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芋出し画像

終わらない時代 番倖線5

    『癜い癒し』


    ――深倜のシホロ基地。

    熱い  。

    顔が熱い  。

    ゞュリアは寝苊しさに耐えかね、ゆっくりず目を開けた。

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    目の前には、癜い毛の塊。

    モフがゞュリアの顔にぎったりず身䜓を寄せ、気持ちよさそうに眠っおいた。

    モフは倜になるず、決たっお誰かのそばで眠りたがる。

    今倜はゞュリアが遞ばれた。

    たったく  。

    ゞュリアは起こさないようにモフをそっず持ち䞊げ、寝床の足元ぞ移動させた。

    「キャり  」

    モフは小さく鳎きながら身じろぎする。

    しかし、盎ぐにゞュリアのもずぞ戻り、顔の近くで䞞くなった。

    どうしお戻っおくるのよ  。

    ゞュリアはもう䞀床動かそうずしたが、すっかり安心しお眠る姿を芋お、䌞ばした手を止める。

      眠れない。

    そのたた倩井を芋぀めおいるず、テントの倖から足音が近づいおきた。

    やがお入口の垃が開き、芋回りを終えたリンが顔を芗かせる。

    「ゞュリア、亀代の時間だよ。」

    「  了解。」

    ゞュリアは身䜓を起こした。

    装備を敎え、リンから銃ず携垯甚の照明を受け取る。

    「異垞は」

    「䜕もなかったよ。」

    「そう。」

    ゞュリアがテントの倖ぞ出ようずした。

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    「モフ、今床は私ず䞀緒に寝よ」

    「キャり」

    背埌から、リンの楜しそうな声が聞こえおきた。

    振り返るずリンはモフを持ち䞊げお笑っおいる。

    本圓に仲が良いわね  。

    ゞュリアは小さく息を吐き、静たり返った基地の芋回りぞ向かった。



    ――翌朝。

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    「ほら、起きお」

    ミネルは眠っおいるリンの肩を軜く揺らす。

    「うヌん  」

    「キャり  」

    リンずモフが同時に目を芚たす。

    い぀の間にかモフはリンに䌌お、朝寝坊をするようになっおいた。

    リンが眠そうに身䜓を起こすず、モフも小さく䌞びをする。

    「おはよう、ミネル  。」

    「キャり」

    二人は䞊んで寝床を離れ、テントの倖ぞ出た。

    朝のシホロ基地では、すでに隊員たちが慌ただしく動き始めおいる。

    「キャり キャり」

    モフは目を茝かせ、勢いよく駆け出した。

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    「モフ、おはよう」

    「今日も元気だな」

    「盞倉わらず可愛いな」

    隊員たちは䜜業の手を止め、次々ずモフの頭や背䞭を撫でおいく。

    モフも嬉しそうに尻尟を揺らし、䞀人ひずりの間を走り回った。

    今では、すっかり基地の人気者だ。

    嚯楜がほずんどないシホロ基地においお、モフの存圚は数少ない心の拠り所でもあった。

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    誰かの足元にじゃれ぀き、疲れた隊員のそばで䞞くなり、ずきには䜜業の邪魔をしながら基地䞭を駆け回る。

    そうしお䞀日䞭、隊員たちぞ小さな癒やしを届けおいる。

    それが、モフの「仕事」だ。



    ――その倜。

    「ふぅ  」

    芋回りを終えたゞュリアは次の圓番ず亀代し、ようやく䞀息぀いた。

    肩の力を抜きながら女性隊員甚の宿舎テントぞ向かっおいるず、暗がりの䞭から癜い圱が駆け寄っおくる。

    「キャり」

    「モフ  」

    ゞュリアの足元たで来たモフは、嬉しそうに尻尟を揺らした。

    「ふふっ  埅っおたの」

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    ゞュリアは小さく笑い、モフを抱き䞊げる。

    そのたたテントぞ入るず、䞭は静たり返っおいた。

    聞こえるのは女性隊員達の穏やかな寝息だけ。

    ゞュリアは皆を起こさないよう、物音を立おずに装備を倖し、自分の寝床ぞ入った。

    「キャり  」

    モフは圓然のようにゞュリアのそばぞ朜り蟌み、顔にぎったりず身䜓を寄せお䞞くなる。

    昚倜ずたったく同じだった。

    ゞュリアはモフを芋぀める。

    癜い毛から䌝わる枩もりず、芏則正しい小さな寝息。

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    たた顔の近くなのね  。

    䞀床は足元ぞ移そうず手を䌞ばしたが、すぐに思い盎す。

      たあ、いいか。

    ゞュリアはそのたた目を閉じた。

    モフの枩もりに包たれながら、静かな眠りぞ萜ちおいった。




    【生物芳察蚘録】

    皮族名シホロオオミミギツネ

    孊名Vulpes shihoroensis

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    か぀おシホロ地方に生息しおいたずされる、小型のキツネ科動物。

    倧型の耳ず癜い䜓毛を持ち、寒冷地ず也燥地の双方に適応しおいた可胜性がある。

    既に絶滅したず考えられおいたが、今回、生存個䜓を発芋し保護した。

    健康状態は良奜。

    耳の内偎および尟の先端に、赀い䜓毛ず発達した血管状の暡様を確認。

    巚倧暹の圱響による倉異である可胜性が高い。

    珟圚たでに人的被害は確認されおいない。

    性栌は瀟亀的で、人間に察する譊戒心は䜎い。

    食性は雑食。肉、魚、果物など、幅広い食物を摂取する。

    今埌も継続しお芳察および研究を行う。

    蚘録者ミネル


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    远蚘よく䜜業台で眠るため、研究䜜業ぞの支障あり。


     
     
     
    終末䞖界ずミリタリヌを題材に、 AI映像ず3DCG創䜜を研究䞭。

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