
カルビーポテトチップスが「白黒」に?「色」が消えた棚の先に見えるもの
ニュースを見て思わず声を上げてしまいました。 カルビーがポテトチップスや、かっぱえびせんなどの主要商品のパッケージを「白黒(モノクロ)2色」に変更するというのです。
最初は、何かのおしゃれな限定デザインかと思いましたが、現実はもっと切実。イラン情勢の悪化に伴う「ナフサ」不足の影響で、インクが足りなくなっているというのです。
「ナフサ」がないと色も消える
中東での緊張が、まさかスーパーのお菓子売り場に直結するとは。 ナフサはプラスチック袋やインクの原料ですが、今回は「中身の品質を守る袋(アルミ蒸着)」の供給を最優先し、カラーインクの使用を削るという苦渋の決断だったようです。
合理的な判断だとは分かっています。でも、慣れ親しんだあの鮮やかな赤や黄色が消えた棚を想像すると、どこか「戦時中」のような寂しさを感じずにはいられません。
透明だった「かっぱえびせん」を知っていますか?
このニュースを見て、ふと子供の頃の風景を思い出しました。 私がまだ小さかった頃、かっぱえびせんの袋は透明でした。中身の「えびせん」が透けて見えていて、それはそれでワクワクしたものです。
でも、当時は今のアルミ袋ほど保存技術が良くありませんでした。 袋を開けてちょっと置いておくと、湿気ですぐにしけってしまい、あの「やめられない、とまらない」はずの美味しさが半減してしまった……。なんていうのも、今となっては懐かしい思い出です。
1980年代に今のアルミパッケージに変わったことで、私たちは「いつでもパリッとした美味しさ」を手にできるようになりました。それは技術の勝利であり、平和な社会がくれた贈り物だったのだと改めて気づかされます。
当たり前への感謝
「品質に問題がないなら、デザインなんてどうでもいい」 そうかもしれません。でも、あのカラフルな袋を手に取ってカゴに入れる瞬間の、ちょっとした高揚感。あれも立派な「ご褒美」だったんですよね。
今は、7月の人間ドックに向けて少し食べるのを控えるべきタイミングではありますが・・・。いつかまた、あの「いつもの色」で埋め尽くされたスーパーの棚が見られる日を心待ちにしています。