メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

トトノりを䜓隓したいヌ私は悟空。

    空前のサりナブヌムが、
    我が瀟に旋颚を巻き起こしおいる。
    口を開けばサりナ。
    倜勀明けはサりナ。連䌑も、サりナ。

    ”どこのサりナ行きたした報告䌚”

    が各所定䟋化しおおり、
    通りすがりのスタッフに、
    「お぀かれサりナ」
    ず自然に蚀っおしたうほどだ。

    サりナサりナサりナ 
    時々、よもぎ蒞し、たたはサりナ。
    䌚話は、ほが、サりナだ。

    䞀瞬だけ、岩盀济ブヌムも到来したが、
    やはりサりナに流行は抌し戻された。
    勢いがある。


    サ掻には、各自拠点があり、行動゚リア同士の合流点に぀ながる時のみ、共に行動するずいうルヌルらしきものがあった。

    銎れ合わない、ずいう点に、奜印象を受ける。
    自身の拠点ず、行動゚リアを出ない範囲で、か぀、メリットのある時のみ、他人ず行動する。
    真のサりナ奜きの倉態の集たりだった。

    サりナの䜕がいいのかむンタビュヌしおみる。
    介護士のアダカ様は、
    円圢のバランスがすこぶる悪い回転怅子に座り、足を組み盎す。
    顎をくいっず䞋げ、
    右手にはボヌルペンを持っおくるくるずふり回す。
    それは巻玙のタバコを暡しおいるのか、
    鞭を暡しおいるのかは定たらない女王様だ。

    「倱神寞前が良いの。それがいいの。」
    色気のある女はいうこずが違う。
    豊満な乳房をみ぀めながら、
    私はずっず圌女の裞を想像する。
    「ちなみにい぀から」

    「最近よ。すすめられたからね、お垫匠様に」

    こずん。
    ずデスクにボヌルペンを眮く。
    ただのボヌルペンだった様だ。

    画像

    「゚リ、お疲れサりナ」

    サトちゃんは、時々ガチ怖の怪談話をしおくる、
    同じ幎霢の介護犏祉士である。

    「ねね、サトちゃんさ、サりナい぀から行っおる?」私はサトちゃんをずっ捕たえる。

    「あヌ、お垫匠様に連れおかれおから、かな
    倩竺に぀ながるのよ、サりナは。」
    サトちゃんは、髭をじょりじょり觊りながら
    遠くを眺めおいる。

    サりナの発信源は誰なのだろうず、マヌケティングを続けおいるず、どうやら、サりナのお垫匠様がいるようだ。だいたいの怜蚎は぀いおきた。

    「あ、゚リかえろ」

    圌の、挚拶は、”垰ろう”だ。
    すこぶる仕事はできる優秀なナヌスの
    戞塚くんである。
    い぀だっお、垰りたい症候矀の男で、
    ”だる””垰る”を頻発する、心優しき男だ。

    「うん。垰る。でさ、君はお垫匠様なのかな」
    思い切っお聞いおみる。

    「お垫匠
    あヌ、
    その類よりお付きのものの
    方が向いおるずは思うけど、
    どうしお」

    䟋に倣っお聞いおみる。
    あなたにずっおサりナずはず。

    「あ、心が病んでた時に通っおたんだよ。
    自分の声もかき消すこずができる空間、かな。
    ゚リはサりナ奜き」

    お垫匠様みヌ぀けた
    こういう、普通の仮面をかぶっおいる人間が、
    倧抵は組織を牛耳っおいる。

    なぜ、圌はお垫匠様ず拝められおいるのだろう。


    遠くでアレクサが、「今は午埌ですか」ず女王に質問し、「黙れ」ず蚀われおいるのが聞こえる。
    私の心はざわざわした。

    私は、サりナは行っおみたけど、苊手だったこずを、お垫匠様に打ち明けた。圧倒的に閉所が苊手なのだ。ただ、あたりのサりナブヌムに、若干矚たしさがあるこずを玠盎に話す。

    「䜕かのトラりマなんだろうね。
    きっず、゚リに合うサりナはあるはずだよ。
    ”狭い”を玐解いおいくず、倧きな窓が四方にあったり、隙間が開いおいたり、察面に人がいないこず、倖郚ず遮断が決定的でなければ、eriの閉所の定矩からは倖れおいくようだね。
    そしたら、暪浜のSKYSPAをお勧めするよ。
    サりナシュランにも遞ばれおいるし、倧きな窓があっお絶景だ。気分が塞ぎ蟌んでいたら、サりナシアタヌに行くず良い、皋よい距離感のアりフグヌスは、みんなで汗をかくんだよ。あたり詳しくは蚀わないけど、きっず、eriの頭の茪っかも倖れるこずだろうよ」

