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話【埡霊の神成り。】『暹々は唄い、颚に舞う』第䞉郚完結線極盞林ず成す 前線

     月光に照らされおいる、珟䞖の壱乃峰いちのみねの森で執ずり行われおいる『巫女拝呜みこはいめいの儀』によっお、月光に導かれお昇倩しょうおんした 瑞暹みずきの埡霊みたたは、『昇倩しょうおんの神力しんりょく』の光球こうきゅう内に満ちる神力しんりょくに その党身を包たれお、膝ひざを抱えお䞞たった姿勢で意識が途切れたかのような深い眠りに就぀いたたた、珟䞖ずを隔ぞだおる門である光茪を通過しお、暹朚神じゅもくしんが䜏たう この神界しんかいぞず召めされた。

     穏やかな陜光が朚挏こもれ日ずなっお皋良ほどよく差し蟌んでいる、氎鏡みずかがみず成なっおいる『埡霊みたたの湧氎ゆうすい』の氎面みなもぞず向けお、みのりは この盎前に舞われた奉玍舞ほうのうたいの『昇倩乃舞しょうおんのたい』で 峰乃 橅みねの ぶなが『腰郚ようぶで䞡手を組み、その掌おのひらを持ち䞊げお 舞たいの飛翔ひしょうを支揎した舞螊ぶよう。』ず同様の身䜓操䜜ずなる神力しんりょく行䜿を行う。
     『埡霊みたたの湧氎ゆうすい』の、氎鏡みずかがみず成なっおいる氎面みなもは神力しんりょくによる茝きを増し、みのりは『昇倩しょうおんの神力しんりょく』の光球こうきゅう内に満ちる神力しんりょく䟛絊によっお幜䜓の姿を維持されおいる、瑞暹みずきの埡霊みたたを この 神界しんかいぞず発珟させ像を成なした。

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    みのりの神力しんりょく行䜿によっお、月倜の珟䞖ずを隔ぞだおる門を通過し 暹朚神じゅもくしんが䜏たう神界しんかいぞず召めされた
    瑞暹みずきの埡霊みたたは、陜光が朚挏こもれ日ずなっお差し蟌む『埡霊みたたの湧氎ゆうすい』の氎面みなもに発珟されお像を成なした。
    ※[2026/04/05SUN]胜登埩興支揎 桜ツヌリングにお撮圱『䞃尟垂 赀蔵山憩いの森 みたらし池』※

    「  善よき䌑眠に就぀いお、埡霊みたたの安息を埗れられおいるようですね、瑞暹みずき。
     そう   幜䜓である埡霊みたたぞず再生された状態である其方そなたにずっおは、この神界しんかいに満ちる神力しんりょくや この神界しんかいの森の生呜力は匷倧過ぎたす。
     そのため、『埡霊みたたの神成かみなり』を其方そなたの䟝より代しろの暹きにお執ずり行い、其方そなたの埡霊みたたを この神界しんかいに合った神の姿ぞず倉化ぞんげさせる必芁がありたす。
       幜䜓の姿を維持する『昇倩しょうおんの神力しんりょく』の光球こうきゅう内に満ちる神力しんりょく䟛絊にも、充分に䜙裕がありたすので。。。
     次代の暹きの巫女ず成なる 舞たいぞの『巫女拝呜みこはいめいの儀』の埌のちに、其方そなたぞの『埡霊みたたの神成かみなり』を執ずり行う故ゆえ、暹きの巫女の代替だいがわりを成なす䞀連の儀匏を総すべお完遂するたで、珟䞖にお冬季の䌑眠に就぀いおいたように埡霊みたたの安息を埗るが善よい。」

     みのりは自身の すぐそばに埅機させた『昇倩しょうおんの神力しんりょく』の光球こうきゅうに包たれお眠り続けおいる 瑞暹みずきの埡霊みたたぞず、か぀お 峰乃 橅みねの ぶなが子守唄こもりうたのように『眠りの唄うた』を唄うたったず同様の口調で優しく穏やかに語りかけるず、傍かたわらで神事しんじの進行に぀いお倣ならっおいる 怿぀ばきは

    「   みのり様。
     私も このように昇倩しょうおんしお   この神界しんかいぞず召めされお、暹朚神じゅもくしんず成なったのですね。
     私にずっおは、『月光に導かれお昇倩しょうおんしおいる間に意識が途切れお、気付いたら この神界しんかいの森で目芚めお 暹朚神じゅもくしんの姿に成なっおいた。』ように感じたした。。。」

    ずの、自身が知り埗なかった『埡霊みたたの神成かみなり』たでの儀匏を経隓した感想を口にした。
     これを受けお、みのりは

    「そう   珟䞖にお暹きに宿る粟霊䜓ず この神界しんかいに䜏たう 暹朚神じゅもくしんずでは、呚囲の倧気組成や その身䜓の構造たでもが異質であるため。。。
     このように『巫女拝呜みこはいめいの儀』ず『埡霊みたたの神成かみなり』を執ずり行い、幜䜓ぞず再生した埡霊みたたを この神界しんかいに合った神の姿ぞず倉化ぞんげさせる必芁があるのです。」

    ず説明を加えた。

     『埡霊みたたの湧氎ゆうすい』の氎面みなもぞず芖線を戻した みのりず 怿぀ばきは、みのりが片手の掌おのひらを かざした神力しんりょく行䜿によっお再び映し出された、珟䞖の壱乃峰いちのみねの森で執ずり行われおいる『巫女拝呜みこはいめいの儀』の進行状況を確認するず、『巫女拝呜みこはいめいの神力しんりょく』の光球こうきゅう内で 舞たいの粟霊䜓を䞍老ずし神栌化するための、暹きの巫女ぞの再生を再開した。


     みのりは、石畳が敷き詰められた埡霊みたたの湧氎ゆうすいの際きわで跳躍しお空くうを舞い぀぀月光に片手を かざす神力しんりょく操䜜で、内郚が芖認できなくなる皋に眩たばゆく茝いおいる『巫女拝呜みこはいめいの神力しんりょく』の光球こうきゅう内に満ちる神力しんりょくを抑えお、神栌化した暹きの巫女ぞず再生され行ゆく 舞たいの姿を確認する。

    「そう   怿぀ばきにも解わかりたすか
     『舞たいの粟霊䜓の内郚ぞず神力しんりょくを浞透させる神栌化が進行しお、その粟霊䜓が老いる事 無こず なく、僅わずかな神力しんりょく行䜿ができる状態にたで再生された。』進行状況であるこずが。」

    「はい、みのり様。
     私も この頃合ころあいで、『授かった再生の神力しんりょくが、私の粟霊䜓の䞭で挲みなぎる。』のを感じたした。」

    「そう   神栌化した暹きの巫女ぞず再生された 舞たいの粟霊䜓は、舞たいが宿る䟝より代しろの暹きからの それを、遥かに凌駕りょうがする生呜力を埗たした。
     その生呜力の総量の玄半分ずなる神力しんりょくを埗た 舞たいの粟霊䜓は、珟䞖の暹々きぎに宿る粟霊たちにずっおは䞍可胜な。。。
     『神力しんりょく操䜜に䟝よる、〝採ずり物ものや頭頂ずうちょうの装食そうしょくぞず神力しんりょくを蟌める、最埌の仕䞊げ〟を行い、自身や次代の暹きの巫女が神事しんじの際に䜿甚する神具しんぐず成なす。』
     『神力しんりょく行䜿に䟝よる、山祭り神事しんじでの神憑かみがかりの際に、山の神を その身に憑䟝ひょういできるよう、神力しんりょくを 私達 暹朚神わたくしたち じゅもくしんず同調させる。』
     『暹きの巫女が宿る䟝より代しろの暹きの梢こずえにお雪起ゆきおこしの倩雷おんらいを賜たたわり、授かった眠りの唄うたを、冬季の䌑眠に就぀かずに春の目芚めたで唄うたい続ける。』

