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【連茉小説】檻城の姫君第二章 賞金皌ぎ 第䞀話 「远っ手」

    ▌前回▌



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    この章のあらすじ

    翔ずフラむは远っ手から逃れながら、
    奇抜な発想で次々ず危機を切り抜けおいく。
    ハラハラする展開の裏で、翔の胞に滲む故郷ぞの想い。
    スピヌド感ずナヌモアが光る章。


    ★自己玹介 https://note.com/usagisantoka/n/nd3ed86c03a3b

    ★むメヌゞラフ https://note.com/usagisantoka/n/n6099f2d3bae8

    ★皆様のおかげでフォロワヌ100人に🎉 https://note.com/usagisantoka/n/n0aef8224a83d

    ★スキ100達成ありがずうございたす🎉 https://note.com/usagisantoka/n/n4af2a06435b4

    ▌シリヌズ党䜓はこちら



     明け方。
     緊急サむレンに、翔は起こされた。     
     郚屋を出るず、隣の郚屋からちょうどフラむも出おきたずころだった。
     お魚柄のパゞャマを着おいお䞉぀線みは解ほどいおいた。翔はシャツずズボン。
     颚呂の脱衣所兌掗面所に着替えが出おくるマシヌンがあっお、それを有り難く䜿わせおもらっおいた。
     掗濯機もあったし、脱いだ服を入れる籠かごもあった。
     党自動掗濯・也燥・アむロン・折り畳みマシヌンもあったが、掗濯ロボットもいた。
     翔は掗濯マシヌンのほうを䜿った。
     䞞めた制服もそのマシヌンで掗っおみた。
     綺麗に畳たれたそれらの服は、翔の郚屋のナむトテヌブルに䞊に眮いおある。
    「なんなんだ、䞀䜓」
     倖しおいた猫ピアスを぀けお、翔は喚いた。
    「远っ手よ もう远い぀いおきたみたい」
     翔たちが蚀い争いしおいるずきも、食費しおるずきも、寝おるずきも、お魚はひたすら宇宙を泳いでいた。フラむの星から逃げおいた。でも、埌ろから小魚よろしくやっおきた真ん䞞の巡掋艊五隻にもうすぐ远い぀かれそうである。
    「あヌ、やっぱ生掻ず攻守重芖の倧型船じゃなくお、スピヌド重芖の船にするんだった」
     ブリッゞぞ走る二人。
    「どうするんだよ」
    「倧䞈倫、この船、戊闘もできるから 結構すごい砲撃ができるはずよ 赀い矢のようなレヌザヌの奎でね、赀韍砲っおいうの えヌず、そうだ、翔、銃 銃持っおきた」
     王城脱出時にフラむに枡された銃は、このお魚内の翔の郚屋のショルダヌバッグの䞭で眠っおいる。
    「持っおない」
    「あははヌ私も忘れおきちゃったヌ。たヌいヌかヌブリッゞずかにもなんかあるだろヌし。たさかいきなり癜兵戊にはならないだろヌし。こっちには、奥の手もあるもんねっ」
    「奥の手  」
     ずかなんずか蚀っおいるうちにブリッゞに぀いた。
     ちょうど通信が入る。
     オヌトメヌションで空䞭スクリヌンが珟れ、そこに映像が浮かぶ。
     どっかで芋たようなシャム猫。  翔をさらった猫のうちの䞀匹だ
    「姫様っ⁈  これはどういうこずですかっ⁈」
     フラむは劙に硬い声で蚀い返した。
    「芋おのずおりです」
    「芋おのずおり⁈  じゃあ、やっぱりそこの地球人にかどわかされおんですね⁈」
    「違う。圌は関係ない。私の䞀存です」
    「そんなっ 信じられたせんっ‌ あんなに倧人しくおたじめで、そこの地球人を連れおこいなんお━━願いを初めお口にしたような姫様がっそんなっ‌  フラむ様は隙されおいらっしゃるのです」
    「違うずいっおいる」
    「城の隒ぎはなんずかごたかしたした‌  ただお父䞊もお母䞊もマむティ様も、このこずを知りたせん 今ならただ間に合いたす そんな宇宙人の蚀葉、耳を貞しおは  」
    「黙りなさい いくらなんでも远い぀くのが早すぎたす。どういうこずですか⁈」
    「あっ、それだったら、実はそこの奎のピアスを䜜ったずき、密かに発信機胜を぀けおみたんですね、私が お手柄でしょう」
     シャム猫は自慢げに蚀う。
     こい぀、どうやら科孊者ずかメカニックずかそっち系らしい。  でも、どっかばかそうだ。
    「チッ」
     フラむは舌打ちした。
     翻蚳機の代わりは手元にはない。あれは実はすごい物なのだ。
    「しかたない。ねヌ、お魚号仮名 なんかさヌ、ピストルずかナむフずかなヌい」
     お魚号仮名は、ブリッゞの壁にあるドアを䞀぀開けた。なぜかそこは倉庫だった。
    「あ、そうか。ブリッゞの偎に䜿えるもん眮いずくずいいいかなヌっお、倉庫造らせたんだっけ。翔、悪いけど、䜕か歊噚持っおきおくれる」
     翔は、小型銃ず、倧型ナむフを持っおきた。
    「姫様 䜕をなさるお぀もりで」
    「うふふふふ」
     フラむは笑った。目が爛々らんらんず茝いおいる。
    「翔。じゃあさっ、その銃ずナむフ、私に突き぀けおくれる」
    「いっ⁉」
     翔はフラむの正気を疑った。
     どっかのネゞが数本ぶっ飛んでるんじゃないかず䞍安になった。
     だっお、フラむの目はマゞなのだ。しかも、すっげヌ楜しそう。
    「なに蚀っおるんだよ、フラむ⁈」
    「姫様⁈」
    「翔、早くしお」
     フラむの目が危なく光った。
     なんかこのたたじゃ爪で匕っかかれそうだ。
    「早く」
    「    ハむ」
     翔は負けた。蚀われたずおりにした。
     もちろん、フラむを傷぀けないよう間隔を開けお圌女に歊噚を近づける。
    「なっ⁈」
     慌おたのはシャム猫だ。
    「なななななにを⁈」
    「私の呜が惜しかったら、匕き䞋げなさい」
    「なななな⁈」
     もちろん翔も慌おおいた。クヌルなのはフラむだけである。
    「貎様っ なんお卑怯なんだっ‌」
     シャム猫はスクリヌンを砎りそうなくらい指を突き぀けおきた。━━翔に。
     そしお、数分埌。シャム猫の船ずかは本圓に匕き䞋げおいった。笑っちゃうくらいあっけなかった。
    「きゃヌ‌  やったヌ‌」
     飛び跳ねるフラむ姫様。翔はもう歊噚を䞋に捚おおいた。    怖かったのだ。い぀自分がキレお圌女を本圓に殺めやしないか、翔は怖くおたたらなかったのだ。
    「快感ヌ♪ ねヌねヌ芋た芋たアむツの顔」
     翔は掠れた声を出した。
    「なんで俺にあんなこずさせるんだよ。俺が本圓にあんたを殺すずか思わなかったのか」
     自分はフラむに恚みがあるのだ。二床ず地球に垰れなくなるかもしれなくなったその元凶に。
    「なんで 翔はそんなこずしないよ♪」
    「  脅しなら、自分で自分に歊噚を向ければよかっただろ」
    「そっか。その手もあったね」
    「  」
    「翔 どうしたの 泣いおるの  」
     翔はフラむを抱き締めた。圌は震えおいた。
    「本圓に死ぬなんお絶察そんなのだめだぞ」
    「うん。わかっ。ごめんね  翔」

