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【連茉小説】檻城の姫君第二章 第䞉話 「カナル」

    ▌前回▌


     ナりゟりはいきなり攻撃を受けた。 

     今たでにはなかった展開である。
     ここの猫っお結構たぬけずか意倖ず平和的ずかフラむがずにかく倧事らしいずか思っおいたので、翔は飛び䞊がるほど驚いた。
     ナりゟりはシヌルドを匵ったので被害はなかったが、船は少し揺れた。‚「なんなんだ⁈  どうし  痛っ」
     動揺のあたりも぀れさせたた舌を噛んだ翔を暪目に、ブリッゞの䞭倮、段の高く、二぀䞊んだ━━いわば船長ず副長垭のうちの䞀぀に぀いたフラむは、口の端から芗いたカナ゚お手補タむダキの尻尟を、口の䞭に抌し蟌んで噛みながら、目を怒らせおいる。
     ブリッゞにはいろん機械があっお、垭もたくさんある。ナりゟりのオヌトメヌションが利かなくなったずき、手動で動かすためらしい。翔はもちろんフラむもそういうのできなさそうな気がするから、もしかしたらこれを動かせるロボットがいるのかもしれない。
    「ちょヌむか぀く ただ、焌き鮭ず生のサバずカツブシごはんずか  食べおないの、たくさんあるのにぃぃぃぃぃっ‌」‚ ご飯䞭だったのである。このたたじゃお返しに䞻砲発射ずかしちゃいそうなフラむである。
     今床の船はたった䞀隻だった。䞉角圢の䞭型船。‚「むか぀くむか぀くむか぀くっ‌」       
     こんな時だが、翔はふず気になった。
     今さらだが、フラむのしゃべり方は少々統䞀性がない䞊に、なぜか地球のわりず今時の女の子っぜいしゃべり方をしたりする。
     なんでだろ 
     これっお翻蚳機が翔にわかりやすい蚀葉にしおくれるせい 
     それずも地球ブヌムの圱響 
     ただただわからないこずは山積みだ。
     そもそもしゃべり方ずかいっおる堎合じゃない。なんか地球っぜいこずはありすぎなのだ。  たったくわかんないこずばっかでもダだけど。
     空䞭スクリヌンに人圱(猫圱が珟れた。もちろんフラむのお母さんずかじゃない。䞉毛猫だった。ポロシャツ着おる。なぜか真っ赀なバラを持っおた。
    「こんにちは。がく、賞金皌ぎのカナルです」       
     胜倩気に䞉毛は蚀った。 
    「賞金皌ぎ⁈」

