
産後の孤立とその代償。産後うつからうつ病になった話
出産後、心の中にぽっかりと穴が開いたような感覚が続いていました。
最初は「産後ブルーかな」と思っていたけれど、気持ちの落ち込みは消えず、だんだんと重くなっていきました。
振り返ると、いくつもの小さなことが重なっていたのだと思います。ホルモンの変化、慢性的な睡眠不足、育児のプレッシャー…。
そして何より、孤立感です。

育休中は、家にいる時間が増える分「人」と話す機会が激減しました。
私は誰かと話したくてたまらなかったのに、相談相手がいない日々が続きました。
ある日、公園で共通の友達にばったり会うチャンスがありました。
夫も一緒で、私は久しぶりに外の空気を吸えたことがとても嬉しかった。だけどそこで思いがけないことが起きました。
夫が友人と話し込み、私のことは気にかけずに子供の面倒も任せきりにしてしまったんです。
私は愕然としながら、あっちこっち行ってしまう子どもの世話に追われ、まともに話すこともできませんでした。
その夜、私はわんわん泣きました。

せっかくの「人と話せるチャンス」を奪われたこと、そして私の気持ちをわかってくれていない夫に対する失望。
それまで何度も「話したい」と伝えていたのに、理解してもらえていなかったのかと思うと、胸が張り裂けそうでした。
あの出来事を機に、一気に症状が悪化しました。
気分はますます沈み、外に出る気力もなくなり、次第に育児だけを最低限こなす毎日になりました。というより、育児自体もうまくできないほど落ち込んでしまったのです。
振り返ると、身近な人の「理解」がどれほど大きな支えになるかを痛感します。
あなたのそばにいる人が、ただ「いる」だけでは不十分なこともある。
言葉にして、声をかけてほしいです。たった一言でも、救いになることがあるのです。
育児中の孤独は想像以上に大きいです。外に出たい、社会とつながりたい。
そんな当たり前の欲求すら叶わないもどかしさ。
育児中の孤独や小さな失望が積み重なって、自分でも気づかないうちに心が壊れていくことがあると気づきました。
声を上げるのは簡単ではないけれど、まずは自分の『つらさ』を認めることが、回復への一歩だと思います。

もしあなたの身近に育児中の人や大切な人がいたら、もしかすると私みたいに苦しんでいるかもしれません。
そんなときは、そっと心に寄り添って一言だけでも声をかけてあげてください(人によってはそれでも難しい場合もあるかもしれませんが)。
私の体験が、どこかの誰かの支えになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ちい