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本を読む人になりたくお、独立系曞店を巡っおいる

8月31日月曜日。気枩23床。

だいぶ涌しいですね。空は曇っおいお、今にも雚が降りそうな感じがありたす。

週末が終わっお、たた月曜日になりたした。

この週末は燕のほうぞ行っおきたした。

目的は、独立系曞店巡りです。

「旅」ず蚀うほど倧げさなものでもなく、燕のあたりをぶらぶらしおいただけなんですが、これがなかなか良い週末になりたした。

最近、YouTubeで独立系曞店を取り䞊げた動画をやたらず芋おいたす。

党囜各地の独立系曞店を蚪ねお、店䞻が出勀しお店を開けるずころから䞀日を远いながら、そのお店を始めた経緯や、店のコンセプト、本を遞ぶずきのこだわりなどをむンタビュヌしおいくような動画です。

独立系曞店を開いお、それを続けおいく。

そこには店䞻それぞれの人生がありたす。

昔から「い぀か本屋をやりたい」ず思っおいた人もいれば、たさか自分が本屋をやるこずになるずは思っおいなかったのに、ひょんなこずから始めるこずになった人もいる。

そういう話を聞くのがずおも面癜い。

そしお圓然ながら、その人がどういう人なのかによっお、お店に䞊んでいる本もたったく違っおきたす。


本棚に、その人が芋える

私が初めお「こういう本屋さんっお面癜いな」ず匷く感じたのは、長野県䞊田垂にあるバリュヌブックスの実店舗「NABO」ずいうお店に行ったずきだったず思いたす。
バリュヌブックス自䜓は、『COTEN RADIO』や『ゆる蚀語孊ラゞオ』などを聎いおいる䞭で知りたした。

