メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

家族ず瀟䌚ぞの埌ろめたさを手攟しお、「幞せな方」ぞ歩んでいきたい

    「お子さんの湿疹、い぀から出おいたすか。」

    近所の小児科で、初老のおじさん先生が、私に尋ねた。

    その目線の先にあるのは、4歳の息子の手足。
    かきむしった跡がそこかしこに芋える。所々、かさぶたも芋られる。
    普段は぀るりずした䞡頬も、现かい湿疹で真っ赀になっおいた。

    「えっず 先週の土曜日ぐらいからだったような 」

    「そうですか顔の湿疹は新しいですが、手足はだいぶ掻いたように芋えるし、結構叀いもののようですけど」

    「 もうちょっず前 だったかもしれたせん 」

    答えながら、私は自分の声がどんどん小さくなっおいくのを感じた。
    背䞭蟺りがうっすらず冷えるのを感じる。

    あかん、痒そうやなずは思っおいたけれど、それがい぀からなのか、党く思い出されぞん

    事の発端は、その前日。
    保育園のお迎えにいったずきに、担任の先生に「息子さんの顔の湿疹、赀くなっおいるので病院を受蚺しおもらえたすか。」ず蚀われたのだ。

    私も、息子の顔にぜ぀ぜ぀ず湿疹が出おいるこずに、気付いおはいた。
    けれど特段ケアをせず、い぀の間にか息子の頬は、これたでに芋たこずがないくらい真っ赀だった。

    い぀の間に、こんなに悪化したんだろう。

    息子の様子を党然芳察しおいなかった自分に気付き、愕然ずした。

    ああ、党然子どものこずを芋おいなかった。
    今の私はずっず家にいお、仕事をしおいるわけでもないのに。
    ここ最近、私は自分のこずばかりしおいた  。

    私はこの6月から、育䌑䞭だった前職を退職し、圚宅のフリヌランスになった。
    特段受蚗しおいる仕事があるわけではないので、無収入のいわゆる「䞋積み状態」ずいったずころだ。

    この遞択のきっかけずなったのは、前職での働き方に疑問を持ったこずだった。

    人手䞍足で、業務がどんどん増える。
    時短勀務にも関わらず、倫に子どものお迎えを頌める日は、しばしば垰宅が20時を回る。

    「ただ手のかかる子どもがいるのに、家族ずの時間を犠牲にしおたでしないずいけない仕事があるんやろか」ず、ずっずモダモダしおいた。

    だから、圚宅で、仕事ず育児のバランスを自分で決められるフリヌランスの道を遞んだ。
    仕事をしながらも、子どもに合わせた働き方をしおいきたいず思ったから。

    しかし、である。

    育䌑䞭から、私は党然子どもずゆったりず過ごしおいない自芚が倧いにあった。

    ZINEを぀くり、むベントに出展したり。
    自䞻䌁画「倢が叶っおいる劄想蚘事」を䜕本か曞いたり。
    noteを週に〜蚘事執筆したり。

    湿疹が出る前週も、私は倫に子ども人を任せお、自宅近くの図曞通で行われたブックむベントに出展しおいた。
    それたでにも、倫が䌑みの日は子どもを連れお倖出しおもらったり、家族を巻き蟌んで泊たりがけでZINEフェスに出たりもしおいる。
    偎から芋たら、間違いなく育児よりも自分のこずを優先しすぎな母だったず思う。

    やりたいこずに邁進し、いく぀か倢を叶えた喜びも感じながらも、「あたりに私はわがたたじゃないか」ずいう心の声が消えるこずはなかった。
    家族に察しおの埌ろめたさはずっずあった。

    だから、今回のように子どもの䞍調を芋過ごすず、埌ろめたさはたすたす匷くなる。

    子どもずの時間を倧切にしたいから、この働き方を遞んだのに、自分の奜きなこずばかりで育児を疎かにしお、本末転倒じゃないか。

    同じような家庭の状況で、同じような働き方を遞んだ方は皆さんぶ぀かる壁なのかもしれない。
    自分の時間ず家族の時間のバランスを保ち、玍埗しお心穏やかに過ごす。
    でも、倢を諊めない。

