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電話に出るのが苦手すぎて、知らない番号は99%出ない私

    着信音が鳴った瞬間、私の心拍数が跳ね上がる。
    これは恋なのか……?
    いや、絶対違う。

    私は仕事の通話があまり得意ではない。
    いや、あまりどころではない。できれば出たくない。
    電話も通話も、できることなら文字で済ませたい。

    もちろん仕事の場合はちゃんと出る。
    出るのだけれど、心の中では毎回
    「うわ、来た」
    と思っている。

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    知らない番号は99%出ない

    できれば今日も平和にチャットだけで生きていたい。

    いきなり通話が来ると、かなり身構える

    はじめに断っておくと、プライベートで趣味の集まりの通話は全然平気である。
    むしろ楽しい。
    つまり私は、通話そのものが全部だめというわけではない。

    私が苦手意識を持っている電話や通話は、相手の出方が分からない場合だ。

    文字なら、相手が何を言っているのか一回で分からなくても読み返せる。
    でも通話はそれができない。
    しかも相手がどういうテンションで来るのか、出るまで全く分からない。

    全ての電話や通話を録音したいとすら思う。

    ちなみに、これは仕事に限った話ではない。
    プライベートでも、知らない番号から電話がかかってきたら、まず出ない。

    先に番号を検索する。

    今では、情報漏洩や迷惑電話が日常茶飯事の日本では、わりとあるあるなハックだと思う。
    でも私はこれを、携帯電話を持ち始めた頃からずっとやっている。
    筋金入りである。

    今のスマホにある、電話帳に登録している番号以外はまず留守電につながる設定。
    あれは本当に素晴らしい。

    あの安心感はすごい。
    文明の勝利である。

    勿論、こちらに合わせて穏やかに要点を整理して話してくれる人もいる。
    こういう人は本当にありがたい。
    だが世の中には、電話が得意すぎるのか、最初から最後まで一方的にバーッとしゃべってくる人もいる。

    偏見かもしれないが、いる。
    かなりいる。

    自分の兄がまさにそういうタイプなので、本当に嫌になる。
    だから兄からの電話は、よっぽどのことがない限り出ない。
    むしろ、よっぽどのことなら電話に出なかった場合、何かしらのメッセージアプリで内容を送ってくるだろう、とすら思っている。

    私の兄なら、私と連絡を取りたいならそれくらいしなさいよ、とすら思う。
    我ながら、傲慢で自分勝手な思考である。

    でも、それくらい電話で一方的に話されるのが苦手なのである。

    あのタイプに当たると、私は高確率で情報処理が追いつかなくなる。

    一方的にしゃべられると、頭の中が大渋滞する

    一方的にバーッとしゃべられると、私はまず
    「今なんの話だっけ」
    となる。

    さらに、

    • 相手が何を言っているのか把握する

    • それに対して自分は何を返すべきか考える

    • さっき自分が話そうと思っていたことを思い出す

    • 次に何を確認するべきか整理する

    が、全部同時に発生する。

    頭の中で情報が大渋滞を起こしている。

    いや、大渋滞どころではない。
    情報の玉突き事故である。

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    一方的にしゃべられると、頭の中が玉突き事故

    しかも通話は待ってくれない。
    相手は当然のように話を進めていく。
    私はその横で、脳内の交通整理係を一人でやらされている気分になる。

    時々、自分が何を話そうとしていたのかも分からなくなるし、相手が何を話していたのかも途中で分からなくなる。

    もうだいぶ終わっている。

    自信があること以外は、かなり危ない

    いきなり通話で質問される時もきつい。

    自信があることならまだいい。
    でも、少しでも曖昧なことだったり、今すぐ思い出せないことだったりすると、かなりの確率で頭が真っ白になる。

    「あれ、それなんだっけ」
    となる。

    その時点で、手元では元ネタの大捜索が始まる。
    その情報どこかで見たわ……と思いながら、直近で触ったファイルや資料を大急ぎで探し出す。

    しかも焦る。
    焦るとさらに思い出せない。
    負の連鎖である。

    世の中には電話口で
    「はい、それですね、3点ありまして〜」
    みたいに即座に整理して返せる人がいる。
    あれは本当にすごい。
    私はああいう人を見ると、同じ人類と思えない。

