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Photo byshiro_iro_note

Zoomだとよそいきスイッチ見失う

    先日、仕事の面談でZoomを初めて経験することになった。友達がいない私はビデオ通話すらしたことがなく不安が募る。今使っている超低スペックパソコンでもできるのかな…と思い調べてみたら、スマホでもタブレットでもカメラとマイクがあれば大丈夫らしい。さらにZoomのサイトでテストが可能だという。

    早速テストしてみた。相手の声が聞こえるか、自分の声がマイクで拾えているか、カメラにちゃんと写るか、事前に確認できた。環境的には問題なかったが、緊張すると眉間にシワが寄りがちなことと、マイクを通した自分の声は低めで聞きとりにくいことに気づいた。

    私は電話の声もそういう傾向があることは昔からわかっていた。だから電話の時は少しテンションを上げて高めの声でハキハキ話すように心がけていた。いわゆる“よそいき”の話し方だ。お母さんが怒ってる最中でも電話に出ると豹変するアレだ。「本番のときは眉間と声に気をつけよう」そう決意していざ面談へ。

    Zoomの入室は3〜5分前が適切というので、3分前に入って待機。時間通りに面談が始まった。話しだした途端、“あれ?私電話のときどうやってしゃべってたっけ?”よそいきスイッチを完全に見失ってプチパニック。けっきょく最後まで低い声でボソボソと喋ってしまった。

    電話なら受話器なりスマホなりを耳に当てると条件反射でよそいきスイッチが入るのに、Zoomだとどうやってスイッチを入れるのかわからなくなってしまったのだ。直接対面すれば、もちろんそれなりに“よそいき”になることはできるが、それが画面の向こうになるとこんなにも感覚が狂うとは盲点だった。見るのとやるのとは大違いなんだな、と痛感した。

    ここで一句
    Zoomだと
    よそいきスイッチ
    見失う

    uribonne心の川柳

     
     
    子なし主婦(40代)の日常。子なしなのに短時間パート、お気に入りは必ず廃番になる生粋のマイノリティ。7歳上で3交代勤務の会社員の夫と二人暮らし。

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