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儲けの出どころは4種類しかない。自分の商売はどれか

業種別に商売を分解する記事を、これまで何十本と書いてきました。

脱毛サロン、学習塾、ラーメン屋、スナック、美容室、整体、カフェ、コインランドリー、キッチンカー。

業種が違うと、やっていることは全然違います。売っているものも、客層も、必要な設備も違う。

それでも、お金が残る場所だけを抜き出して並べてみると、驚くほど種類が少ないことに気づきました。

4つです。

自分の商売がどれなのかがわかると、次に何を直せばいいかが決まります。逆にここを取り違えると、他の型のやり方を持ち込んで消耗します。


第1章 1つめ 差額をその都度もらう

仕入れて売る。安く買って高く売る。いちばん古い形です。

物販、それだ、卸、輸入、中古売買。これが1つめの型です。

この型のいいところは、売れたその日に結果がわかることです。粗利がはっきりしていて、計算しやすい。始めるのも比較的早い。

弱いのは、1回ごとに勝負が終わることです。

同じお客さんが次も来るとは限らない。だから毎月ゼロから集め直す。集めるのに広告を使うと、その費用は1回の粗利から出すしかありません。

この型で利益を伸ばす道は2つだけです。1回の差額を大きくするか、回数を増やすか。

だから扱うものを選ぶ目と、在庫や納期を事故らせない運びが、そのまま実力になります。

第2章 2つめ 続けて買ってもらう

1回では終わらせない。回数券、月額、定期便。次があることを前提に値段を決める形です。

脱毛サロン、サプリ、AGA、整体の回数券、サブスク全般。これが2つめです。

この型の強さは、1人のお客さんから受け取る総額が大きいことです。

初回で赤字になってもいい。2回目、3回目で戻ってくるからです。だから広告に使えるお金が1つめの型より多くなります。同じ商圏で戦うと、1回で終わる商売は資金力で負けます。

弱いのは、始めてすぐには楽にならないことです。

初回で先に払っているので、続いてくれる人が一定数たまるまで、手元は薄いまま。ここで耐えられずにやめる人が多い。

この型で見るべき数字は、1人が何回続けるかと、何回目で初期費用を回収できるかの2つです。

第3章 3つめ 場所と時間の枠のなかで単価を上げる

席が10しかない。営業は昼2時間と夜4時間。土日しか人が来ない。

焼肉屋、居酒屋、美容室、海の家、駐車場、旅館。これが3つめです。

この型は上限が先に決まっています。席数×回転×日数を超えることはできません。

だから伸ばし方も決まってきます。単価を上げるか、回転を上げるか、空いている枠を埋めるか。この3つしかない。

よくある間違いは、席を増やそうとすることです。

増やすと固定費が上がり、下がりません。埋まっていない枠があるなら、そこを先に埋めたほうが安全です。平日の昼、雨の日、閑散期。埋める手は毎回違いますが、順番は同じです。