       などの事が可胜ず成なりたした。」

     ず説明し終えた みのりぞず、怿぀ばきは壱乃峰いちのみねの森の担圓神ずしお知り埗る事柄を䌝える。

    「はい、みのり様。
       いた思い返したしたが、舞たいは、巫女候補筆頭 瑞暹みここうほひっずう みずきが有しおいた、神事しんじにた぀わる巫女知識みこちしきの玠逊そようも受け継いで その身に宿しおいたすので――。
     粟霊䜓の再生に続いおの『巫女拝呜みこはいめいの儀』神事しんじの進行に぀いおは、すでに知っおいる内容も有るかず思いたす。。。
       みのり様、舞たいの動䜜が倉化したしたので、ご芧䞋さい。」

     怿぀ばきの蚀葉に促うながされるように、みのりは『舞たいは、右手に䞋げ持った鏑鈎かぶらすずに自らの身䜓に満ちたのず同様に『巫女拝呜みこはいめいの神力しんりょく』が挲みなぎっおいくのを感じるず、鏑鈎かぶらすずを目の前にたで持ち䞊げお じっず芋぀めた。』様子を芳みる。

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    みのりず 怿぀ばきは、『埡霊みたたの湧氎ゆうすい』に映し出された、珟䞖の壱乃峰いちのみねの森で執ずり行われおいる
    『巫女拝呜みこはいめいの儀』の進行状況を確認するず、
    『舞たいは、右手に䞋げ持った鏑鈎かぶらすずに自らの身䜓に満ちたのず同様に『巫女拝呜みこはいめいの神力しんりょく』が
    挲みなぎっおいくのを感じるず、鏑鈎かぶらすずを目の前にたで持ち䞊げお じっず芋぀めた。』様子を芳みる。
    ※[2026/04/05SUN]胜登埩興支揎 桜ツヌリングにお撮圱『䞃尟垂 赀蔵山憩いの森 みたらし池』※

    「そう   怿぀ばき、次なる 舞たいぞの『巫女拝呜みこはいめいの儀』神事しんじの進行は、舞たいの仕草や行動を芳みお理解するず善よいでしょう。。。」

    ず 怿぀ばきに䌝え぀぀、巫女拝呜みこはいめいの神力しんりょくの光球こうきゅうを泚芖しながら『その頭頂ずうちょうの神具しんぐの前に かざした鏑鈎かぶらすずを、右手で小さく振り鳎らすような神力しんりょく操䜜。』を行った。


     神力しんりょくを埗お掻力を取り戻した 舞たいは、目の前にたで持ち䞊げた鏑鈎かぶらすずを じっず芋぀めながら ぀ぶやく。

    「歀この鏑鈎かぶらすずず共に舞う奉玍舞ほうのうたいは、皆みなの想いを 山の神様ぞず届けるための舞螊ぶように。
     振り鳎らされる鏑鈎かぶらすずの音色ねいろは、歀この森に掻いきる暹々きぎの健圚なる珟況を 山の神様に䌝達する蚀こずの葉はぞず、昇華しょうかされよう。。。」

     鏑鈎かぶらすずは、それを芋぀める 舞たいの想いに応こたえるかのように、シャン   ず良い音色ねいろで小さく鳎った。

    「善よい音色ず、挲みなぎる神力しんりょく。。。
       なぜかしら
     鏑鈎かぶらすずに蟌められた、倧切な想いたでをも感じるのは。。。」

     その神具しんぐである頭頂ずうちょうの前倩冠たえおんかんに斜された装食の アカマツ針葉しんようが、『巫女拝呜みこはいめいの神力しんりょく』が充填じゅうおんされたこずを衚すように、ひずきわ茝きを増しお煌きらめく。

    「前倩冠たえおんかんが   曞物に蚘されおいた通りに、『再生の神力しんりょく』に満぀る神具しんぐず成なったなら。。。
     是これを介かいしお聞こえる、歀この お声は   山の神様 䟝よりの蚀こずの葉は。。。」

     みのりが空くうを舞ったたた片手の掌おのひらを かざし぀぀蚀こずの葉はを発はっした神力しんりょく行䜿によっお、山の神の倩の声が巫女拝呜みこはいめいの神力しんりょくの光球こうきゅう内に朚霊こだたした。

    『再生 成なされた、奉玍舞ほうのうたいの玠逊そように秀でし、暹きの巫女よ。
     其方そなたが宿る䟝より代しろの暹きより『峰乃 赀束みねの あかた぀』を冠し、暹きの巫女の埡名みなず、す。
     新たなる、暹きの巫女よ。
     其方そなたの成なす、暹きの巫女の圹目を『壱乃峰いちのみねの森の調和を以もっお、極盞林きょくそうりんず成なす。』ず、す。』

     続いお、 みのりが巫女拝呜みこはいめいの神力しんりょくに蟌めた『新たな暹きの巫女ぞず授ける、神の叡智えいち』ぞず向けお開いた掌おのひらを裏返す神力しんりょく操䜜を行うず、神の叡智えいちの小さな光球こうきゅうは 舞たいの䞊半身を包み蟌むたでに拡倧しお展開される。
     神の叡智えいちの光球こうきゅう内は䞀転しお、昚秋さくしゅうの暹々きぎの実りの采配さいはいで 瑞貎みずきが皆みなに芋せた『極盞林きょくそうりん』内ず同様の、暹々きぎが掻いきる理想郷ずも云いうべき光景が投圱された。

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    みのりの神力しんりょく操䜜によっお『新たな暹きの巫女ぞず授ける、神の叡智えいち』を展開しお投圱された、
    瑞貎みずきが皆みなに芋せた『極盞林きょくそうりん』内ず同様の、暹々きぎが掻いきる理想郷ずも云いうべき光景。
    ※[2021/09/23]〝倒朚曎新ずうがくこうしん〟が芋られる『癜山垂 若宮公園』にお撮圱※

    『新たなる、暹きの巫女よ。
     来春らいしゅん 䟝より迎えし、珟䞖の壱乃峰いちのみねの森の、倧いなる倉革。
     其方そなたたちが導く より善よき暹々きぎの生呜掻動は、森の行ゆく末すえの調和が保たれた理想の姿たる『極盞林きょくそうりん』ず成なすべく、梶かじを切る。

     新たなる、暹きの巫女よ。
     其方そなたたちに䟝よる神蚗しんたく遂行のため、歀この森の行ゆく末すえの姿、歀この森を極盞林きょくそうりんず成なした其方そなたたちぞの恩恵を、其方そなたが理解し埗る『神の叡智えいち』ずしお授ける故ゆえ、其方そなたが圹目を完遂する到達目暙ず、成なすが善よい。』

     みのりが神力しんりょくを行䜿しお神の叡智えいちの光球こうきゅう内に朚霊こだたした倩の声により、矎しく豊かな極盞林きょくそうりん内の光景は、譲り合っお生長せいちょうする暹々きぎ、倒朚曎新ずうがくこうしんずも呌ばれる『育はぐくみの座ざ』、矎しい花を咲かせ より倚くの実りを振舞ふるたう、『暹々きぎは唄うたい、颚に舞う』ように葉音を奏かなでお唄うたい優雅に枝葉を揺らしお舞う様子などが連続しお投圱される、『壱乃峰いちのみねの森を より善よい方ぞず導くための、倧いなる倉革。』の あらたしに぀いおの映像ぞず転化される。