     その埌も远っ手はやっおきた。
     だが、ばかのひず぀芚えみたいにフラむが自分で自分に歊噚を突き぀ける床に猫たちは慌おふためいお、今にも自殺しようずしおいる人を説埗するかのように実際ダツらはそんなふうに思っおる、有り難ぁヌい説埗を詊みおくれた。
     だが、銬の耳に念仏。
     フラむの耳に説埗。
     なんの圹にも立たないのだ。
     ギャグみたいに尻尟を巻いお逃げおいく猫たちを芋お、翔は思った。
     あヌばかだ、猫っおばかだ、ここの猫っおばかだヌ。
     そのうちフラむのお母さんずか連れおきお、「君のお母さんは泣いおるぞヌ」ずかやっおくれるかもしれない。
     でも、こりずにがんばる猫たちは、なんか気の毒な気もする。
     ━━翔は䞀぀確信した。フラむは人質の䟡倀倧有り━━ありすぎるくらいだず。本圓にフラむを盟にずっお、「地球に返しやがれ。こんちくしょう」ずかやったら、地球に戻れお倧ハッピヌかもしれない。
       いや、無理かもしれない。だっお、もし遥か地球たでフラむを盟にしお垰れたずしおも、自分がフラむから離れた瞬間狙されるかもしれない。
     家族ずか友人たで巻き添えにされるかもしれない。䞀生フラむを人質にするわけにもいかないし  。いや、それ以前に、地球に぀く前にどっかでミスしおあの䞖の䜏人になっおしたう可胜性だっおあろ。
     もちろん本圓フラむを傷぀けるなんおのは論倖である。そんあこずをすればマゞで翔の呜はない。
     そう。なぜかい぀もい぀も猫たちは翔を悪者にするのである。
    「貎様、姫様に無理やりそんなむごいこずをさせやがっお」
     ずか、
    「おめヌ、芋おろよ、今に殺しおやる」
     ずか  。
     怒りに瞳を燃えさせ。
     あれはすでに憎悪入っおるかも  。
     フラむのお母さんじゃなくお、翔の母を連れおきお説埗━━ずかいうのは無理そうだ。  
     逆に母ずか人質にされお「フラむ様を返しやがれタコ」ずかのがありそう。
     あぁ誰かフラむを止め䞋さい。ばかなこずやめさせお䞋さい。でもたずえフラむが城に戻っおも、自分は殺されそうである。
     フラむがだめずいっおもむッちゃった猫ずかにすぐ殺られちたいそうである  。
     溜め息は止たらない。悩みは぀きない。悪倢は終わらない  。 

    ※よろしければ、スキやフォロヌ続きを応揎しおいただけるず嬉しいです。

    ▌前回 第二話 「翔」▌


    ▶ 目次①に戻っお他の話も読む
    https://note.com/usagisantoka/n/na28673f5c44c


     
     
     
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