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あおい国 〈ひと色展〉

    Foliage Poet


    ぼくはいつも
    あおい国を探している

    寂しい夜のため息が
    ピーコック ブルーの星に変わり
    午後の草原を吹く風が
    迷子の名前を呼ぶところ
    あおい国  

     国境線で  
     少女がなわ跳びしている国だ

    ぼくはこれまで
    いろんな国を通り過ぎて来た
    なまりいろの国に行ったら 
    国境線が黒く錆びていたよ 
    がれきいろの国に迷い込んだら 
    国境線が崩れていたよ 
    どろぬまいろの国では 
    国境線がごにょごにょ動いていたよ

    だけど 
    ぼくが探しているのは
    待ち侘びた夜明けの朝に
    朝露を集めた大海原から
    翼を生やしたイルカの群れが
    空に恋して飛び立つところ
    あおい国 

     国境線で
     少女がなわ跳びしている国だ

    ぼくはこれから
    いろんな国を通り過ぎて行く
    じゅもくの国 ねこの国 ぽてとぱいの国 はなめがねの国 
    ゆーふぉーの国 どんびごの国 ゆどうふの国 ぷるぷるふるえる国 
    のっぺらぼうの国 またんごの国 とんこつらーめんの国 
    ゆたんぽの国 むしが食って あなだらけの国

    どの国も ふわふわ空に浮かんでいて
    なんだかこころもとないから
    ぼくは あおい国を探すんだ

    空と 海と あおい大地と
    まだ生まれていない
    きみとぼくが出会うところ
    あおい国

     国境線で
     少女がなわ跳びしている国だ


    なわ跳び02


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    *上記、コラボ企画に参加させていただきました。
     イシノアサミさん、よろしくお願いします。



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