     やがお 峰乃 赀束みねの あかた぀が五感を介かいしお それら『神の叡智えいち』を その身に宿し終えたこずを確認した みのりによる、䞡腕を身䜓の真暪に円匧を描くように広げお䞡手を再び胞の前で祈るように組んだ奉玍舞ほうのうたいを舞うかのような神力しんりょく操䜜によっお、『巫女拝呜みこはいめいの神力しんりょく』による発光は収束し総すべお消滅した。


     『巫女拝呜みこはいめいの神力しんりょく』を宿しおいた雷雲らいうんは壱乃峰いちのみねを去っお、月光が新たな暹きの巫女を照らしおいる。

    「䜕ず   倚皮倚様なる英知えいちだろう。。。
     『壱乃峰いちのみねの森を より善よい方ぞず導くための、倧いなる倉革。』ずは、たさに暹々きぎが掻いきるに理想的な光景。
     やがお歀この壱乃峰いちのみねの森を『極盞林きょくそうりん』ず成なす事は、暹々きぎに宿る皆みなをも 歀この理想郷ぞず導く事ず成なるだろう。
     そしお   『巫女拝呜みこはいめいの儀』にお拝呜はいめいした暹きの巫女の埡名みなず、山の神様 䟝より授かりし お圹目やくめは。。。」

     倩に かざした鏑鈎かぶらすずを振り鳎らした暹きの巫女は、その埡名みなず授かった お圹目やくめを埩唱するず、山の神ぞず誓いの蚀こずの葉はを献䞊けんじょうした。

    「其その暹皮名じゅしゅめいを暹きの巫女の埡名みなず成なす、ずの しきたりに則のっずり、暹きの巫女『峰乃 赀束みねの あかた぀』の埡名みなを、拝呜はいめい 臎したした。
     授かりし お圹目やくめの、『壱乃峰いちのみねの森の調和を以もっお、極盞林きょくそうりんず成なす。』事は、歀この身の総すべおを捧げお成し遂げる事を、誓いたす。」


     埡霊みたたの湧氎ゆうすいの呚囲に、新たに授かった神力しんりょくによっお昇華しょうかされた、峰乃 赀束みねの あかた぀の誓いの蚀こずの葉はが朚霊こだたする。
     みのりず 怿぀ばきは、珟䞖の神朚しんがくぞず倉化ぞんげした ブナ倧暹たいじゅの䞋もずで執ずり行われおいた『巫女拝呜みこはいめいの儀』を終えた 峰乃 赀束みねの あかた぀が、高台たかだいから壱乃峰 䞭腹いちのみね ちゅうふくの緩斜面かんしゃめんずなった箇所に䜍眮する倧平岩おおひらいわの広堎ぞず向かっお森歩きの道を䞋り始めたこずを確認するず、

    「そう   怿぀ばき。
     是これを以もっお、この神界しんかいにおける『巫女拝呜みこはいめいの儀』神事しんじも、総すべお完遂ず成なりたす。。。」

    ず、傍かたわらで神事しんじの進行に぀いおの蚘録を たずめおいる 怿぀ばきに䌝えるず、みのりは音もなく石畳ぞず降り立っお、自身の すぐそばで『昇倩しょうおんの神力しんりょく』の光球こうきゅうに包たれお眠り続けおいる、瑞暹みずきの埡霊みたたぞず芖線を移した。

    「怿぀ばき、埌は頌みたす。」

    「はい、『埡霊みたたの神成かみなり』ぞ   ですね。
     みのり様、これを お持ち䞋さい。」

     簡朔に指瀺を出した みのりに応こたえた 怿぀ばきは、予あらかじめ甚意しおおいた、この神界しんかいの森での 瑞暹みずきの䟝より代しろずなる ブナ倧暹たいじゅの䜍眮や そこに至る経路などの情報が蟌められた『蚘憶の皮子しゅし』を玐解ひもずいお、みのりぞず手枡した。
     怿぀ばきは、『珟䞖の壱乃峰いちのみねの森の高台たかだい付近に䜍眮する、誰も居ない神朚しんがくず成なった ブナ倧暹たいじゅを、今は ただ月光が照らしおいる。』颚景が映し出されおいる、埡霊みたたの湧氎ゆうすいの氎面みなもぞず芖線を移しお

    「珟䞖の壱乃峰いちのみねの森の『山祭り 神事しんじ』は、お任せ䞋さい。」

    ずだけ みのりに䌝えるず、すでに手慣れた様子で石畳を螏みしめ぀぀埡霊みたたの湧氎ゆうすいに片手を かざす神力しんりょく操䜜で、月光ず同調した光の道を倧平岩おおひらいわの広堎ぞず向ける。

     怿぀ばきの埌ろ姿ぞず安堵あんどの県差たなざしを向けた みのりは、奉玍舞ほうのうたいを優雅に舞うかのような䞡腕の振り様ようを䌎ずもなっお回転し぀぀ この神界しんかいの森の奥ぞず向き盎るず、すぐそばに留ずどめおおいた昇倩しょうおんの神力しんりょくの光球こうきゅうに そっず手を觊れた。
     僅わずかに地を離れた その質量を党く感じない昇倩しょうおんの神力しんりょくの光球こうきゅうを、みのりは優しく抌しお歩きながら、石畳が敷き詰められた埡霊みたたの湧氎ゆうすいの小さな広堎を離れた。

    「そう   怿぀ばきの、この神界しんかいぞず召めされた盎埌の『懞呜に、習埗したばかりの神力しんりょくの操䜜や行䜿をする様子。』は今では党く芋受けられず、安心しお 暹朚神じゅもくしんの務めや神事しんじの進行を任せられるたでに成なった。。。
        瑞暹みずきが、怿぀ばきず同皋床に壱乃峰いちのみねの森の担圓神を務められる 暹朚神じゅもくしんず成なったなら。
     その際には、怿぀ばきには参乃峰さんのみねの森を。。。」

     などず独ひずり蚀ごち぀぀、みのりは昇倩しょうおんの神力しんりょくの光球こうきゅうに包たれお眠り続けおいる 瑞暹みずきの埡霊みたたを䌎ずもなっお、神界しんかいの壱乃峰いちのみねの森の䞭に開かれた緩ゆるやかに䞋り぀぀右偎ぞず曲がる道を奥ぞず進んで行った。


     すぐにも、倚様な暹々きぎが譲り合うように盞互に適床な空間を保ち぀぀生呜掻動を行っおいる豊かな倩然林おんねんりん内に生立せいり぀する暹皮じゅしゅは、均衡のずれた矎しい暹圢じゅけいず旺盛な生呜力を䜵あわせ持぀ ブナの暹きぞず転換する。

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    埡霊みたたの湧氎ゆうすいの小さな広堎を離れた みのりは、『埡霊みたたの神成かみなり』を執ずり行うため、神力しんりょくの光球こうきゅう内で眠る 瑞暹みずきの埡霊みたたを䌎ずもなっお、神界しんかいの壱乃峰いちのみねの森の奥に圚ある ブナ玔林に至った。
    ※[2026/06/07SUN]口胜登くちのずでの神界しんかいロケハンで撮圱『宝達志氎町ほうだ぀しみずちょう 宝達山頂ほうだ぀さんちょう展望台 ブナ玔林』※

     その ブナ矎林ぞず至っお すぐの凊ずころに生立せいり぀しおいる、暹々きぎが生長せいちょうする指暙ずなるような理想的な矎しい暹圢じゅけい か぀ 優雅な枝振えだぶりの ブナ倧暹たいじゅの䞋もずに到着するず、みのりは これたで歩いおきた豊かな倩然林おんねんりん内が、この神界しんかいでの 瑞暹みずきの䟝より代しろずなる ブナ倧暹たいじゅの背景ずなる䜍眮で立ち止たった。

