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知ってるけど、知らない街

    いつも電車で通るけれど、降りることはない。買い物や用事があるときだけ、決まった場所にだけ立ち寄る。そんな「知っているようで、実は知らない」街がある。

    昨日、野暮用でそんな街に降り立った。しかも今回は電車ではなくバスで向かうという、いつもとはちょっと違うルート。

    昼頃には用事も済んだし、三連休の中日で家族の予定も空いていたので、そのまま周辺をぶらりと歩いてみることにした。

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    子どもと地図を見ながら「ここ、こんな地名だったんだ」「素敵なデザインの家が多いね」など、他愛無い言葉を交わす。

    すると、すぐ近くに親水公園があるのを発見。これが想像以上に広く、適度に整備されていて、自然がとても豊かだった。

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    水辺の音が心地よく、緑も多くて、のんびり歩くには最高の場所。静かで落ち着いた住宅街の中にあり、いつも電車で通り過ぎていたとは思えないほど、ゆったりとした空気が流れていた。

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    子育ての環境としても、こういう場所ってすごく良いんじゃないかと思った。近い将来、こういうところで暮らすのもアリかもしれない。

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    何気なく立ち寄っただけなのに、そんな気持ちになるくらい魅力的な街だった。

    知っているつもりになっていた街でも、少しだけ歩く道を変えてみるだけで、まったく新しい表情を見せてくれる。

    時間に余裕があり、心も少し緩んでいるとき、ふとしたきっかけでそういう発見ができるものなのかもしれない。

    たまには電車を降りて、知らない出口から出てみよう。思いがけず、未来の居場所が見つかるかもしれない。


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