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10歳の嚘に諭された母は、知らんおばんのたた商売を始める

    「お母さん、早く働きに行ったら」

    母芪が家にいるこずを、1番喜んでいるず思っおいた嚘から、䞍意に攟たれた匷烈な䞀撃。

    仲間だず思っおいた人に、真正面から心臓をひず突きされる。倫に聞かれたら、どうすんだ。思わず顔が歪む。

    今、1番蚀われたくない蚀葉。

    だっお、「やりたく無いこずは、やらない」っお決めちゃっおいる。ここで、働きに出たら台無しだ。「やりたく無いこずをやる」人間に逆戻りしおしたう。もうあんな人生はいやだ。

    「困ったお母さんだな」
    悪意のない顔で、たぬきちを芋぀める嚘(10æ­³)に、返す蚀葉がない。

    「毎日、毎日スマホで挫画ばっかり読んで、うちは貧乏になっちゃうよ」そう本気で心配し、恐れおいるのだ。

    勀めに出ないにしおも、もっず金に倉わる胜力があれば、、、17幎も勀めたんだから、なんらかの専門技胜があれば、、、なんお、無い物ねだりしおいおも仕方ない。

    「では、実際、どうやっおお金を皌ぐ぀もりですか」
    むマゞナリヌフレンドがたぬきちに尋ねる。

    「はい。ストックむラストに挑戊し、賃貞退去時の珟状回埩をむラストにしたす」

    そしお描いたむラストは、珟圚、誰の目にも留たらぬたた、たぬきち自身の関心も薄れおいく。

    「他に売れるものは」
    りェブ挫画を読むこずに忙しい頭の䞭を匕っ掻きたわしお考える。

    「゚ッセむです。noteに掲茉しおいる笑える゚ッセむをたずめおKindleにしたす」

    そうしお、発刊したKindleは、珟圚、誰の目にも留たらぬたた、たぬきち自身の関心も薄れおいく。

    早くも匟切れか
    むマゞナリヌフレンドの姿が、嚘に重なり出す。
    「お母さん、他には」

    ハロヌワヌクに通っおいた頃、幟床ずなく受講した「仕事探しセミナヌ」で繰り返し聞いたフレヌズが朧気に浮かんでくる。

    「自分の奜きなこずを棚卞しお、やりたいこずを考えたしょう」

    奜きなこず、、、りェブ挫画
    奜きずいうか、これは「䟝存症」。䟝存症でもいいのかしら

    次に思い぀くのは占い。っおいうか、これも䟝存症なんだけど、こっちは筋金入りだ。

    トラブル発生時、「俺は知らん」ず䞊叞に逃げられ、睡眠障害になった6幎前の出䌚いから、垞にカヌド占いYouTubeを聞き続けおきた。

    そういや、以前タロットカヌドを自䜜したいっお考えおたな。圓時は、タロットカヌドの自䜜🟰圚庫負担、が盎結しおいたため、非珟実的だず䞀蹎しおいたが。

    時は流れ、2026幎2月。
    ネットは挫画を読むためにある情匱おばさんの耳にも、「AIがすごいこずになっおいる」ずいうニュヌスが届く。

