メインコンテンツへスキップ
見出し画像

『ダメマネ!』に学ぶ!「虚構から芽生える真実もある」

    一部ネットニュースで「低調スタート」などと評されている『ダメマネ!』をご存じですか。

    日曜ドラマ『ダメマネ! -ダメなタレント、マネジメントします-』(日本テレビ系)の第2話が4月27日に放送されました。

    わたしは川栄李奈の演技にAKB48時代から注目していました。だから彼女の演技に期待して視聴を続けています。

    「TEAM NACS」のファンで安田顕を目当てに見ている人。
    Hey! Say! JUMPのメンバーでもある山田涼介推しの人。
    回想シーンに登場する子役の増田梨沙ちゃんを応援する人・・・等々。
    視聴するきっかけはさまざまだと思います。

    或いは『ダメマネ!』を見たことがないけれど「ちょっと気になったので」とここまで読んでいただいた方もいるかもしれません。

    もしそうであれば、とくにご理解いただきたい。ドラマをはじめテレビ番組のおもしろさは“視聴率”などではかれないことを。自分が見てどう感じたか。それに尽きることを。

    前置きはこれくらいにして、本題の「虚構から芽生える真実もある」に入りましょう。



    『ダメマネ!』はドラマです。脚本家がいて演出家がいます。キャストはそれにもとづいて演技をするわけです。つまり「虚構」なのです。

    「虚構」:事実ではないことを事実らしくつくり上げること。つくりごと。フィクション 

    weblio辞書


    劇中ではヒロインのTOYOプロダクション芸能4部の新人マネージャー・隅田川道子(川栄李奈)が、統括部長・犀川真一郎(安田顕)から渡されたシナリオを見て相手を説得します。この設定こそ『ダメマネ!』の大きな特徴と言えるでしょう。

    川栄李奈は脚本家が書いた台本と監督の演出をもとに演技します。川栄演じる隅田川道子もシナリオを見てしゃべるのですから、もはや「二重の虚構」状態です。

    ところがドラマの視聴者は笑ったり、感動するという現象が起きます。わたしは笑ったし、感動もしました。そのときふと思ったのです。これはキャストの演技によって「虚構」から「真実」を引き出しているのではないかと。

    例えば第1話では、すでに人気が下火となった大御所俳優・五味良介(竹中直人)を相手に説教するクライマックスが見どころです。

    五味が「老害には老害のこだわりがある」と屁理屈をこねるのに対して「老害をなめるな!」と反論する道子。「屁理屈を抜かしてしょうもない自尊心を保つ。あんたの信念はそこか?変わる覚悟が足りない」と言い聞かせるシーンは圧巻です。

    また第2話は道子がスカウトした後藤沙紀(富田望生)とやりあう場面が見どころ。吃音に悩んで諦めようとする沙紀に対して「ナルシスト!」とバッサリ。このセリフなかなか言えませんぜ(たぶん)。

    もちろん脚本家が書いた台本どおりで、しかも統括部長・犀川に渡されたシナリオどおりのセリフです。むろん単に演じるだけならばほかの俳優でも、きっとうまくやれるのでしょう。

    これはわたしの個人的な解釈ですが、川栄李奈は演じるうちに役に成り切って“無心”になるのではないでしょうか。すると見ている者には不思議なことに“真実”の言葉となって届くのです。

    虚構であるはずの台本から熱演による相乗効果で“真実”が芽生えることもある。わたしは『ダメマネ!』でそれを目の当たりにしました。

    ちなみに『ダメマネ!』は3人の脚本家が担当しており、その1人はお笑い芸人の岩崎う大(かもめんたる)です。岩崎う大がどの程度絡んでいるかは不明ですが“コント色”を感じる部分が多々あります。そのため冒頭から大声で驚いたり、転んだりとドタバタしたシーンが続くため「なんか騒々しいドラマだな」と引いちゃう人がいるかもしれません。

    見方を変えれば、前半からドタバタとした場面で注目させる。いわゆる“つかみ”を狙った構成とも考えられます。そこからじわじわとシリアスな展開になっていくギャップこそ魅力の一つと言えるでしょう。 

    どうか「虚構から芽生える真実」を見逃さないように最後まで(見るのを)諦めないで欲しい。そんな気持ちでいっぱいです。

    個人的な意見まみれの文章にここまでお付き合いいただきありがとうございます。締めに関連動画を紹介させてください。

    【関連動画】
    □隅田川道子(川栄李奈)が大御所俳優・五味良介(竹中直人)に説教する場面が見られます。※4:00頃から。


    □道子がスカウトした後藤沙紀(富田望生)とのやり合い。後半部分。


    □川栄李奈が演技に目覚めた頃。AKB48時代に指原莉乃と絡むコント。


    【関連資料】
    □後藤沙紀役・富田望生の熱演を支えた監修者の声。

    どこまでバラしていいのかわかんないんですけど、最後のシーン「吃音でもがく感じと、役としてもがく感じが両立するといいと思います」て偉そうにアドバイスしちゃいまして。
    難しいかなと思ったんですが、見事に演じてましたね。すごかった。#ダメマネ https://t.co/rG0Rb7PleA

    — 富里周太 Shuta Tomisato (@tre6phAxa7tTgDT) April 27, 2025


    【関連記事】

    ・『ダメマネ!』は見てから評価せよ|“天才子役”や“裏テーマ”を考察


    ・“腹を割って”ドラマ感想文を書いてみた|ラスト目前の『ダメマネ!』に学ぶ


    ・『ダメマネ!』最終回を見て|伏線回収とか続編とかバディとか「ドラマ感想文」

    #創作大賞2025

    #オールカテゴリ部門


     
     
     
    エンタメライターがnoteで小説を書こうと奮起したときゃ「スーパーカン(超還暦)」🙋‍♂️ 85歳で起業した安藤久蔵さんを見倣い人生100年時代を楽しむぞ💪 夢は創作大賞をとって本屋さんに並ぶ自著を眺めること🙏 Talesでも小説を投稿してます👀↓

    あなたへのおすすめ