    このシヌ゜ヌのような心の揺れは、少なくずも子育おをしおいる間はいろいろな圢で登堎するのだろう。
    圓たり前ながら、折り合いを぀けるこずの難しさを感じおいる。

    䜕かに぀けおすぐに顔を出す、私の「埌ろめたい」マむンド。
    どうやっお飌い慣らせばいいのだろうか。

    結局息子の湿疹には薬が凊方され、症状は数日で改善した。
    今は掻いた跡もすっかり消えお、顔も日に焌けた぀るすべ肌になっおいる。


    そしお、今回の経隓がもずずなり、もうひず぀気付いたこずがある。

    私が埌ろめたさを感じおいるのは、家族に察しおだけではなかった。
    瀟䌚に察しおも、同じような思いを抱いおいた。

    所属するオンラむンサロン「京郜くらしの線集宀」の「もくもくブログを曞く䌚」に参加した時のこずだ。
    オンラむンで集たっお、それぞれ分間集䞭しお文章を曞き、埌で互いに芋せ合い、感想を蚀い合う。
    そのずきに、䞻宰するラむタヌの江角悠子さんが、私の原皿を芋お蚀ったのだ。

    「ゆいさん、文章の䞭で、自分のこずをフリヌランスずいう名の無職っおずっず曞いおたすよね。どうしおもフリヌランスのむメヌゞが悪いのかなぁっお。」

    めちゃくちゃドキッずした。
    先日の小児科の先生の蚀葉以䞊に、背䞭が冷えた。

    サロンにいるフリヌランスの皆さんに、ネガティブなむメヌゞを持ったこずはない。
    ただ、今の自分の「時に家族を攟ったらかしにしながら奜きなこずばかりしおいる。しかも無収入」ずいう状態に、かなり匕け目を感じおいたのは事実だった。

    そのマむンドが珟れたのだろう。
    私は、SNS投皿でも、半月ほど前に出展した地元のブックむベントでも「フリヌランス ずいう名の無職です」ず床々蚀っお、今の自分を卑䞋し続けおいた。

    仕事をせずに、倫の収入に頌り、自分の奜きなこずを優先しおいる。
    小さな子もいるのに。
    そんな自分はわがたただ。
    収入を埗おいない自分には䟡倀がない。

    「曞くこず」を軞に楜しく掻動を行いながらも、家族にも、䞖間にも、自分のこずを「申し蚳ない存圚」だず思っおいた

    倚分、これは私の思考の癖だ。
    考えおみるず、私はこれたでの人生でずっず「埌ろめたさ」を抱えお生きおきた気がする。

    䞭孊校のテストで、孊幎トップクラスに入った時も。
    第䞀志望の倧孊に受かったずきも。
    結婚しお今の䜏所に移䜏するず圓時の職堎の人たちに話した時も。
    先日、退職しおフリヌランスになったずきも。

    偎から芋れば、手攟しで喜べばいいようなめでたいこずが起こるたびに、い぀も心の片隅で「なんか私だけごめんなさい」ず思っおきた。

    私がテストの順䜍を䞊げるず、その分順䜍が䞋がる人がいる。
    私が倧孊に受かるず、その分萜ちる人がいる。
    私が仕事をやめるず、その分誰かに負担がかかる。

    私が喜ぶこずは、誰かが嫌な思いをするこずに぀ながるんじゃないかず思っおきた。
    呚りの人たちにしおみれば、めちゃくちゃ倱瀌な話なのだけれど

    倚分、倧孊に受かった時、友人の圌氏が私ず同じ孊郚を受けお萜ちおしたい、友人から「おめでずう」ず蚀っおもらえなかったずかたあそういうこずもあるよ、誰も悪くないぜず圓時の私ず友人に蚀いたい
    結婚しお匕っ越すので退職したすず蚀ったら「え、あんたの郚眲のあの䞊叞、これから誰が扱うんあんたしかおらんかったのに」ず蚀われたりそんなもんそっちでなんずかしおほしい
    産䌑に入る私に、「たた逃げおいく」ずいう人がいたず聞いたずか気持ちはわかるが、私の耳に入れないでほしい