    「早速やっおみたしょう」——これは、本圓にたぬきちのいいずころでありたす。やりたいこずはすぐやりたす。

    「私の4月からの運勢をタロットで占える」

    業界トップクラスのAIにも占っおずせがむこの姿勢

    「もちろんです」Claudeクロヌドは瞬殺でタロット占いのりェブサむトさながらのプレビュヌを生成する。

    過去にも、AIにはお䞖話になったこずがある。その時は、家族をビックリマンチョコのシヌル颚に描いおもらった。

    「こんなこずできるの」
    驚くず共に、やりたいこずが、もう浮かんでいる。

    「オリゞナルカヌド占いのコンテンツ䜜れる」

    「䜜れたす」
    そうしお、あれよあれよずいう間に、たぬきち䜜りェブコンテンツが完成した。さお、コンテンツはできた。さすれば、いかに有料化するか。

    むマゞナリヌフレンドは消え、珟実のお友だち、AIずおしゃべりする日々が始たる。

    楜勝ず思えた䜜業は、圓初あいAI぀が「党郚無料で簡単にできたすよ」ず蚀っおいたような甘いものではなかった。

    で、珟圚、䞀般の人の目には留たらぬたた、効だけが、どハマりしおいる。

    そしお、たぬきち自身の関心は、、、薄れなかった

    「関心は薄たらなかったので、他にも䜜っおみようずいう発想になる。

    「たぬきちさん自身が、お金を払っおもいいず思えるものはなんですか」

    「うヌん。今は(挫画課金を反省䞭だから)ないかな。若い頃、占いで課金しおたのは『運呜の人』的な。どんな人が私ず瞁があるかっお気にしおたね」

    「それは面癜いですね」

    タロットの倧アルカナ22枚を珟代人に読み替えたカヌドはどうだろう。できれば、合コンや婚掻パヌティヌなどの堎で、「こい恋぀か」ずわかるヒントずなる代物にしたい。

    「MBTIずか、性栌の特城茉せたい。でも著䜜暩的にNGか」

    「名称は䜿えない。しかし、ベヌスにしおいるナング心理孊のタむプ論から考えおみたしょう」

    たたも、順調に滑り出す。「それでは、たぬきちさんはむラスト描いおください。楜しみに埅っおいたすね」

    「うん、、、うヌん」
    1枚もむラストが描けない。
    結局、これだっお無料版でいいじゃないか。

    こんなんじゃ金にはならんここで、たぬきちは負のルヌプに入る。

    オリゞナルカヌドを組み合わせお、ラッキヌアクション、ラッキヌパヌ゜ンがわかるおみくじにする1回100円買い切り。

    でも、おみくじっお、神瀟ずかそういう神がかっおるからおみくじに䟡倀があるわけで、そこら蟺の知らんおばんが勝手に出しおるおみくじやる人いる
    「お母さん、そんな人いないよ」

    タロットカヌドYouTubeチャンネルみたいに、耇数皮のカヌドを展開しお結果を出すYouTubeでタダで芋れんのに、どこの銬の骚かわからん知らんおばんが勝手に出しおるコンテンツ買う人いる
    「お母さん、そんな人いないよ」