    「そう   怿぀ばきが瀺しおくれた   是これが、瑞暹みずきの䟝より代しろの ブナ倧暹たいじゅ   か。。。」

     怿぀ばきが甚意しおくれた䜍眮情報の通りに この ブナ倧暹たいじゅたで到着できたこずを確認した みのりは、目前に展開されおいた『蚘憶の皮子しゅし』を収束させた。

     すぐさた、みのりは そっず地を離れお空くうを舞い぀぀䞡腕を斜め䞊方ぞず抌し䞊げる振り様ようでの神力しんりょく行䜿で、昇倩しょうおんの神力しんりょくの光球こうきゅう内で眠り続けおいる 瑞暹みずきの埡霊みたたを、倪陜神からの陜光を垞に受けお神力しんりょくに満ちおいる ブナ倧暹たいじゅの暹䜓じゅたいず同化させる。

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    みのりは昇倩しょうおんの神力しんりょくの光球こうきゅう内で眠り続けおいる 瑞暹みずきの埡霊みたたを倪陜神からの陜光を垞に受けお神力しんりょくに満ちおいる、この神界しんかいでの 瑞暹みずきの䟝より代しろずなるブナ倧暹たいじゅず同化させた。※[2026/05/30SAT]胜登埩興支揎ツヌリングで撮圱『珠掲すず垂 怿぀ばき展望台』に隣接する森の䞭。※

     幹の䞭に透き通っお芋える、その䟝より代しろの ブナ倧暹たいじゅず同化しお なお眠ったたたの 瑞暹みずきの姿を確認したみのりは、瑞暹みずきを盎立した姿勢ぞず倉化させるず、ブナ倧暹たいじゅぞず向けお開いたたたの掌おのひらを握り蟌む神力しんりょく操䜜で昇倩しょうおんの神力しんりょくの光球こうきゅうを消滅させた。


     そっず ブナ倧暹たいじゅの根元ぞず降り立った みのりは『埡霊みたたの神成かみなり』を開始するため、たずは䞋草を螏み぀けるこずが無いよう『跳躍ちょうやくし぀぀足元ぞず䞡手を かざす神力しんりょく行䜿で、自身の膝ひざの高さの䜍眮に朚組みの舞台を発珟。』させる。

     たんっ、ず足音を立おお䞡足で板匵りの舞台ぞず降り立぀ず、みのりは この神界しんかいで最高神を務めるに盞応ふさわしい匷倧な神力しんりょくに加えお この神界しんかいの森に生立せいり぀する総すべおの暹々きぎに満ちる神力しんりょくをも行䜿しお、『瞳を閉じお胞の前で祈るように組んだ䞡手の内に、蚘憶の皮子しゅしを結実け぀じ぀する動䜜。』ず同様の神力しんりょく行䜿によっお、目前の ブナ倧暹たいじゅの幹の箇所に『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅうを圢成する。

     たんっ ずずっ、たんっ ずずっ   ず、みのりは その堎で板匵りの舞台を軜やかな歩調ほちょうで螏み鳎らし぀぀、身䜓の真暪ぞず䞡腕を開く振り様ようで緩ゆるやかに回転し始める。
     奉玍舞ほうのうたいを舞うような回転が速たるに぀れお、圢成された『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅうは急速に拡倧され、みのりは すぐにも、目前の ブナ倧暹たいじゅの梢こずえたでの党䜓を包み蟌むほど巚倧な『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅうの創造を完了する。
     続けお みのりは、『たんっ、ず舞台を螏みしめ぀぀、挙あげた䞡腕を身䜓の倖偎ぞず振り䞋ろす。』神力しんりょく操䜜で、瑞暹みずきの䟝より代しろである ブナ倧暹たいじゅの党䜓を包み蟌むように創造した巚倧な『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅうを、蚕かいこの繭たゆのような圢状ぞず敎えた。


     その䟝より代しろである ブナ倧暹たいじゅの暹䜓じゅたい内で眠り続けおいる 瑞暹みずきの埡霊みたたぞず芖点を移した みのりは、『瑞暹みずきの埡霊みたたの掻動源を、神界しんかいに満ちおいる神力しんりょくのみぞず転換する。』神力しんりょく操䜜を開始する。

     『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅう内に満ちおいる、この森の暹々きぎず自身の それずを䜵あわせた匷倧な神力しんりょくを、みのりは『舞たいが『昇倩乃舞しょうおんのたい』で、空くうを舞い぀぀ くるりず暪に䞀回転しながら胞元で握った巊手を身䜓の倖偎ぞず開いお、䌞ばした手先から アカマツの翌果よくかを空くうに舞い散らせた舞螊ぶよう。』ずは逆回転 か぀ 巊右を反転した振り様ようで操䜜する。
     みのりは『たんっ ず足音を立おお その堎で飛翔し、巊手を䌞ばしお挙あげ぀぀ 瑞暹みずきの埡霊みたたの䞊郚ぞず向けお掌おのひらを かざす振り様ようで、か぀おの『成暹せいじゅの儀』で蚘憶の皮子しゅしを玐解き その身に宿すため授かった受容䜓じゅようたいを発珟させるず、空くうを舞い぀぀ くるりず回転しお、胞元から身䜓の倖偎ぞず開き䌞ばした右手先を受容䜓じゅようたいに向けお掌おのひらを返す振り様ようで、〝受容䜓じゅようたいを、神力 受容䜓しんりょく じゅようたいぞず転換〟する神力しんりょく操䜜。』
    を行うず、ふわりず音もなく舞台に降り立った。

     くるり しゅるり ず衣擊きぬずれの音を䌎ずもなっお、すぐさた みのりは片足立ちで身䜓を広げお その堎で回転し぀぀、舞たいの『昇倩乃舞しょうおんのたい』ず同様の舞螊ぶようを その堎で舞い、『右手を䌞ばしお挙あげ぀぀ 瑞暹みずきぞず向けお掌おのひらを かざす振り様ようで その埡霊みたたぞず匷倧な神力しんりょくを集䞭させるず、胞元から身䜓の倖偎ぞず開き䌞ばした巊手先の掌おのひらを返す振り様ようで〝幜䜓である埡霊みたたを、神の姿ぞず倉化ぞんげ〟させる神力しんりょく操䜜。』を行う。

     幜䜓だった 瑞暹みずきの埡霊みたたは〝粟霊䜓ずも異質ずなる、この神界しんかいで実䜓化できる神の姿〟ぞず倉化ぞんげしお行き、それず同時に、『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅう内に満ちる匷倧な神力しんりょくは〝神力 受容䜓しんりょく じゅようたいぞず転換された 瑞暹みずきの埡霊みたた〟の内郚ぞず埐々に充填じゅうおんされ始めた。


    「   みのり様、お声がけしおも宜よろしいでしょうか」

     ず 怿぀ばきは、舞うような神力しんりょく操䜜によっお 瑞暹みずきの埡霊みたたが神の姿ぞず倉化ぞんげしお行く様子を芋守っおいる みのりに声をかけるず、

    「珟䞖の壱乃峰いちのみねの森の『山祭り 神事しんじ』における、神憑かみがかりにお暹きの巫女 峰乃 赀束みねの あかた぀ぞず憑䟝ひょういし『森の調和を以もっお極盞林きょくそうりんず成なす』圹目ず神蚗しんたくを䞋すこず、雪起ゆきおこしの倩雷おんらいにお 峰乃 赀束みねの あかた぀の䟝より代しろの暹きぞず〝来春らいしゅんより蚪れし、倧いなる倉革〟ずなる蚀こずの葉はが玡぀むがれた眠りの唄うたを授けるこず、峰乃 赀束みねの あかた぀が眠りの唄うたの第壱楜章だいいちがくしょうを唄うたいだしお暹々きぎに宿る粟霊たちが冬季の䌑眠を開始したこずを芋届けたたでを、滞ずどこおりなく完了いたしたした。
     そしお、神力しんりょくを行䜿しお『埡霊みたたの湧氎ゆうすい』の枅氎を せせらぎぞず排氎たでしお来たしたので、すぐにも残った枅氎は干䞊がっお通垞の状態ぞず戻り、珟䞖ず この神界しんかいずは隔ぞだおられるでしょう。」

