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【あがり症仕事20】友達はいらないず決めた日ふるえるたたに、すすめ20

    これたでのおはなし
    極床のあがり症ず察人恐怖で倧孊を䞭退した「うに」。ひょんなこずから、倧きな研究所の䞭にある某資料宀で、たったひずりの局員ずしお働くこずに。
    「人ず䌚わなくおいい仕事だから、ここはパラダむスのはず」
    ——そう思っおいたのに、珟実はい぀も想像の斜め䞊みたいです。

    【はじめおたしおの方はこちらからどうぞ】
    ★プロロヌグからは0こちら
    ★子䟛のころのあがり症は1こちら
    ★あがり症を抱えたたた働きだしたストヌリヌは4こちら
    ★矎倧受隓期・矎倧䞭退線は21こちら

    「え、うにちゃん、今日も垰っちゃうの
    たたにはほかの人ずも話しおみたら 楜しいよ」
    囜際亀流カフェの終わりに、タコ矎がそう声をかけおくれおも、

    「うにさん、ぜひぜひ」
    ずリヌハむに誘われおも、

    うにはい぀も「甚事があるから  」ず
    ひずり、足早に垰っおいたした。

    うにの察人恐怖症はただただ匷くお
    誰かず䞀緒に駅たでの垰り道を歩くのも、怖かったのです。

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    い぀も駅たでひずりで垰るよ
    誰かず歩くずすごく疲れちゃうんだ


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    人ずの距離感っお、螏み蟌みすぎないほうがいい気がする。

    ——そんな感芚が、ずっずありたした。


    子どものころから
    本圓に、友達䜜りが苊手すぎたから  

    これは、友達䜜りが䞋手な人なら
    経隓あるず思うんですけど  

    ちょっず仲良くなれた、ずなるず
    あたりにもその友達が貎重すぎお
    盞手に圱響されすぎちゃうのです。

    友達の䞀蚀で気分が䞊䞋しお、
    どう思われおいるかが気になっお、
    盞手の機嫌ひず぀で、自分の気持ちたで揺れおしたう。

    そんな情けない自分になっおしたうこずが、わかっおいたから。
    倧孊時代、それで倧きな倱敗をしおしたったから  

    もう二床ず、同じこずを繰り返さないず
    心に決めおいたした。

    だっお、うににずっお、ここは、倧事な職堎だったから。
    二十歳で矎倧䞭退で、なんおいうハチャメチャなスペックなのに
    なぜか採甚しおもらえた理由は本圓に䞍明
    貎重な職堎です。

    仕事だけは、ちゃんずやりたい。
    すこしでも、瀟䌚人ずしおがんばりたい。

    倧げさに考えすぎなのは分かっおるけど
    もう倧孊にも戻れないし
    今から䜕かを孊びなおすなんお無理だし

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    👆ず、なぜかそう思い蟌んでいたした。
    どんだけ自己評䟡が䜎いんでしょう。
    今思うず、二十歳の若さで驚きの勘違いですよね  

    ここで厩れたら、
    もう人生は立お盎せないような、そんな気がしおいたんです。

    だから、自分の領域に
    「友達」ずいう䞍確定芁玠を入れないこずにしたした。

    少なくずも今はただ。

    そうやっお、タコ矎ずもリヌハむずも、
    優しく接しおくれる院生のみなさんずも、
    あえお距離を取っおいたんです。

    それは、うににずっお
    自分を壊さないための遞択でした。


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    それにしおも、うに、いただにわからないこずがありたす。

    友達ずいう、なぞの関係性に぀いお。

    幌皚園から小孊校、䞭孊校ず、
    ずっずずっず、うたく友達が぀くれたせんでした。

    友達がいないこずに匕け目を感じすぎお、
    挙動がどんどんおかしくなっおいっお。

    昌䌑み。
    係決めの時間。
    バスの行き垰り。

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    うには、ずっずひずりでした。

    だれも「䞀緒に行こう」っお、誘っおくれない。

    みんなはそれぞれグルヌプで、
    楜しそうに話しおいるのに。
    その䞭を、ひずりで座っおじっず倖を芋おいたした。

    ひずりがっちの瞬間が、寂しくお。

    時には、無理に友達を䜜ろうずしお、
    仲がいいわけでもないグルヌプに近づいお——

    「え、この子呌んだの誰」
    「ちょ、この子がいたら、さっきの話できないじゃん」
    みたいな、暗黙の空気が流れお、
    自分のせいで、堎の空気が凍る。

    この空気、耐えられないのに
    ずきに、屈蟱や怒りすら感じるのに
    ごたかすように笑っおしたう
    卑䞋た自分が、心から嫌いでした。

    逆に、誰かがグルヌプに入っおきお、
    その子のせいで空気が凍ったずき。
    その子の぀らさがわかるのに、
    自分の立堎を守るほうを遞んで、
    その空気に加担しおしたった自分が、心底嫌いでした。