    もし私の前に、願いを3つまで叶えてくれる魔人が現れたら、願いの1つはたぶん
    自他問わず、あらゆる疑問に答えられる頭脳が欲しい
    になると思う。

    もともと知識欲というか、知的好奇心が強いタイプなので、『仮面ライダーW』で左翔太郎の相棒・フィリップが入れる「地球の本棚」、あれに私も入りたい。

    さぁ、検索を始めよう。

    文字なら、まだ正気でいられる

    その代わり、文章で相手に伝えることは比較的得意な方だと思う。

    文字なら一回止まれる。
    読み返せる。
    考えられる。
    言い方も整えられる。
    自分の認識がズレていないかも確認できる。

    だから私は、自分の意図をちゃんと伝えたい時ほど、なるべく文字にしたい。

    文字の方がメリットもある。
    全部記録に残るので、言った言わないが発生しにくい。
    電話や通話の場合、仕事では相手に一度
    「今通話よろしいですか」
    と確認が必要な場面も多いけれど、チャットならそれが不要だ。
    仕事で使うチャットアプリなら、相手が読んだかどうかも一目で分かる。

    もちろん、通話の方がニュアンスが伝わりやすいことや、まったく新しいことを説明する時に意思疎通しやすいのも理解している。
    なので、そういう時は自分も覚悟を決めて通話に臨む。

    でも、チャットで確認できるなら、その方がずっとありがたい。
    相手も読み返せるし、自分も落ち着いて伝えられる。

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    文字なら、まだ正気でいられる

    要するに私は、会話が苦手というより、その場で整理しながら話すのが苦手なのだと思う。

    本当はその場でスラスラ答えられたらかっこいいのだろうけれど、私にはそっちの方が危険だ。
    分かったふりをして進める方が、よほどまずい。

    苦手だからこそ、確認するようになった

    以前も記事にした通り、私は器用ではない。

    相手の話を聞きながら、その場でタイピングして、さらに内容も理解して、みたいなことはできない。
    だから、リモート会議の時でも手元にメモ帳を置いて、紙にメモを取ることが多い。

    あとからそれを見返して、

    • 相手は何を言っていたのか

    • 自分にはどんなタスクが振られたのか

    • 相手が本当に望んでいることは何なのか

    を整理する。

    ただ、そのメモも時々、自分で何を書いたのか分からない。

    メモの汚さは、自分の理解度に比例する。
    自分の中で話を聞きながら何となく理解できた場合は、割と整理されたメモになっている。
    でも、そうでない場合は、キーワードを片っ端から書き留めるので、情報量が多すぎて後から見てもだいぶ厳しい。

    そんなノートを見返していると、魔法陣グルグルのさっぱり妖精とドサクサ妖精が、扇子と大根を持って踊り出しそうになる。

    そんな情報過多になったノートを見返しながら、自分がやるべきことを整理していく。

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    メモの汚さは、理解度に比例する

    最初から100%理解して動くというより、30%くらい理解したところで一回確認する。
    たぶん私は、そのやり方でなんとかここまで生き抜いてきた。

    電話は苦手。でも、テレオペの経験がある

    ここは自分でも少し不思議なのだけれど、私は電話や通話が苦手なくせに、学生の頃、一時期テレオペの仕事をしていた。

    仕事内容は、お客さんから
    「インターネットに接続できなくなった」
    と問い合わせがあった時の設定案内だ。

    お客さんに、自宅のネット回線の接続キーが書かれた紙を手元に用意してもらう。
    まだ光回線がそこまで主流ではない時代で、当時働いていたプロバイダのお客さんはほとんどがADSLやCATVだったので、まずは自宅につないだモデムを再起動してもらう。
    それでも改善しない場合は、モデムを初期化したあと、モデムとPCを有線でつなぎ、IPアドレスからモデムの設定画面に入ってもらって、接続設定を口頭で案内する。

    もちろん、モデムと言っても何のことか分からない人は多い。
    なので、
    「黒いお弁当箱くらいの大きさの機器です」
    と案内する。
    そうすると、たいてい分かってもらえた。

    ここまで読んで、20年前くらいのインターネット接続設定を経験したことがある人なら、なんとなく分かると思う。
    でも今の時代だと、たぶん
    「何の話をしてるんだ?」
    だと思う。