    ず、執ずり行った神事しんじに぀いお報告した。

    「そう   ご苊劎様でした。
     では 怿぀ばき、瑞暹みずきの埡霊みたたを、蚘録を再開し぀぀ご芧なさい   これが『埡霊みたたの神成かみなり』にお、埡霊みたたが神の姿ぞず倉化ぞんげしお行く珟況です。」

    「はい、これが   『埡霊みたたの神成かみなり』。。。
     私も このように、暹朚神じゅもくしんの姿に。。。」

     そう応こたえた 怿぀ばきに、みのりは神力しんりょく操䜜を䌎ずもなわずに 舞たいの『昇倩乃舞しょうおんのたい』ず同様の舞螊ぶようを その堎で舞いながら、

    「そう   怿぀ばき、私達 暹朚神わたくしたち じゅもくしんが珟䞖ぞず転生する際は、其その 暹朚神じゅもくしんの䟝より代しろの暹きにお総すべおの蚘憶を抹消たっしょうした埌のちに、歀このような神力しんりょく操䜜を行い〝神の姿から、幜䜓である埡霊みたたぞず倉化ぞんげ〟させたす。
     幜䜓である埡霊みたたを珟䞖に転生させ、『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅう内にお幜䜓を〝暹きの生呜力のみを掻動源ずする、粟霊䜓〟ぞず倉化ぞんげさせお再生し、その粟霊が居所いどころずする暹きの生呜力ず同調させお宿らせたす。」

    ず説明を加えた。

     その しばらく埌のちに、みのりが 怿぀ばきに再床 瑞暹みずきの埡霊みたたが神の姿ぞず倉化ぞんげする様子を泚芖するよう促うながした頃合ころあいで、『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅう内に満ちる神力しんりょくの光によっお䞍鮮明ずなっおいた ブナ倧暹たいじゅの暹䜓じゅたい内で眠り続けおいる 瑞暹みずきの埡霊みたたの茪郭が、怿぀ばきにも明瞭に確認できるたでに鮮明ずなっお、瑞暹みずきの〝幜䜓である埡霊みたたを、神の姿ぞず倉化ぞんげ〟が完了した。


     瑞暹みずきの埡霊みたたが神の姿ず成なったこずを改めお確認した みのりは、

    「そう   怿぀ばき、続いおは『珟䞖にお 瑞暹みずきが 身に着けた暹きの巫女の玠逊そようを、暹朚神じゅもくしんの玠逊そようぞず昇華する。』ための儀匏を執ずり行いたすので、蚘録を取り぀぀神力しんりょく行䜿や操䜜の仕方を倣ならいなさい。」

    ず、朚組みの舞台䞊から 怿぀ばきに告げるず、神の姿ず成なった 瑞暹みずきぞず向き盎った。

     すぐさた、みのりは『たたんっ、ず䞡足で足元を螏みしめる舞螊ぶようで〝匷颚に耐える暹朚の根匵ねばり〟を衚珟するず、〝颚に揺らめく暹朚の枝葉〟を衚珟するように、掌おのひらたで開き䌞ばした片腕を身䜓の正面で円匧を描くように倧きく回転する神力しんりょく行䜿。』によっお、自身の呚囲に『䞀陣いちじんの倧颚おおかぜ』を吹かせる。

     瑞暹みずきの䟝より代しろの ブナ倧暹たいじゅは、䞀陣いちじんの倧颚おおかぜを受けお葉音を奏かなでるず、瑞暹みずきが 身に着けた唄うたの玠逊そようを発珟させた。
     みのりは、珟䞖で巫女が宿る䟝より代しろの暹きが眠りの唄うたを奏かなでるような、瑞暹みずきの唄うたの玠逊そようを具珟化した葉音を聎きながら、

    「瑞暹みずきの、『神の蚀こずの葉は』ぞず昇華される唄うたの玠逊そようは   唄うたに秀でし暹きの巫女であった 矎歌みかには到底 及ばないものの。。。」

    ず ぀ぶやくず、『〝そよ颚に揺らめく暹々の枝葉のように、調子を取り぀぀〟巊右ぞず揺らめく足さばきず、右掌おのひらは胞の前で広げお巊手は身䜓の倖偎に開いお掌おのひらを 瑞暹みずきぞず向けお唄うたうような振り様ようでの神力しんりょく操䜜。』で、珟䞖の壱乃峰いちのみねの森に春の倧颚おおかぜを吹かせたように巻き起こした䞀陣いちじんの倧颚おおかぜは、この神界しんかいの森に生立せいり぀する総すべおの暹々きぎの枝葉を揺らし ざわめかせる。
     颚に揺れる この神界しんかいの暹々きぎの枝葉は神力しんりょくを䌎ずもなった音圧ず葉音によっお神曲しんきょくを奏かなで、瑞暹みずきの唄うたの玠逊そようを『神の蚀こずの葉は』ぞず昇華した。

     みのりは昇華された 暹朚神じゅもくしんの玠逊そよう『神の蚀こずの葉は』を、䞡手を かざす神力しんりょく操䜜で 瑞暹みずきぞず還元するず、呚囲の暹々きぎを ざわめかせおいる䞀陣いちじんの倧颚おおかぜを収束させた。


     これに続いお、みのりは『たんっ ずずっ   ず軜やかな歩調ほちょうで その堎で回転し぀぀、右腕を身䜓の偎面で円匧を描くように倧きく振り䞊げる神力しんりょく行䜿。』によっお、自身の呚囲に ぀むじ颚を巻き起こす。
     みのりは その身䜓操䜜を 瑞暹みずきの䟝より代しろの ブナ倧暹たいじゅが ぀むじ颚を受けお枝葉を揺らせる動きず同調させるず、暹きの巫女が合わせの奉玍舞ほうのうたいを舞うような舞螊ぶようによる神力しんりょく操䜜で、瑞暹みずきが最埌の家元ずなっお途絶ずだえた〝奉玍舞ほうのうたいの基本圢であり叀流ならではの、颚に身を任せ枝葉を優雅に颚に乗せる舞螊ぶようで舞う、巫女舞みこたいの流掟〟である『奥山流 峰乃掟おくやたりゅう みねのは』の総すべおの舞いの玠逊そようを、奉玍舞ほうのうたいを舞うかのように揺らめく ブナ倧暹たいじゅの枝葉ぞず発珟させた。

    「歀この   秘奥矩ひおうぎたる『昇倩乃舞しょうおんのたい』たでをも䌚埗した、瑞暹みずきの高き奉玍舞ほうのうたいの玠逊そようは――、〝叀いにしえの、神朚しんがくず成なりし アカマツの暹きの巫女〟ず同等。。。」

     ず、昇倩しょうおんし この神界しんかいぞず召めされる以前の珟䞖の壱乃峰いちのみねでは巫女舞みこたいの玠逊そように秀でた暹きの巫女だった みのりは、瑞暹みずきが その身に着けた あたりに高い巫女舞みこたいや奉玍舞ほうのうたいの玠逊そように感嘆する。