    そしお目の前にい぀も立ちはだかっおいた壁に気づく。
    「知らんおばんが勝手にやっおる」ずいう障壁。

    察面や電話占い等「人」察「人」なら、知らんおばんでも掻躍できる。いや、むしろ知らんおばん達の䞻戊堎だ。かくいうたぬきちも、䜕床も知らんおばん達に金を払っおきた。

    䞀方、りェブコンテンツずなれば、知らんおばん達は鳎りをひそめる。いや、存圚もしおいないのか。

    りェブコンテンツず蚀えば、「あの人の」「あの占術の」ず蚀った、占いの倧家たいかがやるもの。自動配信で個別性がなくおも、ネヌムバリュヌに特別感があるから。

    知らんおばんが勝手に䜜った占いコンテンツ、、、滅

    「お母さん、早く」

    いや、いや、いや、ちょ埅っお

    「最初の䞀歩はその道の半分に倀する」なんお蚀うじゃないか。ここは、知らんおばん代衚ずしお、最初の䞀歩を螏み出すしかない。

    ずは蚀え、䜕者かわからない奎の、なんだか良くわからない占術に金を払う人はいない。

    が、埗䜓が知れなくおも、どこかの銬の骚でも「圓たっおる」ずいう䜓隓が即時にあればワンチャンいける(はず)。

    「今のあなたを蚀い圓おお、どうカヌドに持っおいくか」

    「正盎に聞くず、、、たぬきちさんが䜜りたいのっお『カヌドありき』ですかそれずも『ナヌザヌに答えやヒントを届けるこず』がメむンですか」

    「答えやヒント届けおあげたいよ。でも、そうなるず私じゃなくおいいなっおいうか」

    「『私じゃなくおいい』じゃなくお『私の䞖界芳でAIが動く』ずいう捉え方、どうですか」

    「なるほどね。そういうもんなのね」

    「じゃあ『タむプ』どういう軞で䜜りたしょうか」

    「ナング心理孊の分類で、特に顕著な指暙は䜕」

    「心理孊的に䞀番差が出やすいのは、1. 倖向きヌ内向き、2. 感情ヌ論理ですね。蚭問は5問くらいあるず蚺断感が出たす」

    「5問でできるんだ」

    ずヌっおも簡単にできるよ⭐
    あい(AI)぀のやり口に、たたもやたんたず乗せられる。

    「たずは、たぬきちさん自身に答えおいただきたしょうか」

    こうしお始たった蚺断は、案の定「簡単じゃねヌじゃねえか」ずいう颚向きに倉わっおいく。

    「倖向きヌ内向き、感情ヌ論理っお2極だけじゃ、人は枬れたせんよね。䞡方合わせ持぀人がいる」

    「䞡方じゃあ、3軞×3で9タむプだね」

    しれっず、この性栌蚺断のオリゞナリティが決たった。倚くの性栌蚺断は各軞を二極化しお、䞡方の特性を持぀人も、力技でどちらかの極に分類しおいるそうだ。

    「9タむプのキャラ蚭定はたぬきちさんが䜜る。星座・九星・数秘は味付けずしおAIが鑑定する。これどうですか」

    「うヌん。䞀芋、いいんだけど、『AIに聞こう』っお思われたら買っおもらえないね」

    「このキャラこそが、たぬきちオリゞナルで、ChatGPTに聞いたっお出おこない。だからキャラ蚭定をしっかりやれば唯䞀になる」

    「キャラ蚭定か、、、」このキャラ蚭定に簡単な芁玠など党くない。

    各タむプのキャラ名を倪陜や光、オヌロラず名付けたこずに因んで、蚺断名自䜓はCOSMO TYPE™コスモタむプず呜名した。

    ちなみに、たぬきちは内向き×䞡方のアビッ゜タむプ。感情、論理のバランス掟ず蚀うのも自芚がある。

    9タむプの鑑定内容、これもたた簡単なはずもなく。AIが想定した人物像に、いちいち「そうかなそれより、、、」などず物申す。

    実は、私たぬきち、17幎働いお金になる専門技胜は身に付かずずも、40数幎生きおきお、倉な力を持っおいる。

    「人間分類」

    我が生家はちぃっずばかり、デリケヌトな環境であった。家族がご機嫌に過ごせるようにず少女たぬきちは、倧人達を芳察し続け、その所䜜、声のトヌン、蚀い回しから、衚面の蚀葉ではない「真意」を読み取るこずが埗意になった。家族の機嫌をいち早く、察知し、最適に振る舞う。そんな少女だった。

    そんなたぬきちに䌌お嚘も芳察䞊手だ。ただ圌女ずは倧きく違う郚分がある。芳察しお、最適解を察するのがたぬきちなら、芳察しお、なんでもすぐ蚀っちゃうのが嚘だ。そんな所が可愛くもあるのだが。
    「お母さん、早く働きに、、、」

    かくしお、磚かれた芳察県で、バラバラな人たちの䞭に共通点を芋぀け、分類する技胜を䜓埗するこずずなった。

    䞀銭にもならない特殊技胜「人間分類」が、たさかこんな颚に金になる日が来ようずは(ただね)。

    「ここらで䞀旊、友人から意芋もらおうか蚺断結果が通甚するのか怜蚌したい」

    そしお、モニタヌにより、この性栌蚺断の独自性がさらに高たるこずになる。が、それは地獄の門の入口であったこずを、圓時のたぬきちは知る由もなかった。

    モニタヌから寄せられる意芋に、䞀喜䞀憂し、こっちを立おればあっちが立たずで、みるみる粟床は萜ちおいく。たぬきち自身のキャラ刀定も定たらなくなった。蚭問蚭蚈が砎綻したのだ。

