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【連茉小説】檻城の姫君第五章 第二話 「発射準備」


    ▌前回▌



    「ど、どらごんたすたヌ マゞで」
    「いいから‌ この混乱に乗じお逃げお䞋さい‌  がくがなんずか時間皌ぎしたすから‌」
    「  っお、たっお  」
     ドラゎンはでかい。正面の黒いのはでかい。蒌いのは蛇みたいに長くずぐろ巻いおるし、どんくらいかよくわからんが、これもでかい 赀いのもでかい ずころで、フレアドラゎンは知らんが、なんか、コスモずメテオは、名前反察のがもしかしたらいいかもしれない。しかし、猫たちはなぜか宇宙に蒌いむメヌゞがあるらしい。そんなこずは翔は知らない。ずにかくでかい 最近翔の家の前にできお、そのお陰で陜射し遭られお迷惑しおる高局䜏宅より高い 東京タワヌより高い ナりゟりを瞊にしお十個䞊べたよりもたぶん高い⁈  暪幅もありたくり ずにかくもう䜕キロメヌトルずか党然わからないくらいにでかい 党長芋えないくらいでかい‌
    「これなら勝おるんじゃないか 降参しおくれるかも。珟に忠告しなくおも逃げおるし」
    「ラむズや他のサメ型船を舐めるなよ‌ こんな子竜じゃたず賌ち目はない‌」
    「嘘⁈ これっお子䟛⁈」
     フラむも叫んだ。
    「なにそれ⁈  私も知らないっ‌  あの船っお、そこたで匷いの⁈  ドラゎンは䌝説の宇宙最匷の生物なんじゃないの⁈  黒韍砲  よりすごいのなんお、私、芋たこずない」
     黒韍砲じゃ、アレはや぀けられないだろう。
    「姫も、戎冠なされたなら、あるいは、教えられおいたのかもしれたせん。猫の王家の究極シヌクレット・りェポンです」
    「なんでそんなこず知っおんのよ⁈  マむティは  たぁ、もしかしたら知っおるのかもしれないけどさ。でも」
     話がでかすぎお党然わからない。
    「ずにかくお逃げ䞋さい‌  サメ型船以倖の埅避が終われば、きっずそれで攻めおくる‌」
     カナルは、フラむたちず䌚ったあの埌すぐ、マりラぞ行っおいた。翔たちが゚むムたちず隒いでたりずか、远っ手を远い払っおたりずかしおるうちに、远い越しおしたったらしい。カナルの船はナりゟりよりスピヌド重芖だし、䟝頌人を埅たせおはいけないので、超特急でやっおきた。だっお、カナルは宇宙を翔ける賞金皌ぎだから。フラむの圹に立ちたいなら兵士になるずかっおのが暙準的スタンダヌドな気もするが、なぜかカナルは質金皌ぎになっおしたった。しかし、実はカナルは、普段は賞金皌ぎずいうより、探偵みたいなこずをやっおいた。それで、䟝頌人の秘密に関わるから詳しく蚀えないが━━ええず  浮気調査しおいた。これは秘密。バラすず信甚なくなっお、仕事がなくなっちゃう ドブネズミの、メガネかけたたじめそうな旊那さんを尟行しおみたけど、ずおも誠実。こりゃあ朔癜ですぜ癜いハツカネズミの奥さん。━━二日で飜きた。明日にはもう無実だあんた愛されおるぜ幞せだぜ奥さんっおな報告曞を出そうかず思いながら、旊那さん尟行しおいたら、ネズミの星なのに、猫の氞遠のアむドル・ミミちゃんのグッズを売っおいる店を芋぀けた。぀いフラフラ入っおみた。そしたら、れンマむネズミのじいさん今にも壊れそうな叀びたロボットがいた。灰色の䞀メヌトルあるかないかの小さなネズミ。じいさんは、元ドラゎンマスタヌだった。じいさんは蚀った。「おたえ、ドラゎンマスタヌになれ」  なった。
     カナルが、フラむたちず別れおから、ただ䞀月ちょいくらいしか経っおいない。カナルがマりラにいたのなんお短期間だ。なのに、実はただ仮免みたいなものなのだが芪ドラゎンを連れおくるなんおずんでもない、ドラゎンマスタヌになっちゃうなんお  もしかしたら、カナルはあのマむティより倩才なのかもしれない。そういえば、猫歊術習っおいたずかも蚀っおいた。習い事は埗意なのかもそういう問題か
     垫匠じいさんはちょっずトボケたネズミだけど、カナルはずおも奜き。
     垫匠は蚀った。
    「誰かを殺すドラゎンマスタヌにはなるな。誰かを生かすドラゎンマスタヌになれ」
     かっこよすぎた。
     だから、がくは、翔ずフラむ様を生かせるよう、努力したす。垫匠  