    「そう   歀この䟝より代しろの ブナ倧暹たいじゅずの合わせの舞いにお、瑞暹みずきの奉玍舞ほうのうたいの玠逊そようを〝舞うような身䜓操䜜〟ぞず昇華すれば、远加䌚埗せずずも あらゆる神力しんりょくを行䜿し操䜜 出来よう。」

    ず独ひずり蚀ごち぀぀、みのりは匕き続き、颚に身を任せ枝葉を優雅に颚に乗せお揺らしおいる ブナ倧暹たいじゅずの〝合わせで舞うような、身䜓操䜜〟での神力しんりょく操䜜を行う。
     か぀おの奥山流 峰乃掟おくやたりゅう みねのはの秘奥矩ひおうぎの舞螊ぶようずなる、『すすっ ずん、たんっ ずずっ   ず軜やかな歩調ほちょうや軜快な跳躍ちょうやくで その堎を呚し぀぀、䞡腕を身䜓の偎面で円匧を描くように倧きく回転する神力しんりょく操䜜。』によっお、瑞暹みずきの総すべおの舞いの玠逊そようは 暹朚神じゅもくしんの玠逊そよう『神力しんりょくを行䜿し操䜜する際の、舞うような身䜓操䜜。』ぞず昇華された。

     みのりは同様に䞡手を かざす神力しんりょく操䜜で 瑞暹みずきぞず〝昇華された、舞うような身䜓操䜜〟を還元するず、目前の ブナ倧暹たいじゅの枝葉を揺らせおいる、自身の呚囲に巻き起こした ぀むじ颚を収束させた。


     しん   ず静たり返った森の䞭に䜇たたずむ ブナの倧暹たいじゅを芋䞊げるず、みのりは『たたんっ、ず䞡足で足元を螏みしめ、掌おのひらを開いお䞡腕を身䜓の倖偎ぞず䌞ばしお、䞋から䞊ぞず亀互に倧きく回転する神力しんりょく行䜿。』によっお、瑞暹みずきの䟝より代しろの暹きである ブナ倧暹たいじゅに その皮子しゅしを結実け぀じ぀させお、瑞暹みずきが珟䞖で培぀ちかった豊富な知識の玠逊そようを発珟させる。

    「そう   怿぀ばき。
     其方そなたが䌝えおくれた通りに、瑞暹みずきが是皋これほどたでに高き知識の玠逊そようを有ゆうしおいるのならば、『暹朚神じゅもくしんの叡智えいち』ぞず昇華すれば。。。」

     発珟された あたりの倚くの ブナの皮子しゅしが衚す、瑞暹みずきの森林や神事しんじにた぀わる豊富な知識の玠逊そように、みのりは再び感嘆した。

    「怿぀ばき   瑞暹みずきの豊富な知識の玠逊そようは、この神界しんかいの最高神たる私わたくしの『暹朚神じゅもくしんの叡智えいち』をも凌駕りょうがしおいたす。。。
       以前に 怿぀ばきに話した『私わたくしは これたで、実り倚く より善よき森ぞず導くための、神蚗しんたくを䞋しおきたに過ぎない。』ように、〝珟䞖の森を極盞林きょくそうりんず成なす、神蚗しんたくの蚀こずの葉はを玡぀むぐ〟事は、私わたくしには至りたせんでした。
     そう   是皋これほどたでに高き知識の玠逊そようを有ゆうし、あらゆる知識の曞物化を成なし、歀この森を より善よき方ぞず導く暹きの巫女たちを茩出はいしゅ぀した 瑞暹みずきならば   是迄これたでの 暹朚神じゅもくしんが成し埗なかった、『珟䞖の壱乃峰いちのみねの森に蚪れし倧いなる倉革ず成なる、森の行ゆく末すえの調和が保たれた理想の姿たる極盞林きょくそうりんぞず導くための、神蚗しんたくの蚀こずの葉はを玡぀むぐ。』事が出来るでしょう。。。」

     みのりは 怿぀ばきに こう告げるず、『しっかりず倧地に根ざした足さばきは ほが䞍動なれど、自身の胞の前で広げた䞡掌おのひらの䞊で蚘憶の皮子しゅしを玐解ひもずき展開するず同様の姿勢から、䞡手を倩に かざすように開き䌞ばす神力しんりょく操䜜。』で、発珟された 瑞暹みずきの森林や神事しんじにた぀わる豊富な知識の玠逊そようを『暹朚神じゅもくしんの叡智えいち』ぞず昇華し還元しお、〝秘奥矩ひおうぎの奉玍舞ほうのうたいを舞うような、身䜓操䜜による神力しんりょくの行䜿や操䜜〟による、瑞暹みずきが珟䞖で身に着けた玠逊そようを 暹朚神じゅもくしんの玠逊そようぞず昇華するための儀匏を完了した。


     みのりは朚組みの舞台䞊で、ブナ倧暹たいじゅの暹䜓じゅたい内で眠り続けおいる 瑞暹みずきぞず芖線を移しお

    「ふぅ   ようやく半分、この神界しんかいにお神の姿を維持できる皋床でしょうか。。。」

    ず ぀ぶやきながら ひず息぀くず、この『埡霊みたたの神成かみなり』の䞻ずなる儀匏の間に『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅう内に満ちる匷倧な神力しんりょくが 瑞暹みずきぞず充填じゅうおんされおいたこずを確認した。
     みのりは すぐさた『たんっ、ず板匵りの舞台を螏み鳎らしお跳躍ちょうやくし぀぀、足元ぞず䞡手を かざす神力しんりょく行䜿。』で朚組みの舞台を消滅させるず、瑞暹みずきを芋䞋ろす高さたで飛翔する。
     そのたた『空くうを舞い぀぀䞡腕を身䜓の倖偎ぞず倧きく開き䌞ばした埌のちに、胞の前で䞡掌おのひらを「パンッ」ず打ち鳎らす神力しんりょく操䜜。』で、瑞暹みずきぞず充填じゅうおんされおいる神力しんりょく量を僅わずかに増加させるず、瑞暹みずきの䟝より代しろである ブナ倧暹たいじゅぞず吞い蟌たれお行くように、匷倧な神力しんりょくに満ちる巚倧な『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅうは緩ゆるやかに瞮小し始めた。

     『埡霊みたたの神成かみなり』最埌の儀匏ずなる、瑞暹みずきぞの神力しんりょく充填じゅうおんが本栌的に開始されたこずを確認した みのりは地に降り立ち、ブナ倧暹たいじゅから少し離れた䜍眮で儀匏ず 瑞暹みずきの様子を芋守っおいた 怿぀ばきぞず向き盎るず、

    「そう   歀この神力しんりょく充填じゅうおんの完了を以もっお、瑞暹みずきぞの『埡霊みたたの神成かみなり』は終了ず成なりたす。
     怿぀ばき、私わたくしは是これより、歀床こたびの『埡霊みたたの神成かみなり』の蚘録を保管するために この堎を離れたすが故ゆえ。。。
     瑞暹みずきぞの神力しんりょく充填じゅうおんが完了した埌のちには『神成かみなりの儀』を執ずり行いたすので、目芚めた 瑞暹みずきを神力しんりょくの泉たで連れお来なさい。」

    ず䌝えお、神界しんかいの壱乃峰いちのみねの森の入口ぞず去っお行った。


     怿぀ばきは、瑞暹みずきぞず充填じゅうおんされる意倖な皋たでに匷倧な神力しんりょくに驚き぀぀芋守り、みのりの姿が芋えなくなるず

    「壱乃峰いちのみねに次぀いで匐乃峰にのみねず参乃峰さんのみねの山祭りを控えおいる、矎歌みか様ず みのり様を お埅たせする蚳には行かないけれど――。
       神力しんりょく充填じゅうおんを埅぀のっお、長い。。。」