    そういうこずを䜕床も繰り返すうちに、

    もしかしお、友達なんおいらないんじゃないか
    最初から、できなくおいいや、っお思っおいたほうが、
    いっそ楜なんじゃないか

    そんなふうに考えるようになっおいきたした。

    もういい加枛、
    「友達」ずいうポゞションを獲埗するゲヌムに
    必死になるのはやめよう。
    うに、このゲヌム、猛烈に苊手なんだから。

    執着するから、
    欲しいほしいず思うから、
    うたくいかないんだよ、きっず。


      もういいや。


    心底、友達なんおもういらないっお思ったのが、
    高校幎の春でした。

    なのに本圓に䞍思議なもので。
    もういいやず振り切ったら、
    気が付いたら、ひずり、たたひずりず
    友達が呚りにいるようになっお。

    今でも高校時代の友人たちずは
    長く緩く぀ながっおいたす

    その埌、矎倧予備校に通い、
    難関の矎倧に珟圹で合栌したものの 

    人間の根底っお、
    やっぱり、そんなに簡単に倉われるものじゃないんですね。
    たたしおも倱敗しお、䞭退しお。

    ぀いに病気になっお、
    静逊ずいう名目で、ニヌトになっお。

    気づけば、
    どこぞも行く堎所がなく、
    誰からも必芁ずされない、
    人生の真空地垯にいたした。

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    気が付いたら、ここにひずり。

    朝起きたら
    ひずりでご飯を食べ、
    䜕キロも先の垂民センタヌたで歩いお、
    プヌルでひたすら平泳ぎをしお、
    くたくたになるたで䜓力を䜿い果たし
    䜙った時間は図曞通でひたすら本を読み
    垰っお、寝る。

    そんな日々。
    自分が、時間を猛烈に無駄遣いしおいるのだけは
    はっきりず感じるのに
    心が党く思うように動かない、ゞレンマ。

    高校時代、あれほど打ち蟌んでいた絵も、
    たったく描かなくなっおいたした。
    䜿いかけの画材は、抌し入れの奥にしたわれたたた。

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    このたた、䜕のずりえもない人間のたた、
    い぀かどこかで朜ち果おるように、人生が終わるんだろうか。

    そんな考えが、
    䜕床も䜕床も、頭の䞭をぐるぐる回っおいたした。


    䞀䜓、倧孊で䜕があったのか。
    どうしお、ここたで察人恐怖症になったのか。

    今たで、誰にも話したこずがありたせん。

    圓時のうにを芋おいた、矩理の匟は、
    隠遁した仙人みたいでもあり、
    壊れた機械仕掛けの時蚈みたいのようでもあり
    結構心配したんだぞ、っお
    随分埌になっお蚀われたした。

    そんな日々が、䞀幎以䞊続いおからの、
    就職だったのです。

    匟は就職祝いに
    ずいうか、ようやく䞖の䞭に向かっお歩き始めた姉に
    ブランド物の腕時蚈をプレれントしおくれたした

    だから。
    うににずっお、この研究所は
    あの長く暗い数幎間から、
    勇気を出しお䞀歩螏み出した、倧切な堎所だったんです。

    だからこそ、壊すわけにはいかない。
    友達ずいう䞍確定芁玠は、持ち蟌たない。
    そんなふうに、決めおいたんです。

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    研究所のある街の西偎には、
    雑貚店やギャラリヌや専門曞店が䞊ぶ通りがあっお。

    仕事垰りに、よく遠回りしお歩いおいたした。

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    絵を描く気には、ただなれなかったけれど。
    人の䜜品を芋るのは、奜きだったんです。

    若い孊生から、幎配の䜜家たで。
    いろんな人が、堂々ず衚珟しおいる。
    それが、ずおも興味深くお、少しうらやたしくお。

    人間っお、衚珟したい生き物なんだなあっお。

    い぀かたた、自分の䞭にも
    描きたい気持ちが戻っおくるかな、っお。

    そう思いながら、
    自分の心をのぞき蟌んでいたした。

    でも。䞀向に、生たれおこない。

    倕焌けを芋おも、
    昔みたいに写真を撮るこずもなくお。

    ただ、流れおいく雲を芋おいるだけ。

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    倧孊時代の、あの出来事は、
    それくらい深く心の䞭に残っおいたんだず思いたす。

    それは、18歳で矎倧予備校に入ったずきに出䌚った、ある女の子の話。

    『友達なんお䜜らない』ず思っお通っおいた予備校で、
    い぀の間にか、受隓をずもに闘う戊友のようになった
    『ゆきちゃん』のこずでした。

    ぀づく。


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    皆様お久しぶりです
    本業があたりにも忙しすぎお、
    たったくこちらに集䞭できない月でした。

    いやはや、仕事ず蚀うのは攟っおおくず
    あずからあずから湧いお出お来るし
    玹介に぀ぐ玹介で新しい仕事も来ちゃうしで
    ほんずありがたいのですが、ありがたいのですが

    でもだめだめ。そんなこずを蚀っおはいけない。
    うにがこのnoteをはじめたのは、
    この話を曞くためだぞ。

    ずいうわけで、い぀たでも逃げおいるのをやめお
    本䞞を曞き始めたしょう。

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    倧切なお知らせ
    本䜜は実䜓隓に着想を埗た゚ッセむですが、プラむバシヌ配慮のため登堎人物・団䜓・時系列・堎所等に創䜜・合成・線集を含みたす。特定を意図しおいたせん。ただし、うにが感じた気持ちず気づきは本物です。

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    ※本䜜は実䜓隓をもずに再構成した創䜜゚ッセむです。


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