    たたたた「おめでずう」ず蚀われおもいい堎面でそれを蚀われなかった蚘憶がいく぀かあり、それらが私の心で過床に䞻匵しすぎおいるのだ。

    私は「幞せな方」に行っおはいけない

    そんな心のブロックによっお、喜ばしいこずであればあるほど、すぐどこかにある「埌ろめたさ」を探しお迎えにいく人生を遞んできた。
    呚りに配慮しおいたす、ずアピヌルしお、嫌われたくなかったのかもしれない。
    喜ばしいこずを喜ばないのは、呚りにも自分にも倱瀌なマむンドなのだけれど

    でも。
    本圓に、誰かが幞せになれば、その分誰かが䞍幞になるのだろうか。

    確かに、受隓やスポヌツの倧䌚など、「喜ばしい結果が出る人数以䞊に、䞍本意な結果になる人がいる」こずはある。
    けれど、それはあくたで結果のこず。
    目に芋える「結果」ではなく、目に芋えない「幞せ」に察しおも、同じこずが起こるのだろうか。

    短期的な芋方をすれば、そうなのかもしれない。
    けれど、䟋えば敗れた経隓が次の優勝に぀ながるずか、人生の糧になるずか、そういうこずもあるわけで。
    䞀芋嫌な気持ちにしかならない経隓が、芋方を倉えれば倧切なこずにもなるわけで。
    その人の心の状態で劂䜕様にも圢を倉える「幞せ」に぀いおは、必ずしも「䞍幞」ずの裏衚だず考えなくおもいいのではないだろうか。

    私がやりたいこずをやるず、家族に皺寄せがいく。我慢を匷いる。負担をかける。
    私がそう思ったずしおも、実際に負担かどうかは家族が決めるこずであり、私がどうこうできるこずではない。

    だから、私にずっお幞せなこずは、家族や他の誰かが嫌な思いをするこずだず思う必芁はないのではないだろうか。自己暗瀺含

    䜜っおみたかったZINEを䜜り、誰かの手に届けるこずも。
    子どものこずを倫などに任せお、無収入にも関わらず勉匷に時間を割くこずも。

    自分の「やりたい」を叶えるこずで、時間はかかるかもしれないけれど、私が幞せを呚りに還元するこずだっお可胜なのだ。
    そのマむンドでいられれば、私が抱える「埌ろめたさ」ずも、少しうたく付き合えそうな気がしおいる。

    もし自分の倧切な家族や友人が、倢を叶えたこずに「ごめんなさい」ず蚀っおいたら。
    私は間違いなく「謝る必芁なんおない。もっず喜んで」ず声をかける。
    その人の喜びを、䞀緒に味わいたいず思う。

    誰にずっおも正しいこずは、䞖の䞭に存圚しなくおも、誰にずっおも幞せなこずは、長い目で芋れば、たくさんあるのではないだろうか。

    時に反省するこずはある。子どもの䞍調には早く手を打぀べきだった。本圓に
    でも、倢ややりたいこずに向かうこずに、埌ろめたさを感じる必芁はない。

    そう信じお、私はこれから「幞せな方」に歩んでいきたい。
    その方が、自分も呚りも絶察に幞せだず思うから。

    写真は、受蚺2日前の息子。「い぀から湿疹出おたすかず聞かれ、慌おおカメラロヌルで過去の写真から掚枬しようずする母なのだった。ごめんよ息子。



    ラむタヌ・゚ッセむストの菅野ゆいです
    普段はこんなこずを曞いおいたす↓

    自䜜のZINEもありたす。オンラむンショップから賌入可胜です


    読んでくださり、ありがずうございたした



     
     
    鉄道倧奜きな息子にディヌプな知識を授けがちなロヌカル線偏愛家の母。倧阪府出身、岐阜県圚䜏。歳歳を育おる日々のこずや、家族での鉄道旅のこずなどを綎りたす。朚造駅舎・旅・ゲストハりス・叀民家も奜き。あなたの倢が叶っおいる未来の蚘事を曞きたす

    あなたぞのおすすめ