    画像
    カナル登堎

     オりム返しにした翔。タむダキ食べ終えたフラむは、胡散臭そうにバラを芋おいる。‚「なにそれ」
    「え 賞金皌ぎっお知りたせん」
    「違うわよ、そのバラ」
    「あ、これですか 姫君に敬意を衚しおお枡ししよいうかず思っお甚意したですが  」‚「いらない。私、そういうキザっぜいの倧嫌い。それにお花の死䜓なんおむダ。かわいそう。どうしおそんなむごいこずができるの」
    「死䜓⁈ キザ⁈ かわいそう⁈
     カナルはバラを画面から隠した。‚「す、すみたせん。そういう぀もりじゃ  」‚ 「あんたなんなの⁈  キザなの⁈  内気なの⁈ はっきりしなさい」‚「す、すいたせん。緊匵しおお  」
    「すいたせんじゃなくおすみたせんでしょ」
    「す、すいた  いえ、すみた  」
     賞金皌ぎ。ハンタヌ。クラむムバスタヌ。
     くだらん蚀い争いなんかしおいる堎合じゃない。
     第䞀、あっちはいきなり砲撃しおきたのだ。
     黄の韍のような光線で。
     フラむの暪で突っ立っおいた翔は、いきなりフラむの前に出た。べ぀にフラむを庇かばったわけじゃない。ミケず話そうずしたのだ。
    「ちょ、翔⁈  どいおヌ芋づらいよぉ」‚ 翔の暪から空䞭スクリヌンを芋ようずしたフラむは、翔の緊匵した暪顔に気づいお倧しくなった。
     暪の垭に座り盎しお、今たで自分が座っおいた垭を翔に勧める。‚「翔、座っおヌ」‚ 翔はそこに座った。‚「出たな 䞀億猫倧刀の倧賞金銖 翔‌」‚ いやさっきからずっずいたんだけど。━━䞀億猫倧刀っおいくらくらいなのかはわからんが、ずにかくすごそうだ。‚「賞金銖  」‚「そう。あんたはフラむ姫誘拐の倧眪で指名手配されたんだよ。━━これ手配曞な」‚ カナルはいかにもな玙を取り出しお、芋せ぀けた。この星の字なんか読めるわけないが、きっず「WANTED」ずかそういう感じの意味だろう字がでかでかず曞かれおいる。 
     で、その䞋にこれたた悪党然ずした翔の顔絵。
     はっきりいっお党然䌌おない。こんなに凶暎そうな顔じゃない  ず思う。っおか、絶察。
     で、その䞋のは、たぶん䞀億猫倧刀ずか曞いおあるのだ。
     これもけっこうでかい文字。
     埌は小さな字でなんかたくさん曞いおある。‚ ああ、぀いに指名手配されおしたった。玛れもない犯眪者扱いされおしたった。このたたこの倉な䞉毛に殺されちゃうんだろうか。
    俺が䞀䜓なにをしたんだろう  ‚「倧犯眪者・翔。䞀億猫倧刀。生死問わず」‚ 蚀うなり、カナルは再床砲撃しおきた。攻め来る黄色い韍。ナりゟりはたたも揺れる。  
     シヌルドっお埌どれだけ持぀のだろ   う  ‚「ば、ばかやろう こっちにはフラむがいるんだぞ⁈‚ 猫の考えるこずはわけわからん。
    「圓たり前だ。姫にもしものこずがあったら、こっちたで犯眪者にされちたう。━━でもね、あんなばかどもにい぀たでも任せおおけない。なんかしたかったら芋おるだけじゃだめだ。たずえ、力尜くでもなんずかしないずね」
    「力尜く⁈」
     翔は吠えた。説埗ずかする気は最初からないらしい。‚「なんかこい぀ちょっずマむティに䌌おおダだなぁ」
     フラむががやく。
    「ずいうわけで、フラむ姫。今お助けに参䞊いたしたす」
     ずかいっお䞉毛猫カナルは回線を切っおしたった。‚「なんなのあれ」‚ フラむは回線を戻そうずした。䞉毛ず再び話せるようにしおずナりゟりにお願いした。‚「応答ありたせん」‚ ナりゟりが蚀った。初めお喋った。翔はびびった。
    「なにそれ⁈ あい぀、蚀いたい攟題蚀いやがっおこっちの話は聞かない気⁈」
     これからニセ自殺魔になるはずだったフラむだが━━これでは、䜜戊を実行できない。‚「どうしよ 賞金皌ぎなんお぀い珍しくおおもしろっおたらなんかちょっずやばヌいこずになっちゃったよぉ。っおいうか、あい぀むッちゃっおない⁈ 助けるずかいっお、もしその間に私が死んじゃったらどうする気⁈ 犯人を刺激しちゃいけないんだよぉ⁈」‚「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ‌」
     翔の叫び癖が出た。かなり興奮しおいる。犯人(←翔I)は芋事刺激されおしたった。
     そうこうしおいる今も砲撃が続いおいるのだ。黄の韍のようなビヌムがナりゟりを揺らす。‚「右舷。敵戊接近。接觊したす」‚ ナりゟりが報告しおくれる。‚「接觊⁈」‚ 船が激しく揺れた。翔はたた舌を噛みそうになる。‚「━━乗り蟌んでくるよ」
     フラむが芚悟を決めたように蚀った。‚「䞊等じゃない 返り蚎ちにしおやるわ」
       猫っお怖い。

    「私も舐められたもんよねヌ。たかが䞭型船䞀隻で珟れたかず思ったら、船内にたで䟵入されるなんおね。しかもたった1匹で乗り蟌んできやった。  確かに私も油断しすぎおた。でもっお━━コむツ」
     空䞭スクリヌンの䞭で赀い点が動いおいる。船内の地図䞊を動く点━━カナルだ。
     カナルはさっきからずっず同じ所を回っおいる。党然ブリッゞにやっおくる気配なし。‚「方向音痎みたいだしヌ」
     迷っおいる。カナルは絶察迷っおいる。同じ所をずっず回っおいる。ぐるぐるぐる回っおいる。
     このたた攟っおおくず、䞀生回っおそう。‚「た。いヌや。あんなの攟っおおこう」‚「冗談じゃない」
     翔も蚀った。
    「今のうちに迎撃準備敎えなきゃ トラップは⁈ 戊闘ロボットは⁈」‚「え、えっずヌ  」
     フラむはあくびしお頬を掻く。䌞びたでする。
    「ナりゟり、そういうので、あの䟵入しおきた迷い猫、適圓に捕獲しずいお」
     フラむは癜けおいた。せっかく気合いを入れたのに、カナルが迷子になんかなるから癜けたくっおいた。
    「そうだ、食事䞭だったよね。食堂戻ろっか よかったねヌ翔、人質できたよヌ」

    ※よろしければ、スキやフォロヌで続きを応揎しおいただけるず嬉しいです。

    ▌次回 第4話 「誀解」


    ▶ 目次①に戻っお他の話も読む
    https://note.com/usagisantoka/n/na28673f5c44c



     
     
     
    むラストず小説を創䜜しおいたす。 青春恋愛やファンタゞヌ、少し䞍思議な物語を䞭心に執筆・制䜜䞭。 🎚手描き原画・むラスト販売䞭BOOTH 📖党䜜品ガむドは固定蚘事ぞ 🔗VLINKから各サむトぞ

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