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香水が苦手な私が、香水に助けられた話。

    大学院に入学してから、不眠症と闘う生活になってしまった。

    同じゼミ仲間からは、「ずっと眠れないなんて、勉強する時間が増えて得じゃん」なんて言われた。

    マジかー。

    一度も不眠症になったことがないゼミ生には、この辛さは分からないうえ、あろうことか「お得」だと思われてしまった。ショックだった。

    眠りたいのに眠れない。「どうやって寝るんだけ!?」と、お布団の中で寝る方法について真剣に悩む日々。

    ぐっすり眠れると噂の入浴剤をお風呂に入れてみたり、リラックス効果のあるラベンダーの香りのアロマを枕元に置いたりと、いろいろと試してみた。

    薬局で売っている薬は、身体が慣れたせいか効かなくなり、いまだに病院で薬を処方してもらっている。


    そんな中、私は出会ってしまった。


    ある時、LOFTの中を歩いていると、猛烈に美味しそうな苺の香りがした。「LOFTで苺を売ってる!?」と思い、匂いを辿って近づくと、それは食べる苺ではなかった。


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    FERNANDA ICHIGO

    その正体は、美味しそうな苺の香りそのものの香水だった。この時、初めてFERNANDA(フェルナンダ)というブランドを知った。

    FERNANDA ICHIGOは、廃棄予定となる「ロス果実」の苺のエキスを抽出して作られた香水とのこと。

    https://www.wwdjapan.com/articles/2260126

    だから、摘みたての完熟苺の香りがするんだ!と、感動した。数量限定で販売している商品らしい。購入できてラッキー!

    私は香水が苦手で、普段から香水をつけないのは勿論のこと、バスや電車の中で香水の匂いを嗅ぐと酔ってしまう人間だ。


    眠れない日々に苦しむ中、なんとなくこの苺の香りに包まれたくなり、枕の横にシュッとした。


    あぁ!苺、美味しそう!美味しそうだよ、苺!美味しそうな苺だぁ、苺、最高だよ!苺、いちご、イチゴ・・・🍓


    と、苺のことばかり考えている間に、眠ってしまった。

    私は、ラベンダーの香りよりも苺の香りの方が眠れた。多分、人によって眠れる香りが違うのだと思う。あるいは、余計なことを考えずに、美味しそうな苺から、苺のショートケーキ、苺のタルトなど、苺のスイーツを連想し、苺のことばかりを考えたことがよかったのかもしれない。

    それからというもの、眠れなくて困る時には、苺の香水を枕の横にシュッとするようになった。

    不眠症は完全に治った訳ではないけど、この香水にはかなり助けられている。


    #創作大賞2026 #エッセイ部門 #不眠症 #香水 #大学院

     
     
    元社会人大学院生。院生生活の楽しかった思い出と苦しかった思い出の両方を発信していきたいと思います。脱線多め。イラストレーターさんやエッセイ漫画家さんとも繋がれたら嬉しいな。ご用の方は、XのDMからお願いします。 X(Twitter) ➡ https://x.com/es_bda

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