
Kemper と実機を周波数特性で比較& Refine の効果検証
↓ の記事で、「Kemper や Quad Cortex がコピーできない部分」について紹介しましたが、周波数特性ではどれくらい違っているのかを検証してみます。
実機(青):ターゲットのアンプ(1987X)
Auto(赤):Kemper で Profiling(自動のみ)
Refine(緑):Kemper で Profiling 時に Refine 実施
の3種類の周波数特性を ↓ の3つの条件で比較します。
ボリューム Max でコードストローク

実機と比較すると、Auto は低域が出過ぎ&高域が出ていません。これは実際に音で聞いてもハッキリと分かる違いで、少しこもった印象です。
Refine を実施すると、Auto であったズレが解消されて、かなり実機に近づいているのが分かります。帯域によっては、実機と 3dB 程度の差がありますが、これくらいの差だと聞き分けるのはかなり困難です。
ボリューム Max でブリッジミュート

実機と比較すると、Auto はストローク時と同様に高域が出ていません。アタック時のジャリッ/ザラザラッとした部分が足りない印象です。
Refine を実施すると、ストローク時と同様に低域カット&高域ブーストがかかります。ただ、ブリッジミュート時に関しては、低域カットは少し余計で、低域のズンッという部分が若干欠けてしまいます。
ボリュームを絞ってコードストローク

ボリュームを絞っても傾向は同じで、Auto は低域が出過ぎ&高域が出ていません。低域についてはボリューム Max 時よりも差が顕著になり、実機よりもかなりこもった印象です。
Refine を実施すると、ボリューム Max 時と同様かなり実機に近づいて、聞き分けるのは困難なレベルまで近づきます。
タメシビキの JVM410H との比較では、Kemper でボリュームを絞った時の音は、かなり実機と違っている印象だったかと思います。おそらくこの動画での Profiling では、Refine は実施していないのではないかと推測できます。
まとめ
今回の検証結果をまとめると下記の様になります。
自動の Profiling のみだと、低域が出過ぎ&高域が弱い傾向がある
適切なフレーズで Refine することで、かなり実機に近づけられる
ブリッジミュートの低域については、Refine でも合わせきれない