
最近話題の、イオンモールおじさんについて思うこと
「地方の田舎のイオンモールでよく見かける
こういう格好の人、ほんと嫌い」という文章
とともに投稿されたAI生成画像が、
SNSで話題になっている。
その40代〜50代くらいの男性の服装は、
ブルーのシャツにベージュのチノパン、
濃いブラウンと落ち着いたオレンジの
ボディバッグ。
黒のスニーカーだ。
黒縁の眼鏡をかけていて、
前髪は少し短め、
髭は、朝は剃ってこなかったのかな?
という見た目なのだが。
確かに無難な印象だし、
ボディバッグは少し前に流行った感も
あるのだが、
全体的に清潔感があり、
休日の良きお父さん、
という感じだ。
え??どこがダメなの??
なんかこれ、誰かに迷惑かけてますか??
むしろ、
日頃仕事でお疲れだろうに、
奥さんや、子どもたちに付き合って、
イオンモールに来たんだろうなあ、
お疲れ様😊
と思ってしまうのだが。
まあ、勝手な想像ですけど。
独身の可能性もあるかもしれないし。
しかし、SNSでは、こうあるべき!という
強い文言の方がインパクトがあるし、
こうやって実際にバズって論争にも
なっているので、ある意味成功なのだろう。
だが、
私は、このイオンモールおじさんの服装が
不正解であるとは全く思わない。
他人の「かっこいい」「ダサい」という
基準に、自分の着たい服を合わせる必要が
どこにあるのだろう。
そして、見ず知らずの人が、
見ず知らずの人を
見た目だけで、というか服装だけで
ジャッジする権利がどこにあるのだろう。
もしかしたら、
このボディバッグだって、
思い入れがあるのかもしれない。
子どもが、父の日に
プレゼントしてくれたのかも
しれない。
旅行先で、
気に入って買ったものなのかもしれない。
もちろん、外側からは、
どんな理由があるのかなんて
わからない。
それを、流行りのものを着てないから、
量産型のものを着ているからといって、
一刀両断に「嫌い」と切り捨てるのは
全くもってナンセンスだと私は思う。
そして、
「そうか、この服装はダサいのか!
じゃあもっと若者ウケする服を
着なくては!」
と合わせてしまうのも、
私としては、逆に「粋」ではないと思っている。
「人に不快感を与えない程度に、
自分の好きな服を、
TPOに合わせて着る」
のが、一番のお洒落だと思っている。
私は、
もちろん洋服を新調したり、
良いなと思うものがあれば
流行りのものも買うが、
10年以上前に買った服も、
気に入ったものは丁寧に着ている。
そして、私の推しは、
バスケのシーズン報告会で、
「UNIQLOのポケモンTシャツ」
を着ていた。
ファン向けの報告会は、
他の選手もラフな格好をしているのだが、
まさかポケモンとは!!!
ダサいというより、
なんてお茶目な隙なんだろうと私は思った。
でも同時に、
「俺はこれが好きだから、今日これを着る」
という、自分軸も感じて、
とても素敵だなと思う。
流行りの最先端を追うことだけが
オシャレじゃないはずだ。
誰かが決めた「正解」に自分を合わせること
より、
その人の「好き」が自然と滲み出ている方が、
私はずっと魅力的だと思う。
最近は、画面の向こうから
顔も名前も知らない誰かが、「それダサいよ」
と気軽にジャッジしてくる時代になった。
本人が気に入っているなら、
それで良いではないか。
父の日にもらった思い出のバッグかも
しれないし、
長年使ってきて愛着があるのかもしれない。
推しが着ていたポケモンTシャツだって、
ただ、好きだから着ているのだ。
それを見た他人が、
「年相応じゃない」「ダサい」
と決める必要なんてあるだろうか。
私だったら、
もし「それダサいですよ」と言われたら、
「え?
私これ気に入ってるんですけど、
なんでダメなんですか?」
と、本気で聞いてしまう気がする。
流行じゃないから?
みんな着てないから?
でも、好きなんだもん。
誰かの「ダサい」に怯えて、
自分の快適さや、思い出や、
「好き」という気持ちまで引っ込めてしまう方が、私はずっと野暮だと思う。
誰かの作った「いいね」の基準じゃなく、
自分の「好き」をちゃんと持っている人。
そんな人の方が、私にはずっと粋に見える。
私もそういう大人でありたいと、
今日もSNSを見ながら思っている。