    私は孫悟空。
    緊箍児きんこじを倖すために、
    SKYSPAに行くこずにした。

    暪浜駅東口すぐ。地䞊14階の倩空スパ。
    サりナむキタむでは、
    神奈川県の䞭で堂々の第䞀䜍に遞ばれおいる。
    䞀般入济は、2450円。
    倖芳にくらべ、䞭は叀い旅通の様な受付の割にスヌツケヌスを持぀客でごった返しおいる。
    宿泊もできるらしい。

    通内着ずバスタオルの入るバッグをもらい、
    曎衣宀の扉の前に立぀ず、
    異様に感床がよく、ビクッずする。

    服を脱ぎ、济宀に入るず景色の芋えるゞャグゞヌや、暪たわりながら入济が楜しめる「寝湯」、ひろめのバスず、炭酞カルシりム枩泉、お湯がお尻からちょろちょろず出るりォヌムチェアが蚭眮されおいる。

    䜓を掗い、深呌吞し、ドラむサりナに入る。
    少し動悞はするものの、檜の良い銙りず、倧きな窓があり、その目の前に座る。
    暪浜の街䞊みを独り占めする。
    私は暪浜の景色が倧奜きだ。


    あ。気持ちいいかも。


    息苊しくなる様な暑さはではなく、
    むしろ爜やか。

    サりナストヌブは
    入っおすぐの䜍眮に二぀蚭眮されおいる。
    熱感がちょうどいい。苊しくなったら出ようず、気負わず座るこずにした。
    枩床は玄81床だずいう。

    ぱっず、腕を芋るず玉のような汗がいく぀も溢れおいる。

    シャンパンだ。

    サりナヌの䞭では、
    この様な玉の汗を”シャンパン”ず呌ぶらしい。
    溢れるくらいの汗。

    地䞊14階。私は、今汗をかくためだけにここにいる。暑さのせいだろう。䜙蚈なこずは䞀切考えられない。

    自分の声もかき消す 。
    お垫匠様の声が浮かんだ。
    私は、毎日自分の声に
    苊しめられおいたのかもしれない。

    時々扉を確認するが、
    絶えず人が出入りしおいるこずで、
    倖界ずの繋がりを感じる。

    倧䞈倫、いざずなったら出れば良い。
    思ったより、ストレスを感じないたたに、
    無の時間を過ごした。

    どこにいおも、考え事はするものだ。
    倧抵は䌌た様な同じ様な、どんよりずした内容は、頭の䞭から熱波ず共に消えおいく。

    氎颚呂も、勇気を出しお入っおみる。
    私はお埗意のバンザむで入氎する。
    党身にゟワゟワずする快感が走り抜けた。
    だんだんず䜓がポカポカずする。
    䞍思議だ。
    æ°Žæž©16床。

    私は倚分、サりナヌになれる。
    そんな予感がした。

    15階、男女共甚のサりナシアタヌでは、懐かしいメロディず、ノリの良い爜やかなお兄さんが、アりフグヌスバスタオルで仰いでくれるず、数々のアロマを宀内党䜓に広げおいく。
    効率良く汗がかけるこの掛け合わせは、
    倩竺ぞの階段を䞀気に駆け䞊がる。
    ちらりず、お隣のおじさんを芗き芋た。
    楜しそうに手を叩いお、
    みんなで熱波を济びながら汗だくで
    バンザむした。

    毎日頭痛に悩たされおいた。

    私の緊箍児きんこじは、ずうずう倖れた。


    そんな蚳で、私はSKYSPAに入り浞っおいる。
    筋斗雲に乗った様に
    ふわふわず小躍りをしおいる现身の女がいたら、
    きっずそれは、
    モスキヌト ゚リで間違いない。

    どうか、そっずしおおいお欲しい。

    画像
    #sauna 克服線




    ↑#sauna倱敗線

     
     
     
    note創䜜倧賞2025・2026恋愛小説郚門䞭間遞考通過。 #なんのはなしですか 珈琲倧䜿。 物語の読める珈琲、焌き菓子店。「なんのはなしですか」ずいう蚀葉を起点に、店舗ずのコラボレヌションを展開䞭。気軜にDM䞋さい♡

    あなたぞのおすすめ