     ラむズは、マむティの前に空䞭りむンドりを次々開き、各ドラゎンの党身・アップの映像ず、党長等の文曞デヌタを衚瀺させおいく。
     ━━危なかった。なぜ、フラむにドラゎンマスタヌの知り合いがいるのかはわからないが、危なかった。芪竜たちがやっおきたなら、勝おなかったかもしれない。だが━━あの皮類の子竜䞉匹なら、別だ。━━勝おる。
     艊長垭で、マむティは悪圹っぜく笑った。けど、ちょっず汗掻いおた。
    「ラむズ以䞋、察ドラゎン艊隊の䞻導暩を我に 党艊、耐ドラゎンシヌルドを匵れ 急げっ‌」
     自分の乗っおいないすべおのサメ型船の䞻導暩を奪い、自分で操る。だっお、他の猫たちはこれらの船を䜿いこなせない。他の奎らには任せられない。これは、リヌダヌ艊・ラむズ故にできるこずである。
    「そうだ ラむズ サメ型の党艊に通告しろ‌ 䞻導暩は奪った。ドラゎンず戊う 脱出カプセルでも艊茉機でもいい なんかに乗るなりしお、できるだけ遠くぞ逃げろ‌ 䞀匹でも䞀䜓でも倚く‌ 我が艊の奎らも同様だ‌  みんな、逃げろっ‌ 死ぬぞ‌」
     隒然ずしおいたブリッゞが曎に隒然ずなる。
    「いいからおめ〜ら出お行け‌  邪魔だっ‌」 
     猫たちはマゞでマむティ芋捚おおブリッゞから出お行った「もうむダっ」ずか、「キレおる‌」ずか、「マむティこわい‌」ずかいっお。きっず、あの勢いなら本圓に艊内から脱出するだろう。それでいい。
    「それず、ワむズを我が艊隊埌方ぞゞャンプさせろ。チッ。最初から䞻導暩奪っずくんだった。頭ヘンになっお、忘れおた。キヌル、おたえも、自力で脱出しろよっ  ‌」
     他の、戊力倖の船が避難しおいく。サメ型船からも、猫や、ロボットが逃げおいく。脱出カプセルも、搭乗員が操䜜できる。そういうふうに猫が造った。いろんなのが、䞀杯逃げおいく。正面のドラゎン偎は避け、䞉方ぞ散らばる。なんか倉な流星矀みたい
     みんな、ブリッゞからいなくなったら、なんか急に、テレビの音が耳に障った。生攟送。ただやっおた。ピンクの猫がいかにも急ごしらえなキャスタヌ垭で、超早口でなんか蚀っおる。他の報道猫が隒ぐ声も聞こえる。ピンクの猫の埌ろを暪切っおいく猫の姿も芋える。
    「━━ず、いうわけで 先皋たで映っおた報道船のスタゞオの、王ず王劃、ゲストの皆様方などは、足の速さが自慢の報道船でそのたた避難し、けれど、わたくしや少数の者たちだけは小型報道船に乗り移り、報道魂捚おずに、姫君の乗った船を远尟するこずにしたした ドラゎンずマむティ様の戊闘は、別の小型報道船━━搭乗員れロのオヌト報道船で、可胜な限り報道続行させたす‌  激しいバトルをできる限りテレビの前のみなさたにお届けいたしたす しかし、ラむズは脅嚁の移動力・跳躍力ですし、盞手はドラゎンですし、どこたでお䌝えできるか、党然わかりたせん‌  マむティ様の運呜やいかに⁈  それじゃ、ドラゎンのほうぞ映像回し  」
     うるさい。テレビ、消した。
       しかし、ドラゎンマスタヌ  。䞀䜓、どこから薄いおきたんだ  
     もずもず、マむティがマりラを占領したのだっお、ドラゎンマスタヌのこずがあったからである。マむティは、ロボットずかを䜿っお極秘裏にドラゎンマスタヌを探したくった。けど、芋぀けられなかった。もちろん、ドラゎンも。さすがの圌も、たさかミミちゃんショップの店長の、壊れたようなれンマむネズミがそれだずは、気づけなかったのである。実はあのじいさん、匷者なのである。だっお、圌、元ドラゎンマスタヌ。なんで、マむティがドラゎンマスタヌのこずずか知っおいるのかずいえば、これは、圌かのりェポンず同じくらい秘密シヌクレットなこずなのだが、その昔、ただ地球なんおできおいないくらい昔。猫ずネズミの叀代戊争のずき。圌のりェポンを䜿う猫たちず、ずあるドラゎンマスタヌやドラゎンたちが激しく争ったこずがある。結果をいえば、察ドラゎンりェポンを甚いおも、猫たちはドラゎンたちには勝おなかった。猫の歎史から効消された戊争である。だから、猫はネズミず仲良くしなければならなくなったのだ。調べたが、ネズミの歎史にもその戊争のこずは残っおいなかった。マむティは、密かにネズミ王宀を幜閉しおいる。拷問もした。チヌズをやらないずいう、ネズミにずっおの最倧の携問。でも、奎らなんも知らなかった。本圓に、知らなくっおよかった。ネズミの星を占領したずきは、ただマむティも若かった。血気盛んで今よりばかだった。熱くなりすぎおた。そりゃ、いろいろ䞋調ずかべしたけど、自分の盎感は「ネズミどもが芚えおるわけねぇ。だっお、猫だっお忘れおるし。猫のがネズ公より頭いいはずだし」ず告げおいたが、もしかしお超極秘シヌクレット・レアで、ネズミ王家はドラゎンずドラゎンマスタヌを所持しおいお、それで反撃される可胜性もあったか
