
新幹線で座席選びの心理戦に勝つ
こんにちは。篠木うの と申します🍑
深〜く思考するクセを活かして、人との関わりや日々感じたことから得た様々なことを書いています。
よく新幹線に乗る機会があります。
ひとりで乗ることもしばしば。
ほとんどが指定席で予約するのですが、座席選びでは毎回悩みます。
初めてひとりで乗ったときは、2人並びの窓側を予約して最後まで隣人なし。ラッキー!
その後も、何度か隣人なしで乗れた経験が続き、意外と埋まらないものだな〜と甘く見ていました。
次に新幹線に乗ったときも同じく2人並びの窓側に座ったら、来たのです。隣人が。
……侮りすぎていたか。そりゃあ、混んでいることだってあるよね。
しかも、それで気づいたことがありました。
自分が窓側だと、席を立ちにくいのです。
トイレも降りるときも、とにかく「すみません…」と断って気持ちがすり減るし、相手が優しい方であればあるほどわざわざ立って避けてくれて申し訳ないし。
次からは絶対通路側だと決意して、予約のとき迷わず通路側を選びました。
そうしたらまた隣人がいたのですが、トイレに席を立つのもノンストレス。
正解はこっちだったか、と思いきっていると、今度は「すみません…」と声をかけられる側に!
……そうなるか。
これはこれで手間。うーん、でも自分がそっち側よりかは少しマシか。
なんて思っていました。
それにしても、隣人との距離感はだいぶ気になることに変わりはありません。
パーソナルスペースが広い私にとっては、窓側でも通路側でも関係なく、“隣にいる”という状態が苦手でした。
しかし、次に予約したとき、たまたまですが新しい発見がありました。
そのときは時期的になのかほとんど席が埋まってしまっていました。仕方なく、3列席に初めてひとりで座ったのです。一応、通路側。
すると、窓側には人がいたものの、真ん中の席は最後まで空いたまま!
隣人との絶妙な距離感を保ったまま、長旅を快く過ごすことができました。
……これだ。最善解。
それからは、迷わず3列並びの通路側を予約するようになりました。
ときには、3列シートといえど全て埋まることだってありました。しかしそうであっても、2人きり空間の中に見知らぬ隣人といるよりはだいぶ楽なんです。
しかし、それだけで終わりませんでした。
号車によっても異なりますが、新幹線は縦に20列くらいまであります。
その中で、どこが最も人気がないのか。
それを知らなければ、激戦区を避けて快適旅を勝ち取ることはできません。
予約をする際、座席の空き状況とにらめっこしながらどこの誰かも分からない人たちの心理を読む。
まず、出入口付近は当たり前に人気ポジション。
その方が、乗降時に楽ですから。“端が落ち着く隅っこ暮らし”的な心理もあるかな。
あとは、トイレに近い号車。ここも人気のはず。
そうすると、トイレから離れていて、真ん中あたりの3列並びか。
あ、あとは景色が良い方も要注意だった。
例えば、東海道新幹線なら富士山が見える側。
これはもう何度か通って写真には収めたことがあるから、見えなくても結構。
……でもトイレから遠いのは不便かも。
起点駅から終点駅まで乗っているとなると、何回トイレに行きたくなるかも分からないし。
じゃあ、少しトイレに近い席へ……。
そこはもう埋まっている!
座席の空き状況とのにらめっこは終わらないまま。
しかし、そのときひらめいたんです。
すでに窓側だけ埋まっている3列並びをあえて選んで真ん中を空けて通路側を取ってしまえば、そんなシートの真ん中を選びたい人は少ないのでは。
……勝った。
トイレから少しだけ離れた場所で、窓側が1つ埋まっている列の通路側。
さあいざ新幹線に乗り込んだ、当日。
乗ってすぐのアナウンスで、「この列車は本日全ての車両が指定席となっており、全車両満席です」。
なんだ、満席なら心理戦もクソもないじゃん。
忘れていたけれど、お盆でした。
しかし、こんな心理戦も閑散期なら参考になるかも。
大人になってから初めて新幹線に乗ったときは自由席に座っていたこともあります。
しかし、一度だけそれこそ満席で席がなかったことも経験し、たった数百円で席が確保されるならと最近は指定席がほとんどです。
指定席でも、数百円の違いなんです。なんて優しい世界なんだろう。
それに、2列シートでおもしろい出会いもありました。
夜の便で外国人のおば様が隣人だったとき。
ほぼ同時くらいに、互いに駅弁を出して夕食タイム。そのおば様は自分のかばんをガサゴソして、マイ・チョップスティックを出しました。
日本人の私でも持っていないような立派な箸を、和風な布製の箸入れから出して使い始めたのです。
少し使い慣れないような感じで炊き込みご飯を集めるおば様に、なんだかほっこりとする思いでした。
何度も日本に来たことがあるのか、今回が初来日なのか。滞在期間は長かったのか、短いのか。
いろいろと想像を膨らませながら、途中下車の私は先に降りました。
そんな思い出もできたから、けっきょく心理戦に負けても悪くはないんです。
でも、これからも予約のときに一旦にらめっこはする気がします。
篠木 うの