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ブロッコリーの森 ⑫ 最終話

    いつのまにかぐっすりと眠って、ぼくは
    ひとりの部屋で朝をむかえた。

    起き上がって、おばあちゃんの台所に行くと『おはよう。よく眠れたかな?』とにっこりして言ってくれた。
    ぼくも、おはようのあいさつをして、きのうの夜のできごとは説明せずに言ってみた。

    「ねえ、妖精なんているのかなあ」

    おばあちゃんは言った。
    『そうだね、いるかもしれないね。
    昔見た映画では、森の中にたくさんの妖精が住んでいたよ。
    本の中のおはなしとか 作りものと思っている中に、本当のこととか大切なメッセージが入っていることがあるみたいだよ』

    おばあちゃんは続けてこう言った。

    『もしかしたら、その映画をつくった人は、妖精を見たことがあるのかもしれないね』

    その話をきいて、ぼくはますます森に連れて行ってもらうのがまちどおしくなった。
    そして、このあと街にもどってからの
    いつもの毎日も、学校も、
    ほんのすこし楽しくなりそうなかんじがしている。   


                   ー おわり ー

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    さいごまでお読みいただいて
    ありがとうございます
     
     
    50娘と80母のふたり暮らし/御縁に感謝 民間療法、目の不自由な方のガイドヘルパーや読み書きのお手伝い、ふたつの仕事をしています。 いろんな感情の波をのりこえて、今がいちばん楽しい50代 ちょっと休憩のひととき、ご一緒に

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