    今は、自宅の光コンセントにONUという機器をつないで、かなり簡単にネット回線が使えるようになった。
    Wi-FiもIDとPWさえあればボタンひとつでつながることが多い。
    だから、こういう電話案内の仕事自体、昔よりかなり減っているのかもしれない。

    今だと、PCがネットにつながらない時は、まずスマホで調べて、それでも分からない時はAIの自動QAを経由して、それでもだめならやっとオペレーター、みたいな長い道のりを歩かされる気がする。

    さながら自宅内情シス。PCの設定は得意だった

    そんな私は、子どもの頃からPCがある家庭に生まれたので、PC周りの設定にはあまり抵抗がない。
    父親が持っていたWindows 95や98の時代のPCを借りて、よくお絵描きしたものである。
    今でも、一番使いやすいWindowsのOSは2000かXPだと思っている。

    実際、実家を出てからインターネット接続やPCに関する設定は、ほぼ全部自分でやってきた。
    夫のPCが不調になれば、簡単なものならすぐ直すし、少し複雑だったり、あまり見ない事象ならネットの情報を見たり、今ならChatGPTに確認しながら設定をいじる。

    ゲームにMODを入れて遊びたいと言われれば、MOD管理ツールの環境構築をしたこともある。
    私が『ザ・シムズ』をMOD入りで遊んでいた頃は、ゲームのディレクトリに直接MODを突っ込んでは、MOD同士の相性の問題でたびたびゲームの挙動を怪しくさせていたのに、今は便利で管理もしやすくなったものだなと思いながら、ネットに転がっている手順を見て作業したりもする。

    さながら自宅内情シスである。

    これだけどこでもWi-Fiがつながる時代だけれど、インターネット通信は有線の方が安定するので、メインPCは今でも有線接続だ。
    そしてデスクトップ派でもある。

    そんな私だからか、自信があるネット接続のことについては、電話でもそこまでパニックになりにくかった。

    もちろん、困ったお客様は少ないながらいた。
    そういう時は、相手を何とかいさめつつ、こちらの指示に従ってもらえるよう案内する。

    ネットにつながらないから電話してるのに、私に愚痴や文句を言っていても始まらないので、内心では
    「さっさと再設定しようぜ」
    と思いながら、表向きは丁寧に謝罪していた。

    そういう場面では普通に精神を削られた。
    でも仕事内容によるのか、今でいうカスハラみたいなことは、当時はそこまでなかったように思う。

    たいていのお客さんは、
    「ネットがつながらないんだけど〜」
    くらいの、比較的穏やかな滑り出しだった。

    結局、勤務時間が合わなくて1年ほどで辞めた。
    でも、光回線が出始めた時代にダイヤルアップの設定を聞かれたこともあり、それは仲間内でもいわゆるレア案件だった。
    それはそれで、ちょっと面白い思い出でもある。

    とはいえ、もう一回やりたいかと聞かれたら、まあ遠慮しておくと思う。

    おわりに

    通話が苦手すぎて、できれば電話にも出たくない。

    これは本音だ。

    でも、その苦手さがあるからこそ、自分なりに確認する癖や、文字で整理するやり方が身についたのかもしれない。

    できる人のやり方はできない。
    でも、自分に合う進め方を探せば、苦手があってもなんとか回る。

    とはいえ、できれば明日も電話はかかってきてほしくない。
    それはそれ、これはこれである。


    追記(2026年7月)
    面談や電話が苦手な私が、どうやって戦ってきたか記事にしました。


    この記事は、マガジン「内向型人間の処世術」の一本です。内向型の生き方・働き方の記事をまとめています。

    このnoteでは、40代の会社員が副業・物販・AI・フリーランスについて試行錯誤しているリアルを書いていきます。
    Xでも日々の気づきを発信しています → @mikumo_ebay

     
     
    本業ITエンジニア、副業でeBay輸出とAI活用の40代会社員 「会社に人生の主導権を握られすぎない」ために、固定費を増やさず生活設計を見ながら選択肢を増やしていく過程を記録中 人生逆転より、本業がなくなっても詰まない状態づくり 頭の中で自分と自分が喋ってる人。AIが壁打ち相手

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