    ず、思わず感じた通りの本音をこがす。

     匕き続き 瑞暹みずきぞず神力しんりょくが充填じゅうおんされゆく様子を芋守りながら、蚕かいこの繭たゆのような圢状の『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅうが圓初の半分ほどにたで瞮小された頃に、怿぀ばきは ふず思い出したように

    「  『埡霊みたたの湧氎ゆうすい』の枅氎は、みのり様に お䌝えした通りに、朚挏こもれ日ずなっお差し蟌む陜光によっお干䞊がったかしら」

    ず、目前の ブナ倧暹たいじゅを照らす朚挏こもれ日の光の筋すじぞず䞀瞬だけ芖線を移しお独ひずり蚀ごちる。

     やがお、ブナ倧暹たいじゅの梢こずえたでの党䜓を包み蟌むほど巚倧に創造された『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅうが、瑞暹みずきの党身を芆うくらいの倧きさたで瞮小された頃合ころあいで、瑞暹みずきぞの神力しんりょく充填じゅうおんが完了しお光球こうきゅうの発光が収束し、自動的に消滅した。


     『再生の神力しんりょく』の光球こうきゅうが消滅し、その䟝より代しろである ブナ倧暹たいじゅの暹䜓じゅたい内に透き通っお芋える 瑞暹みずきが神の姿ず成なっお『埡霊みたたの神成かみなり』が終了したこずを確認した 怿぀ばきは、

    「瑞暹みずき   瑞暹みずき。
     神界しんかいぞず召めされた其方そなたの埡霊みたたを神の姿ぞず成なす、『埡霊みたたの神成かみなり』の儀匏は、総すべお滞りなく執ずり行われたした。
     さぁ、その瞳を開いお目芚めなさい。」

     ず声を かける。

     その声に「峰乃 怿みねの ぀ばき様の   お声が聞こえる。。。」ずだけ ぀ぶやきながら ゆっくりず瞳を開いた 瑞暹みずきは、玔癜の〝舞いに秀でし暹きの巫女装束みこしょうぞく〟を纏たずう 怿぀ばきの姿を目にした。

    「  はい、瑞暹みずきの埡霊みたたは『埡霊みたたの神成かみなり』によっお、神の姿ず成なりたした。
     珟䞖にお其方そなたが冬季の䌑眠から目芚めたように、䟝より代しろの暹きずの同化を解きなさい。」

     瑞暹みずきは 怿぀ばきに蚀われるがたたに䟝より代しろの ブナ倧暹たいじゅずの同化を解くず、怿぀ばきの目前に その 暹朚神じゅもくしんず成なった姿を珟した。
     『珟䞖での〝舞いに秀でし暹きの巫女装束みこしょうぞく〟のうち真玅に圩いろどられおいた、倧茪の ナキツバキの花を象かたどった前倩冠たえおんかん、千早ちはやの肩口かたぐちの瞁取ふちどりに あしらわれた朱玐しゅひもの食り、千早ちはやを結び留める胞玐むなひもが総すべお玔癜ず成なった。』 怿぀ばきの 暹朚神じゅもくしんの装束しょうぞくを目前で芋お、その緋袎ひばかたたでもが玔癜ず成なっおいるこずに気付いた 瑞暹みずきは、自身の〝知識に秀でし暹きの巫女装束みこしょうぞく〟も同様に総すべお玔癜の 暹朚神じゅもくしんの装束しょうぞくぞず倉化したこずを その目で確認した。

    画像
    瑞暹みずきは䟝より代しろの ブナ倧暹たいじゅずの同化を解き、冬季の䌑眠から目芚めるように
    怿぀ばきの目前に 暹朚神じゅもくしんず成なった姿を珟した。
    瑞暹みずきの〝知識に秀でし暹きの巫女装束みこしょうぞく〟は 怿぀ばきず同じく総すべお玔癜の 暹朚神じゅもくしんの装束しょうぞくぞず倉化しおいた。
    ※[2026/05/30SAT]胜登埩興支揎ツヌリングで撮圱『珠掲すず垂 怿぀ばき展望台』に隣接する森の䞭。※

     続いお 瑞暹みずきは、自らの掌おのひらで觊れお『その身䜓が神の姿ずなっお、この神界しんかいで実䜓化しおいる。』こずを確認し、その䜓内では『これたでの暹きの生呜力は皆無ずなり、掻動源が神力しんりょくのみず成なった。』こずを䜓感した。

    「峰乃 怿みねの ぀ばき様   では ありたせんね。。。
     私わたくしが昇倩しょうおんし、眠っおいる間に 山の神様が䜏たう この神界しんかいぞず召めされお 山の神 瑞暹みずきず成なったのですから――、怿぀ばき様ずお呌びすれば宜よろしいでしょうか」

    「はい、その通りですよ――。
        瑞暹みずき、知識の玠逊そように秀でし暹きの巫女であった其方そなたならば、理解は容易たやすいでしょう。」

     怿぀ばきは、〝珟䞖での、冬季の䌑眠から目芚めた 瑞暹みずき〟の圓時の様子を思い返しながら

    「  はい――、目芚めたばかりの其方そなたは、未いただ その蚘憶が混濁しおいるはずですから――、今は この神界しんかいのこずなどに぀いお、必芁最䜎限の事柄を お䌝えするずしたしょう。」

    ず䌝えるず、瑞暹みずきは

    「  確かに 怿぀ばき様の仰おっしゃる通り――、私わたくしが昇倩しょうおんする以前の蚘憶は曖昧あいたいですし   これたで超理解力ちょうりかいりょくず呌ばれおいた知識の玠逊そようが発揮 出来おいない事を実感しおおりたす。。。」

    ず その堎に立ち尜くしたたた応こたえた。

    「  はい、私が この神界しんかいぞず召めされお神の姿ず成なった際も、今の 瑞暹みずきず同じ感芚を抱きたした。
     そしお今の其方そなたに䌝えるべき事柄は――、『埡霊みたたの神成かみなりの儀を終えお、神の姿ず成なった其方そなたを、最初に出迎えるこずが私の圹目。』であるこず。
     なぜなら、『この神界しんかいにお互いを善よく知り埗るのは、珟䞖においお先代ずなる暹きの巫女のみ。』
    だからです。」

     瑞暹みずきが この事柄を理解したこずを衚すように頷うなづくず、その矎しく優雅で凛りんずした立ち姿を芋た 怿぀ばきは、「瑞暹みずきは神の姿ず成なっお目芚めたばかりですが   珟䞖ず倉わらぬ その䜇たたずたいなら。。。」ず しばらくの間 眠り続けおいた 瑞暹みずきの歩様を確認したうえで、

    「   瑞暹みずきが この神界しんかいの森の䞭を歩くこずは、問題ないでしょう。
     其方そなたには この埌、この神界しんかいの最高神様によっお執ずり行われる『神成かみなりの儀』が控えおいたす。
     『神成かみなりの儀』は、この神界しんかいの森を抜けた広堎の先にある泉にお執ずり行われたすので、たずは森の倖ぞず向かいたしょう。」

    ず 瑞暹みずきを誘いざなうず、森の入口ぞず向かう道を少し足早に歩き出した。

     怿぀ばきは 瑞暹みずきを䌎ずもない、振り返らずに淡々ず、しかしながら䜕かを気にしおいる様子で、瑞暹みずきの䟝より代しろの ブナ倧暹たいじゅを埌にしお この神界しんかいの森の䞭を暪断するように開かれた、緩ゆるやかに䞊のがり぀぀右偎ぞず曲がる道を進んで行く。
     䞀切の迷い無く森の䞭を進む 怿぀ばきの埌ろ姿に、瑞暹みずきは珟䞖で『峰乃 怿みねの ぀ばきに倣ならう、巫女拝呜みこはいめいのための修逊しゅうよう』の際に壱乃峰いちのみねの森の芖察をした時のこずを思い返した。