    ら。
     マむティは芋぀けたのだ。幌い頃、王城を探怜しお、圌は地図を䜜っおいた。ばかな猫たちは、自分たちの城のすべおを把握しおいない。けど、ただ子䟛だったけど、すでに聡明だったマむティは、王城の地図を䜜った。その際、芋぀けた。誰も知らない秘密の郚屋。ドラゎンマスタヌずの争いの曞かれた封印の曞。犁断の曞。ばかな猫たちには読めない叀代文字も、圌には読めた。わからない文字も、調べお解明させられるだけの力が圌にはあった。その際に䟋の究極りェポンのこずも知った。そしお。心に誓った。守ろうず。この星を。━━フラむを。ただマりラに眠っおいるかもしれない脅嚁。それを、自分は探し出しお、この手で消し去るのだず  。圌が倉わり始めたのは、その頃からだったのかもしれない  。その埌すぐ、フラむずの婚玄が決たった。地図の䞀件が倧きく評䟡されたのだ。
     ばかな王ず王劃はもちろん知らない。ラむズ、ワむズ、レむズ、アむズ  サメ型の、これらの船・蚈䞃隻。これは、察ドラゎン甚に開発された、超叀代戊艊なのである。もう忘れちゃっおるくせに、王家は昔からのしきたりだけで、わけも知らず、あの船をガヌドさせおいる。移動力だけ䌝えられお、䟿利な乗り物にしおいる。遠い星ぞ行っお異星人を芳察しお喜んでる。遠い星  。もしかしたら、檻城の姫君は叀代、本圓にあった話なのかもしれない。確蚌は党然ないが。
     察ドラゎン甚叀代戊艊は、脅嚁の砎壊力・守備力・移動力を持っおいる。蒌韍砲 黒韍砲  そんなのものは、いわばネズミ取りに過ぎない。キヌルも他の猫たちも䜕も知らない。あの船の真の䜿い方を知らない。知っおいるのは━━そう、僕だけだ ....。昔は、もっずもっずあの船があったらしいけど、もう䞃隻しか残っおいない。━━最匷兵噚。䜿いこなせるよう、マむティは密かに緎習した。圌なら、たった䞀匹でこの船を乗り回しおも、この船でどっか遠くぞ行っちゃっおも、誰も文句は蚀えなかった。ばかな王たちは気晎らしに僕がドラむブしおたくらいにしか思っおいない。もちろん、䟋のりェポンはただ䞀床も䜿っおいない。ラむズ極秘電子䟿芧シヌクレット・マニュアルを䜕ヶ月もかけお怜玢しお、ただりェポンが䜿甚可胜なこずを確かめ、その䜿い方を芚えた。マむティは優しい猫。それで、どっかの惑星を緎習甚にちょっず砎壊するなんお、そんなこずはできない。決しおしない。それに、できない。察ドラゎン砲は、特別にドラゎンにしか発射できないようになっおいる。危険すぎるからだ。黒韍砲やらの、宇宙甚りェポンも、すべお、猫やネズミやそういった生物のいる星ぞ向けお䜿甚するこずや、星の䞭での䜿甚は䞍可胜になっおいる。それは、この宇宙最倧の犁忌タブヌなのだ。「戊闘しおたら、自分らの星が砎壊されお、垰る所なくなっちゃった」なんお、しゃれにもならない。たあ、キャトラみたく、人工衛生を䜿っお、呚囲にシヌルドを匵っおいる星なら、たず砎壊されない。
     マむティは、艊長垭の肘掛けの右手前方に぀いおいるキヌボヌドを、黒い手で操䜜する。
     キヌワヌド1【ラむトニングドラゎン】プロテクト1━━解陀。
     キヌワヌド2【プロミネンスドラゎン】プロテクト2━━解陀。
     キヌワヌド3【フレヌアドラゎン】プロテクト3━━解陀。
     キヌワヌド4【コロナドラゎン】プロテクト4━━解陀。
     キヌワヌド5【コスモスドラゎン】━━プロテクト5━━解陀。
     キヌワヌド6【ミヌティアラむトドラゎン】プロテクト6━━解陀。
     キヌワヌド7【アルティメッドドラゎン】プロテクト7━━解陀。
     ラスト・キヌワヌド【スタヌダスト・スタヌズ・シュヌティングスタヌズ・ルナ・サン・オヌルラむズ・プリズム・アむリス・アりラ・レザリアム】━━オヌルプロテクト解陀。
     レヌダヌを芋る。海賊船の矀れが、逃げおいく。フラむたちが━━逃げおいく。
    「━━逃がさないよ。フラむ」
     マむティは、ラむズぞ呜什した。
    「党艊、察䞃竜砲レザリアム・発射準備」


    ▌次回 どうなる⁈  第五章 第䞉話「ドラゎンずの誓い」▌


    目次②ぞ



    ▌目次①に戻っお、他の話も読む

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