いっぱいの熱湯を沸かすのはムダ。

    私は、焼きそばが良いと思う。
    大量の湯を沸かさない。
    熱を無駄に捨てない。
    最小限の火で、さっと作る。

    夏は冷やさない。
    大量の熱湯を沸かさない。

    百歩譲ってインスタントラーメン。
    ザルそば、そうめん、冷麺ではない。

    冬は自然に冷やし、
    夏はムダな熱を避ける。

    高い・安いの話ではなく、
    結局のところこれは、
    自然と喧嘩しているか、していないかの
    ポリシーの話なんだと思います。

    冬にザルそば。冷麺。そうめん。
    夏は焼きそば。

    ――さらにもう一歩考えてみます。

    今では、ご飯を炊いて、食べたあとの残りは、
    保温するか冷凍して、電子レンジで温め直す。
    それが当たり前になりました。

    けれど、子どもの頃は違いました。
    風通しの良い場所にご飯はザルなどに入れ保管。
    冷えたご飯を次の日、お茶漬けで食べたものです。

    もちろん、すべてを昔に戻す必要はありません。
    ただ、ムダなエネルギーを使い過ぎではないのか。


    夏に冷たい麺を食べるために氷を使い冷却し
    冬には大量の熱湯を沸かす。

    ご飯も麺も、
    「そのまま受け入れる」という選択肢を、
    私たちは少し忘れてしまったのかもしれません。

    夏は無駄に熱さない。
    冬は自然に冷やす。
    冷やご飯をお茶漬けにして食べる。

    それは節約でも我慢でもなく、
    やらなくていいことを、わざわざやらない
    ポリシーの話です。

    なーんてな。

    ⸻

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    #無駄という名の贅沢 #静かな思索

     
     
    60代。妻が遺した5匹の猫と、縁あって集めた古い貸家たち。共に年を重ねた「預かりもの」を静かに見守り、完結させることが今の私の仕事です。妻を亡くし、ここからが自分の後半の人生。日々のとりとめもない思索を、等身大の言葉で「なおはるノート」に書き留めていきます。

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