    珟䞖での蚘憶が蘇っおきた   峰乃 怿みねの ぀ばき様は、垞日頃から暹きの巫女の お圹目やくめや お務぀ずめに、懞呜だった。。。

     怿぀ばきが先導する すぐ埌に続くように歩く 瑞暹みずきは、ブナ矎林を埌にしお森の䞭を進むず、すぐにも豊かな倩然林おんねんりん内を流れる せせらぎ沿いの小道ぞず至った。

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    怿぀ばきず 瑞暹みずきが神界しんかいの壱乃峰いちのみねの森の入口ぞず向かっお歩く、
    豊かな倩然林おんねんりん内を流れる せせらぎ沿いの小道のむメヌゞ。
    ※[2026/04/05SUN]胜登埩興支揎 桜ツヌリングにお撮圱『䞃尟垂 赀蔵山憩いの森 みたらし池』
    から流れる せせらぎ※

     『埡霊みたたの湧氎ゆうすい』に湧わき出る枅氎ず同じく柄んだ氎が流れる せせらぎの䞊流ぞず向かっお、瑞暹みずきは呚囲の暹々きぎを眺め぀぀ あえお 怿぀ばきを呌び止めないようにしながら、せせらぎの巊岞偎を遡䞊そじょうするように小道を歩く。
     倚様な暹々きぎが譲り合うように盞互に適床な空間を保ち぀぀生呜掻動を行っおいる豊かな倩然林おんねんりん内の光景を芳みた 瑞暹みずきは、歩を進めながら思わず驚嘆の声を䞊げた。

    「この光景は   あの『蚘憶の皮子しゅし』に蟌められおいた、森の行ゆく末すえの理想の姿である『極盞林きょくそうりん』ず同じ
        怿぀ばき様、䜕故なぜこの神界の森は このように静かで、小鳥の さえずりが聞こえず、獣衆けものしゅうが生きおいる痕跡も芋圓たらないのでしょう」

    画像
    瑞暹みずきが驚嘆の声を䞊げた、『珟䞖での蚘憶の皮子しゅしに蟌められおいた『極盞林きょくそうりん』ず酷䌌した、
    この神界しんかいの森の豊かな倩然林おんねんりん内の光景。』のむメヌゞ。
    ※[2026/05/30SAT]胜登埩興支揎ツヌリングで撮圱『珠掲すず垂 怿぀ばき展望台』に隣接する森の䞭。※

     怿぀ばきは振り返らずに、簡朔に答えた。

    「  はい、その通りです。
     総すべおは、『神成かみなりの儀』の埌のちに䌝えられたすが。。。
     この神界しんかいの森は――、珟䞖の壱乃峰いちのみねの森の、善よき行ゆく末すえの姿を あらわしおいたす。
     瑞暹みずきが   か぀お其方そなたの嚘に芋せた、蚘憶の皮子しゅしに蟌められおいた『極盞林きょくそうりん』の光景は、たさに この神界しんかいの森の豊かな倩然林おんねんりん内そのものです。」

     瑞暹みずきは『皋良ほどよく差し蟌む朚挏こもれ日を受けお、様々な暹々きぎの葉は生呜力に満ちた茝きを攟぀、極盞林きょくそうりん内の光景。』を思い返し、自身の呚囲に生立せいり぀する暹々きぎが たさに極盞林きょくそうりん内の光景そのたたの状態であるこずを理解した。

    「  この神界しんかいぞず召めされる際に最埌に目にしたのは、壱乃峰いちのみねの森の䞊空に茝く満月ず、光の道ず通過した光茪の門。。。
     ぀たりは珟䞖では月倜であり、この神界しんかいでは陜光が朚挏こもれ日ずなっお差し蟌む日䞭である、ずいう事ですか。。。」

     ず ぀ぶやき぀぀、瑞暹みずきは芖点を呚囲の暹々きぎの梢こずえから、芖認できる距離にある自身の身長よりも倧きな亀裂の入った岩ず それを取り囲む小さな広堎ぞず移しお、その驚嘆の想いを『岩を取り囲む広堎の、存圚理由を理解するこず。』ぞず転換した。

    森の倖が明るいずいう事は――、この岩を取り囲む石畳の広堎は この神界しんかいの森の入口付近に䜍眮しおいるのでしょう。

     ず予想し぀぀、瑞暹みずきは先に『埡霊みたたの湧氎ゆうすい』に到着しお その様子を確認しおいる 怿぀ばきに「怿぀ばき様、亀裂の入った岩を取り囲むように石畳が敷蚭された この堎所は――」ず尋たずねた。

    「はい、埡霊みたたの湧氎ゆうすいずいう凊ずころですよ、瑞暹みずき。
     私も其方そなたも、あの光茪の門を眠ったたた通過し、この岩盀に満ちる枅氎から神界しんかいぞず召めされたした。
     ここは珟䞖ず この神界しんかいずの境ずなる凊ずころなので、岩盀に枅氎が残っおいない事を確認するために立ち寄りたした。」

     自身が昇倩しょうおんし この神界しんかいぞず召めされたたでの䞀連の流れを瞬時に理解した 瑞暹みずきぞず、怿぀ばきは

    「瑞暹みずき、埡霊みたたの湧氎ゆうすいから この神界しんかいの森の入り口たでを ご芧なさい。
      せせらぎ沿いの䞡岞は石畳が敷蚭された小道ずなっおいお、その先の森の入り口に ひずきわ倧きくお枝ぶりや立ち姿も矎しい アカマツの暹きが芋えるでしょう
     この森の入口ぞず続いおいる石畳の小道を アカマツの暹きたで進めば、この森を抜けた広堎の先にある泉たでが芋通せたす。」

    ず、その芖点を移すよう促うながした。

     「其方そなたには『神成かみなりの儀』が控えおいたすので、急ぎ この森を抜けお、泉ぞず向かいたしょう。」ず蚀い残しお ひず足 先に森の倖ぞ向かった 怿぀ばきの埌を远うように、瑞暹みずきは せせらぎ沿いの石畳の小道を歩いお アカマツ巚暹きょじゅの䞋もずぞず進む。
     神界しんかいの壱乃峰いちのみねの森の入口に そびえ立぀ アカマツ巚暹きょじゅの朚陰こかげにたで至るず、目前に広がる草原くさはらを照らす陜光の眩たぶしさに目がくらんだ 瑞暹みずきは思わず立ち止たった。

     やがお森の倖の明るさに目が慣れおきた 瑞暹みずきは、先導する 怿぀ばきに誘いざなわれお この神界しんかいの森を埌にした。


    『暹々きぎは唄うたい、颚に舞う』 第䞉郚 完結線 神の叡智えいちを以もっお、暹々きぎが掻いきる理想郷たる『極盞クラむマックス林』ず成なす 前線
    話【山の神々が䜏たう、神界しんかいの森。】に、続きたす。。。


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    #note創䜜倧賞2025
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    #神楜

     
     
    晎走、雚筆。 晎れた日には、愛車の125ccバむクを走らせる。 雚や雪の日は、創䜜掻動の小説執筆に勀しむ。 金沢枯付近に生息する傟奇者125ccラむダヌ物語『暹々は唄い、颚に舞う』も曞いおる、しおみんず の 非日垞な日垞。 バむクラむフや創䜜掻動の裏話など、どうぞご芧䞋さいっ

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