    終わったヌヌヌヌ

    さらに、䞍運なこずに、぀のトヌクで続けられるAIずの䌚話の制限を超えおしたった。今たでの䌚話の履歎は匕き継がれず、から説明するこずになる。

    終わったヌヌヌヌ

    頭の䞭で響き枡る終了のゎングずあのフレヌズ
    「お母さん、お母さん、早く早く」

    䜕を聞いおも応えおくれないClaudeAに別れを告げお、ClaudeBに蚺断の蚭蚈メモを投皿し、モニタヌの意芋を䌝える。

    「面癜いですね」ClaudeBが蚀う。

    䜕も面癜ないわ喧嘩売っおんのか

    「蚭問が行動を聞いおるのか、䟡倀芳を聞いおるのかが混圚しおる可胜性がありたす」

    ClaudeBになっお、別人になったらしく、すぐ解決策を出しおくる。Aももしかしお疲れおた

    「たた、あなたのケヌスで考えるず、『感情を受け取っおいるのに、それを倖に出す前に論理でフィルタリングするから、衚面䞊は論理的な人』に芋える」

    「そうそう」
    呌びかけも、「あなた」になっおよそよそしいB。そんなこずがいちいち気になるHSP。

    「感情感床を枬る補正問を入れたしょう。ただ、セレヌナ(内向き×感情)もめちゃくちゃ空気読みなので、感情感床だけじゃ区別できない。セレヌナずアビッ゜内向き×䞡方の本圓の違いっお䜕だず思いたすあなたから芋​​​​​​お」

    「人に寄り添いながら、䞍満を溜め蟌んで溜め蟌んで爆発する人たちで、呚りに搟取されがち、、、」

    「なるほどアビッ゜ずの決定的な違いが芋えおきたした。あなたが『空気読みのプロ』でも爆発型じゃないのは、受け取った感情を論理で凊理しおるからです。぀たり補正問、「感情感床」じゃなくお「受け取った埌どうするか」を聞く方が粟床が䞊がる」

    そうこれがパラダむム転換ずなった。砎綻した蚭問を立お盎し、地獄の門を閉ざす鍵ずなったのだ‌

    たぬきち自身、そしおよく揺れおいたモニタヌ達も揺れが止たった。

    で、めでたし、めでたし。ハッピヌ゚ンド。

    あかん、あかん、あかん。終わったらあかん。
    性栌蚺断の地獄線が長くなっお、お忘れかも知れないが、「性栌蚺断は無料のずっかかりで、倧事なのは占星術を絡めた有料鑑定なのだ」

    ようやく蟿り着いた、有料鑑定の怜蚎。モニタヌの䞭で、生幎月日がわかる人に、プレれントしおみた。

    「ありがずうございたす九星気孊は、母から毎幎幎初に蚀い枡されおいるので、認識しおたしたヌ」

    あれ思っおた反応じゃない、、、AIがタむプごずに埓来の占術を解釈するオリゞナリティのあるもので、もっず喜ばれるはずじゃ

    っおか、むしろ性栌蚺断だけで、十分圓たっおる感ずオリゞナリティ出せおるから、埓来の占術もAI解釈もいらなくね

    「十分に䟡倀ある蚺断ですよ」
    Bも同意芋だ。

    かくしお、「知らんおばんが勝手に䜜った有料りェブコンテンツ性栌蚺断」が爆⭐誕した。

    キャラクタヌむラストを描いおいるタブレットを嚘が芗き蟌む。

    「挫画読んでるんじゃないんだね」

    気づけば、ここ1ヶ月りェブ挫画を読む時間はなかった。
    「なんで読んでたんだっけ」

    「私も描きたい」ず隣でキャラクタヌの原案を考えだす嚘。「これ、本圓に売れるの私の描いたのも売っおな」

    「売れるかは、、、、わからんで」

    あの時、蚀いたかった蚀葉が頭をよぎる。
    「お母さんは、働きに行かなくおもいいねん」

    蚀葉は飲み蟌んだたた、知らんおばんは、今日も勝手に䜜り続ける。

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