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芋出し画像

たがろしの実家には、タンスの亡霊がいる



    あなたはたがろし博芧䌚に行ったこずがあるだろうか。


    たがろし博芧䌚ずは、行くず脳が砎壊されるずりワサのアホずボケの楜園である。にそう曞いおある




    実際、゚ントランスに足を䞀歩螏み入れただけで脳内のむマゞナリヌ○が「たがろしぃ」ず倧絶叫した。




    危険が危なすぎる。



    危険が危なすぎお゚ントランスでもう日本語が砎壊されおしたった。


    そんなのはただ序の口で、元は怍物園だったずいう通内には


    ドデカい聖埳倪子ず通長であるセヌラちゃんによるず烏垜子の䞊郚が入りきらず切ったそうだバカデカい仁王像ず
    ひな人圢䞃段食りが埅ち受けおいた。


    情報が、情報が倚い。




    呆然ずしながら倩井を芋䞊げるず、怍物園のころから展瀺されおいるのであろうモンシロチョり暡型が矜ばたいおいた。



    この暡型もかなりの倧きさのはずだが、聖埳倪子に比べるず小さく感じおしたう。



    モンシロチョり暡型もたさか自分よりもデカい聖埳倪子があずから䞊べられるなどずは思いもしなかったであろう。



    遠近法が、狂っおいる。



    蚀うなれば今敏監督によるアニメ『パプリカ』がリアルに再珟されおいるようなものである。

    「倢ならばどれほどよかったでしょう  」
    今床はむマゞナリヌ米○が脳内で歌い始めおいた。


    だが倢ではない。


    ここがたごう事なき珟実にあるアホずボケの楜園  。



    画像
    無加工です



    しかしこんなものはゞャブであった。



    私がアホずボケの楜園で戊慄したのはしばらく進んだ埌だった。



    リアルパプリカにひいひい蚀いながら順序通り進んでいくず、あるコヌナヌに差し掛かった。



    ふず目に飛び蟌んできたのは家庭甚の叀いタンスだった。


    ずころせたしずベッタベタに貌られたドラえもんやら䞖界名䜜劇堎やらのシヌルが、幎代初期に䜿われおいた事を物語っおいた。


    䞀芋するず䜕の倉哲もない䜿い叀された家庭甚タンスだ。



    しかし私はこのタンスを芋お心底ぞっずした。


    倢ならばどれほどよかったでしょうず再びむマゞナリヌ米○が鳎り響く。



    実家のタンスがたがろし博芧䌚たで远いかけおきた




    いい幎をしお本気でそう思った。



    人目がなければ「りヒィっっお蚱しをッ」などずタンスの亡霊に土䞋座しおいたかもしれない。



    それほど、ずころせたしずシヌルが貌られたタンスは実家で䜿っおいた物ずそっくりだった。



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    ノスタルゞヌより先に恐怖がきたタンス




    たがろし博芧䌚を蚪れるすこし前、私は実家を凊分しおいた。



    䞡芪が亡くなり、祖母の代から匕き継いで䜏んでいた実家には誰も䜏む人がいなくなった。


    祖母、䞡芪、私ず効の䞉代に枡り実家にはありずあらゆるモノがため蟌たれおいた。


    モノを持たない暮らしができおいる家庭であったならば自身で実家の敎理をする遞択肢もあったのであろう。


    だが父を陀く祖母も母も私も効も片付けられない女そしおオタクだったため、あふれかえったモノを取捚遞択する力などあるわけがなかった。

    䞀床無謀にも自分たちで敎理しようずモノを䞀斉に出しおみたものの



    タグを切っおいない服やバッグ
    箱に入ったたただった新品のティヌセット
    桐の箱に入った切り子现工
    おがくずに包たれた球䜓関節人圢
    プチプチに包たれたたたの刀
    シリキ・りトゥンドりもどきの朚圫り像  



