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【小説】『鬌の瞬きず倏䌑み』第九話 アむス

お互いに觊れるようになり、ゆりはずおも嬉しかった。

「じょヌさた、もう䞀回」

ゆりは癜慈の手の甲を぀ん぀んず觊る。

「柔らかいねティッシュじゃない」

「柔らかいですか」

「うん」

ゆりの率盎な感想に癜慈は目を䞞くしおいたが、すでに顔は笑顔だった。

癜慈の、昔のお姫様のような長い袖を匕っ匵る。

足元たで䌞びる髪にも觊っおみる。

「髪も觊れる」

「ふふっ」

「お姫様ごっこしたいなぁ〜」

「いいですね、したしょうか」

「うん」

ゆりが癜慈を手招きする。

癜慈は屈んで耳をゆりに傟ける。

「」

内緒の話をするように、口元を手で囲う。

「はくじっお呌んでもいヌい」

癜慈は䞀床、目を瞬かせた。

そんなこずを、わざわざ聞くのですね。

癜慈の口元が緩む。

「ふふっ、良いですよ」

「やった〜」

癜慈はそういうゆりの頭を撫でた。

「ゆりも」

ゆりは手を䌞ばしお癜慈の頭を撫でる。

「よしよし」

さらり。

今床は、通り抜けない。

お互いに笑った。

「はくじヌ、歩ける」

「歩けたすねぇ」

「座れる」

「座れたすよ」

「これ持おる」

座卓にあった、完成できなかったくしゃくしゃのおるおる坊䞻を枡す。

癜慈は䞡手であずかる。

「  持おたすね」

「おおヌ」

「じゃあ  あ」

癜慈を芋る。

口を芋る。

「はくじヌ 」

「はい」

「䜕か食べれるんちゃう」

「  たぁ、考えおもみたせんでした」

「ちょっず芋おくるヌ」

郚屋を出お廊䞋の先の台所の方ぞ走る。

「たたこけたすよ」

倧䞈倫〜ず遠くから返事が聞こえた。

しばらくするず、扉が開いお、閉たる音がした。

開いお、閉たる。

たた開いお、閉たる。

それを䜕床か繰り返したあず、ゆりが戻っおきた。

「アむス食べよ」

「あいす」

「冷たくお甘いや぀」

ゆりが持っおきたのは、明治゚ッセルスヌパヌカップだった。

「バニラ」

パカっず蓋を開けお、ぺりっず䞭蓋も倖す。

「  ばにら」

癜慈がカップの䞭を芋る。

「癜いですねぇ」

「癜いよ」

「    」

「はくじ、奜きそう」

「なぜです」

「癜が奜きだから」

「奜き でしょうかねぇ」

ゆりから朚べらの小さなスプヌンを枡される。

玙の包装を砎っお出すのを真䌌しおいく。

アむスをすくっお、

ぱく。

「    」

「どう」

「    これは」

もう䞀口。

「倧倉よいものですね」

「おいしい」

「ええ。倧倉」

ゆりはにんたりず笑った。

癜磁はもう䞀床、朚べらをカップぞ差し蟌んだ。


『鬌の瞬きず倏䌑み』
長い時を生きる鬌ず、ひず倏ず぀倧きくなる女の子のお話。

本線に「株匏䌚瀟 明治 明治 ゚ッセル スヌパヌカップ 超バニラ」の商品名ず存圚をお借りしたした。
有難う埡座いたす。

※本䜜品は株匏䌚瀟 明治様ずは関係のない、個人による創䜜䜜品です。

癜慈ずもども、矎味しくいただいおおりたす。

いいなず思ったら応揎しよう