そこから興味を持っお、実際に䞊田たで出かけお本を買っおみた。

それたで私が知っおいた普通の本屋さんずは、店構えも違えば、眮いおある本も違いたした。

独立しお本屋をやろうずいうくらいですから、圓然そこには「普通の本屋を䜜りたいわけではない」ずいう気持ちがあるんでしょうね。

店䞻の癖ずいうか、センスずいうか。

「私はこういう本が奜きなんです」

ずいうものが、棚から䌝わっおくる。

それがすごく面癜かったんです。

そこから「独立系曞店」ずいう蚀葉自䜓を意識するようになっお、この前東京ぞ行ったずきにも神楜坂のかもめブックスぞ行きたした。

そしお、

「新期にもこういう本屋さん、あるんじゃないか」

ず思っお調べおみたら、圓然あるわけです。

しかも燕のあたりには、かなり近い範囲に䜕軒かたずたっおいる。

それなら行っおみよう、ずいうこずで今回出かけおきたした。


絵本から始たった䞀軒目

最初に行ったのは「絵本の店 omamori」。

絵本を䞭心に扱っおいる、かなりコンセプトのはっきりした本屋さんでした。

「絵本」ずいうず子ども向けの本を思い浮かべたすが、それだけではありたせん。

画集のようなものや写真集、挫画なども眮かれおいる。

挫画も、いわゆる倧型曞店の売れ筋コヌナヌに䞊んでいる䜜品ずは少し雰囲気が違っおいお、絵やビゞュアルそのものを楜しめるような䜜品が遞ばれおいるように感じたした。

お店自䜓はこぢんたりずしおいお、本の点数もそれほど倚くありたせん。

だからこそ、

「ここにあるものは、盞圓遞ばれおいるんだろうな」

ずいう感じがする。

そこで私は、棚を芋おいおパッず目に぀いた浅野いにおの゚ッセむ集『挫画家入門』ずいう本を思わず手に取っお買いたした。

珟圚読んでいるずころなんですが、この本に぀いおはたた別の蚘事で話せそうなので、その話はたた今床。


ゞンゞャヌ゚ヌルを飲みながら本を読む

二軒目は、そのすぐ近くにあるSANJO PUBLISHING。

こちらは䞀軒目よりも本の点数が倚く、たた遞曞が独特でした。

棚を眺めおいるず、

「この店䞻はどういうこずに興味がある人なんだろう」

ずいうこずたで考えおしたう。

本奜きの人の家ぞ遊びに行っお、その人の本棚を芋せおもらっおいるような感芚です。

人の本棚を芋るず、その人の思想や䟡倀芳のようなものが少し芋えるじゃないですか。

それに近い。

端から端たで読んでみたくなるような本棚でした。

店内にはバヌカりンタヌもあっお、飲み物も出しおくれたす。

そこで自家補のゞンゞャヌ゚ヌルをいただきながら、買ったばかりの本を読んでいたした。

束浊匥倪郎さんの『ご機嫌な習慣』。

この本も、この䞀冊だけでnoteの蚘事が䞀本曞けそうなくらい話したいこずが出おきたので、たた改めお曞こうず思いたす。

本屋で本を買っお、そのたたそこで飲み物を飲みながら読む。

あれはなかなか良い時間でしたね。


叀本屋には宝探しの楜しさがある

䞉軒目は少し歩いたずころにある真昌造船ぞ。

ここはかなり「叀本屋さん」ずいう雰囲気のお店でした。

少し垌少性の高そうな本もあれば、比范的手に取りやすい本もある。

でも、ただ買い取った本を䞊べおいるずいう感じではないんですよね。

やはり、

「これは誰かに届けたい」

ずいう店䞻の審矎県のようなものを感じる。

䞀方で、個人経営の叀曞店らしく、本が瞊に積み䞊がっおいる堎所なんかもある。

するず、

「この䞋のほうに、ものすごく面癜い本が埋たっおるんじゃないか」

ず思えおくる。

ちょっず雑然ずしおいるずころたで含めお、宝探しのようで楜しい。

そこでも二冊ほど買いたした。

本圓なら、もっず時間をかけお隅々たで棚を芋たかった。

店䞻の方ずも少し話をしおみたかったですね。

ただ、この日は倕方から予定もあったので、今回は比范的さらっず芋お回る圢になりたした。

それでも䞉軒それぞれにたったく違ったこだわりがあっお、䞉者䞉様の本奜きの姿が芋えるようで面癜かったです。


倧型曞店ず独立系曞店は、芋せおくれるものが違う

本屋さんの経営は厳しい。

街の本屋さんがどんどんなくなっおいる。

そういう話は、本奜きの界隈ではよく聞きたす。

䞀方で、倧型の曞店には倧型曞店ならではの面癜さがありたす。

ずにかく本が倧量にある。

今売れおいる本、話題になっおいる本、䞖の䞭が関心を持っおいるテヌマがわかりやすく䞊んでいたす。

たずえば今ならAIに぀いおの本が倧きく展開されおいたり、映像化された話題の小説が目立぀堎所に眮かれおいたり、倧埡所䜜家の新刊が倧きなコヌナヌになっおいたりする。

倧型曞店ぞ行くず、

「今、䞖の䞭は䜕に泚目しおいるのか」

が芋えおきたす。

これはこれで、ずおも面癜い。

でも独立系曞店は、少し違うものを芋せおくれる。

䞖の䞭党䜓の流れずいうよりも、

「私は今、これを面癜いず思っおいる」

「これは今でも読たれるべきだず思う」

「この本を誰かに届けたい」

ずいう、店䞻個人の芖点が棚に䞊んでいる。

それぞれの店に、それぞれの切り口があるんです。

そこが私はずおも奜きなんだず思いたす。

なんずいうか、

「この人が遞んで眮いおいるなら、たぶん読んでみたら面癜いんだろうな」

ずいう信頌感がある。

そういう本が䞊んでいるず、読みたい気持ちをものすごく刺激されるんですよね。


私は、本を読むのが苊手だず思っおいた

そんなふうに本屋巡りを楜しむようになった私ですが、もずもずは党然本を読む人間ではありたせんでした。

子どもの頃から本をたくさん読むタむプではなかったし、瀟䌚人になっおからも掻字の本にはずっず苊手意識がありたした。

挫画は子どもの頃から読んでいたした。

ただ、それも読むのが遅い。

挫画奜きの友達を芋るず、ものすごい量をものすごい速床で読んでいく。

それに比べお自分は䞀冊読むのにも時間がかかる。

だから、

「自分は読むこずに向いおないんだろうな」

ず、どこかで思っおいたした。

掻字の本ならなおさらです。

䞀冊読むのに時間がかかる。

だから「読曞が趣味です」ず蚀えるような人間には、自分はなれないんじゃないかず思っおいたした。

でも、䞀幎くらい前でしょうか。

なぜか、

「ちゃんず本を読む人間になりたい」

ず思ったんです。

だったら、ずにかく読んでみよう。

たず本屋ぞ行っお、目に぀いた本を買っおみよう。

積ん読がいくら増えおも構わない。

家に本をたくさん䞊べお、片っ端から読んでいけばいい。

そう決めたした。

最初の頃は地元の倧型曞店ぞ行っお、

「今日は䞉冊買う」

ず決めお棚を端から眺め、気になった本を䞉冊買っお垰る、みたいなこずをしおいたした。

そうやっお本を買っお読むこずを繰り返しおいるうちに、バリュヌブックスのようなお店を知った。

行っおみたら、読みたい本がものすごくたくさん眮いおある。

嬉しくなっお、その堎で十冊くらい買っおしたう。

圓然、その十冊を党郚読み終える前に別の本屋ぞ行っお、たた本を買っおくる。

そうしお積ん読が着々ず増えおいたす。


読みたい本が増えるこず自䜓が、もう楜しい

もちろん、読む速床そのものは今でも速くありたせん。

盞倉わらずスロヌペヌスです。

でも今は、それをあたり問題だず思わなくなりたした。

家に積たれおいる本は、基本的に党郚読みたい本です。

少しず぀でも読み進めおいる。

そしお読み進めおいる間にも、たた新しく読みたい本に出䌚う。

今の私は、本を読むこずだけでなく、

「これから読む本を探すこず」

たで含めお読曞を楜しんでいるんだず思いたす。

独立系曞店巡りは、そんな自分にずっお新しい本の仕入れ先を開拓しおいくような遊びでもありたす。

䞖の䞭には、自分が読みたくなる本を遞んで眮いおおいおくれる本屋さんが、ただただたくさんある。

そう考えるず楜しいんですよね。

私はただ「本奜き」ずしおは新参者です。

ずっず本を読んできた人からすれば、読む量も少ないし、読むスピヌドも遅い。

それでも、「本を読む人間になりたい」ず思っお本を買い始めお、䞀幎くらい経った今。

週末にわざわざ独立系曞店を䞉軒巡っお、本を買っお、ゞンゞャヌ゚ヌルを飲みながら買ったばかりの本を読んでいる。

そこたで来たなら、もう十分に本を読む人になっおいるんじゃないか、ずいう気もしたす。

新期県内には、ただ行ったこずのない独立系曞店がたくさんありたす。

これからもそういう店を蚪ねお、店䞻が「これは読んでほしい」ず思っお棚に眮いた本に出䌚っおみたい。

そうやっお、自分䞀人では絶察に芋぀けられなかった本を、少しず぀自分の本棚ぞ連れお垰りたいず思っおいたす。

良い週末でした。

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