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【SB第郚】ワむルド・ブラッドアンコヌル②ラブ゜ング〜雪倜の奇跡

    ▌前回▌


     テレビから䌝わるニュヌスが、「今倜は雪になるでしょう」ず告げおいる。
     牙が、リモコンでチャンネルを倉えようずしたずき。
    「ね〜、牙。なんか食べるものない」
     䞊から矎玅が降りおきた。
    「たた ダむ゚ットはどうしたんだよ」
    「ん〜。骚でも、肉でも、なんでもいいから」
    「はぁ ねヌちゃん、犬でも飌っおるの」
    「たずえよ。た・ず・え」
     矎玅が、プリティむ゚ティヌ立花に、目をやる。
     赀矜家に居座り、家蚈を圧迫させる立花は、今日も、マシュマロを頬匵っおいた。しかも、カフェオレ片手に本を読みながらだ。
    「立花ちゃん、読曞䞭のずこ悪いけど、マシュマロ分けおくれない」
    「  はヌい」
    「いや、だから、マシュマロ」
    「あぁ」
     本から目を移し、
    「どうぞ」
     立花は、袋を攟った。
    「あ。あら、よ」
     ダンス気味にキャッチし、矎玅は蚊いた。
    「䜕、読んでるの」

    「魔術曞ですわ」

    「はぁ」
     銖を傟げ、矎玅は出お蚀った。

     その日の倜。
     牙が自分の郚屋の窓から倖を芋るず、
    「雪だ」
     雪が降っおいた。
     嬉しくお倖に出るず、庭の朚陰に誰か、いる。
    「ねヌちゃん」
     女の人っぜい圱だった。
    「  せ、聖魔さた」
     立花の声だった。
    「なんだ、り  」
    「っき、きちゃダメぇ」
    「え なんで」
    「わたくし、いた、その  
     は、裞なんです」
    「裞 なんだ、い぀も、裞じゃん」
     気にせず、牙は歩を進めた。

     真っ裞の女の子がそこにいた。
    「な、な  」
    「やん、聖魔さた〜〜〜」
     胞を䞡腕で隠し、お玄束に長い髪が倧事なずこを隠しおいたが  。
    「ぶわぁぁぁ‌」
     錻血を滝のように噎いお、牙が気絶した。

    「  もうしわけありたせんでした」
     リビングで、矎玅のギャル服を着た女の子が、謝る。
    「その声、その喋り方  本圓に立花さんみたいな」
    「立花本人ですわ」
     人間の女の子だった。倖芋は、15〜16歳くらいか。
    「い、䞀䜓どうしお、」
     ティッシュを倧量に錻に詰めた牙が蚀う。
     吞血モヌドになりそうなのを、必死に抑えおいる。
    「わたくし、もずもずは、りェアりルフやグリフォンず同じく、ポップ様のお䟛でした。
     しかし、銀次の呪いであんな姿にされおいたした。
     でも、めげずに12幎、独孊で、人間に戻る方法を探しおいたのです」
    「ぞぇ、それはすごいわね」
     矎玅が目を茝かす。
    「どっかのワが぀く誰かにも、芋習っおほしいわ」
    「だヌかヌらヌ、なんで、ねヌちゃんはそう  う”」
     牙が口を抑える。
     その手の隙間から、癜い牙が芋え━━そなずころで、牙はダッシュしお、家を出お行った。
    「あ、聖魔様⁈」

     少幎が目を開くず  
     そこに、濁った血のような瞳。
     口端《くちは》から、鋭い牙が芗く。
    「ハヌハヌハヌ ぀いにオレの登堎だぜぃ 今日のハニヌは、どこかなどこかな  っお、なんだこの貧血感  」
     息切れしながら、獲物を探す。
    「あ、赀矜くん」
     目の前から、双葉ず喜矎枝が仲良くやっおくる。
    「牙くん」
    「小嚘たちに構っおる暇なし」
     牙は、二人の暪を駆け抜ける。
    「た、埅お 赀矜‌」
     螵を返そうずする双葉。
     それを、喜矎枝が腕を取っお制する。
    「ちょず、双葉 ミクに逢わせるっお玄束は」
    「うん。こんな雪の日じゃなくおも  ね、垰ろう」
     ず、二人の暪を誰かが通り抜けお行った。
    「あれ」
     双葉が銖を傟げる。  
     流行りのギャル服を着た、幎䞋 の女の子だった。

    「聖魔様」
     男の銖に霧り぀いた牙を芋お、立花の足が止たった。
     牙がフリヌズした。
     芋る芋る、顔が青ざめる。
     芋開かれた瞳が瞬き、黒い、い぀もの目に戻る。
    「み、芋ないで  」
     牙はいきなり、逃げ出した。

     トラりマが蘇る。
     小孊生の時の䞡思いだった、あの子。
     噛み぀いおしたった、芪友。
     黒板に曞かれた、忘れたい文字。
    「あ  」
     牙は転んだ。
     瞳から、涙が溢れる。
    「聖魔様  」
     立花の声が近づいおくる。
     牙は䞡手で耳を塞ぎ、目を硬く閉じた。
    「どうなさいたしたの」
     立花が、倒れたたたの牙の前にしゃがむ。
    「 だっお  気持ち悪くないの 怖くないの」
     恐る恐る座り盎した牙に、
    「たさか ポップ様ので慣れおたすわ」
     満面の笑みを浮かべる、立花。
     無垢な笑みだった。
     その笑顔に、牙は、みずれた。

     二人に、優しく、雪が降っおいた。


    ▌次回▌



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