    などが地局もバラバラに発掘され思考が停止した。




    アホずボケの楜園ず蚀うべきはたさに私の実家であった。



    ベタベタにシヌルが貌られたタンスもそれを物語っおいた。


    片付けられない女である私は取捚遞択するこずを攟棄し、結局実家たるごずの凊分を業者に頌んだ。

    ベタベタシヌルのタンスも実家ごず凊分されたはずだ。


    しかし、凊分したはずのタンスは目の前に珟れた。

    タンスの亡霊が远いかけおきたのだ。


    よくよく芋おみれば、シヌルの絵柄ず貌り方はよく䌌おいるもののたがろし博芧䌚に眮かれおいたタンスは私の実家に眮いおあったものずは違うタむプのタンスであった。




    圓たり前だ。




    産廃業者が実家から遠く離れたたがろし博芧䌚にわざわざボロボロのタンスだけ眮いおいくわけがない。




    それでも、シヌルの柄や貌られ方がそっくりのタンスは実家を凊分したばかりの私を責め立おるには十分だった。




    たがろし博芧䌚には亡くなられたおばあさんのコレクションをそっくりそのたた展瀺しおいる『おばあちゃんの郚屋』や、その他にも故人のコレクションであったピ゚ロの人圢や起き䞊がりこがしを展瀺した『ピ゚ロの間』、『起き䞊がりこがしの郚屋』などがある。




    郚屋の入り口には展瀺に至るたでの経緯が曞かれおいた。


    おばあさんは集めたコレクションが自身の死埌どうなっおしたうのか心配で、孫に「どうか凊分しないようのこしおほしい」ず生前から頌んでいたようだ。




    それは䞀぀の願いでもあるが呪いでもあるず思う。


    私がタンスの亡霊に土䞋座しおでも蚱しを請いたかったのは、「アホずボケの楜園であった自分の実家を守り切れなくおごめんなさい」ず謝りたかったからかもしれない。





    タンスの亡霊に出くわしたあず、たた別の亡霊に出䌚っおしたうのではないかず私は震えた。


    芋おいない゚リアがあったにもかかわらず、その時はそそくさずたがろし博芧䌚を埌にした。




    それから数幎経った2026幎某日、
    あれほどタンスの亡霊にビビり倒しおいたずいうのに私は再びたがろし博芧䌚を蚪れた。


    未芋になっおしたった゚リアを芋おおきたかったのだ。



    数幎ぶりのたがろし博芧䌚は、前に来たずきよりモノがどっず増えおいたし朜ちはじめおもいた。



    たたたた来おいた通長のセヌラちゃんず少し話すこずができた。


    「ただただ増えたすよ、たがろし博芧䌚は進化しおいきたす」
    ずいうようなこずを蚀っおいた。



    セヌラちゃんずツヌショを撮り、
    ク゜デカ聖埳倪子を眺め、
    めちゃくちゃ増えたおひな様達の前を通り、
    たたタンスの亡霊ず再䌚した。




    ベッタベタに貌られたシヌルもそのたただったが、タンスは数幎前に蚪れた時よりもたわんでいるようで、補正されおいた。


    実家のタンスも攟っおおいたらいずれこうなっおいたこずだろう。



    持ち䞻や今はもうない堎所を背負ったたたの展瀺物をゆっくり芋おいるず゚ネルギヌ消費が激しかったが、責め立おられおいるずいう感じはあたりなかった。



    モノたちは集められたたたゆっくりあるがたた朜ちおいっおいる。



    アホずボケの楜園であるたがろし博芧䌚は
    呪いも願いも抱いたたた朜ちるこずを蚱しおくれるたがろしの実家なのかもしれない。




    たたタンスの亡霊に䌚いに行こうず思う。




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    2026幎のタンス








     
     

    uniinu

     
     
    オタクは急に止たれない/醞されたオタク゚ッセむ曞き&小説曞き/月2ペヌスで曎新/小説はTalseで曎新/読み方は「うにいぬ」 /substack:uniinu

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