もう一つの間違いは、単価を上げるために品数を増やすことです。品数が増えると回転が落ちる。回転が落ちると、単価を上げたぶんが消えます。

第4章 4つめ 自分の時間を売らない形にする

作ったものが、自分が働いていない時間にも売れる。

記事、教材、テンプレート、ソフト、会員制のコンテンツ。これが4つめです。

この型のいいところは、増やしても自分の時間が減らないことです。1本売れるのと100本売れるのとで、手間がほとんど変わらない。

弱いのは、最初に何も返ってこないことです。

作っている間は売上がゼロで、作り終えても誰にも知られていない。ここで多くの人がやめます。見つけてもらうまでの距離が、他の3つより長い。

この型で効くのは、1本の出来よりも本数と検索のされ方です。1本が完璧でも、探されていない言葉で書いてあれば見つかりません。

逆に言えば、この型は時間をかけたぶんだけ資産として残ります。他の3つは、やめた瞬間に売上がゼロになります。

第5章 自分の商売はどれか

ここまでの4つを並べます。

1つめ 差額をその都度もらう。強みは早さ、弱みは毎回ふりだし。

2つめ 続けて買ってもらう。強みは総額、弱みは立ち上がりの重さ。

3つめ 枠のなかで単価を上げる。強みは読みやすさ、弱みは上限。

4つめ 自分の時間を売らない。強みは積み上がること、弱みは最初の無反応。

自分の商売がどれかを決めてください。

たいていの商売は、主に1つで、少しだけ別の型が混じっています。混じっていることは悪くありません。問題は、どれが主なのかを自分がわかっていない場合です。

第6章 取り違えると何が起きるか

型を取り違えると、正しいやり方が効かなくなります。

1回で終わる商売なのに、2つめの型のつもりで広告を使う。回収が来ないので、そのまま赤字が積み上がります。

枠が決まっている商売なのに、4つめの型のつもりで発信を増やす。予約は埋まらないまま、時間だけが減ります。

積み上げ型なのに、1つめの型のつもりで毎月の売上を見て一喜一忧する。まだ売れない時期に判断して、やめてしまいます。

やり方が悪いのではなく、当てる相手が違っているだけです。

第7章 組み合わせるとどうなるか

強い商売は、たいてい2つの型を重ねています。

美容室は3つめ(席と時間)に2つめ(また来る)を重ねています。だから席が埋まるし、埋まった席が毎月戻ってきます。

コインランドリーは3つめ(設備と回転)に4つめ(人が張り付かない)を重ねています。だから1人でも複数店を持てます。

学習塾は2つめ(月謝)に3つめ(教室と時間割)を重ねています。だから毎月読めるのに、季節でまとまった利益も取れます。

重ねる順番は、主の型を強くしてから、次を足すことです。

主が弱いうちに別の型を足すと、どちらも中途半端になります。

第8章 まとめ

儲けの出どころは4つです。

差額をその都度もらう。続けて買ってもらう。枠のなかで単価を上げる。自分の時間を売らない。

どれが優れているという話ではありません。向いている型と、いま立っている型が違うことのほうが問題です。

自分の主な型を1つ選んで、その型の伸ばし方だけをやる。

それだけで、やることの数が減ります。

ワークシート 自分の型を決める

答えを書き込む場所を作りました。このページをコピーしてメモに貼って使ってください。

問1 自分の商売の主な型は1から4のどれですか。1つだけ選んでください。

答え:

問2 混じっている型はありますか。あるなら何番ですか。

答え:

問3 選んだ型の伸ばし方のうち、いまやっていないものは何ですか。

答え:

問4 いまやっていることのなかで、別の型のやり方が混ざっていませんか。

答え:

問5 次の1週間で、どれから手をつけますか。一つだけ選んでください。

答え:

つづきに使えるもの

自分の型が決まったら、その型の伸ばし方を深く扱った記事があります。

続けて来てもらう形にしたいとき


値段の決め方から見直したいとき


発信を資産として積み上げたいとき


全部まとめて読みたい方へ

業種別の分析記事は全部で60本以上あります。月額1,980円で全部読めます。新しい業種は週1本ずつ追加します。新しく足した業種

枠と時間を売る形(3つめの型)を、いちばんわかりやすい業種で分解しました。

型が決まったあと、値段が通る形にするまで

自分の型が決まったら、次は「すでにやっていることを、外から見える形にする」作業になります。

その手順を1本にまとめました。20の問いに答えて材料を出し、伝える順番に並べ替えるところまでです。分解した74業種を型に振り分けた一覧も入れています。

業種の型 自分の商売を分解して、値段が通る形にするまで

この分析を毎日続けている作業について

業種の分解も、この記事も、ほとんどAIに任せて書いています。100業種を超えたのは、自分の手を動かす量を増やしたからではありません。

そのとき渡している指示ファイルを、そのまま配れる形に整えました。空欄を埋めて自分の指示ファイルにするものです。

AIに任せる型 毎日動かし続けるための指示ファイル5点

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