見出し画像

【エリアブランディング】かんなべ未来会議ー 神辺の「未来図」を描いた3ヶ月ー

神辺駅周辺の未来を考えるワークショップ「かんなべ未来会議」。

福山市神辺支所より委託を受け、株式会社umikaにて企画運営をおこないました。

福山市神辺町は江戸時代、宿場町として栄えたエリアです。神辺駅を基点として東側は神辺城址や神辺本陣、国特別史跡の廉塾ならびに菅茶山旧宅など、歴史的に貴重な文化財がのこり、保存活動も活発です。

一方で、西側には国道沿いに大型のショッピングモールやロードサイド型の店舗が立ち並び、加えて市が進める基盤整備により、区画整理事業や神辺駅と幹線道路をつなぐ道路建設工事が進められています。

文化と新規開発という二面生を持ったまちを、今後どう盛り上げていくのか。──全3回にわたるワークショップの内容と成果を振り返ります。



【第一回】 神辺の“今”を知る(9月8日)

舞台は、古民家をリノベーションしたカフェ「anjin」。まだ暑さの残る日曜日、地域で活動する企業やNPO、大学生や一般参加者など29名が集まりました。

第一回目は「神辺らしさ」を探るワークをしました。参加者同士の対話を通して見えてきたのは、神辺に対して「自然が豊か」「文化と歴史がある」「子育てに適している」「ゆったりとした空気感」といういくつかの共通のイメージがあること。その上で、自分たちが知らなかった地域の魅力を再発見する場にもなりました。



 【第二回】妄想を語り、形にする(10月6日)

第2回のテーマは「妄想から始める未来づくり」。まずは神辺駅西側・川南地区の区画整理の進展について市の担当者から説明がありました。「インフラ整備のその先、どう活かすか」が問われる今、住民の意思が反映された整備計画が進んでいます。

続いて、島根県雲南市でまちづくりに取り組む岡晴信さんに登壇いただきました。「妄想を語ることから始まる地域づくり」という実体験に、参加者は大きく刺激を受けました。

グループワークでは「神辺でやりたいこと妄想シート」をもとに、それぞれのアイデアを地図に落とし込む作業へ。たとえば、

  • 銀杏並木や周遊型謎解きゲーム

  • 子どもと大人の学びの場

  • 駅前マルシェや子育て支援の場

など、多彩でユニークな「未来図」が次々に浮かび上がりました。



【第三回】 未来図に“むすび”を込める(12月15日)

最終回は、前回描いたビジョンイラストのラフをもとに内容を磨き上げ、キャッチコピーを決めるワークを行いました。

印象的だったのは、「つながり」というキーワードが何度も登場したこと。古くから交通の要所であり、宿場町であったという歴史は現代にも息づいていると感じました。ここに、多様な人々が交わる「結節点」という神辺の特性を生かした要素を加え、誕生したキャッチコピーがこちら。

 「むすびの驛(えき) かんなべ」

この言葉には、「人と人」「過去と未来」「想いと行動」をむすぶ意味が込められています。


■ おわりに

3回のワークショップを通じて感じられたのは、神辺というまちに対する深い愛着と、「何かしたい」という想いの広がり。小さな一歩の積み重ねが、確かな未来へとつながっていきます。

そして、完成した未来図がこちら

3月22日には、この未来図を神辺駅の階段アートにするワークショップ&お披露目会が執り行われました。

さらに、このワークショップに関連して2つのプロジェクトがスタートしています。

  • 神辺の観光マップ作りプロジェクト

  • 古民家利活用による地域交流施設の計画(福山大学の先生と学生による取り組み)

「神辺で何かしたい」「関わってみたい」という方は、ぜひ神辺地域振興課へお問い合わせください。

※未来図を含む「かんなべにぎわいビジョン2024」全体はこちら

▶︎PDF「かんなべにぎわいビジョン2024」(福山市HPへとびます)


ワークショップは全3回で終了ですが、ビジョン作成の次のステップへのヒントを求めて、かんなべ未来会議参加者の有志で島根県雲南市のチャレンジ事例について視察を実施しました。詳細は【かんなべ未来会議 視察編】へ


※今回、ワークショップに参加されていない方にも未来図制作の過程を知っていただこうと、各回ごとに「瓦版」としてレポートを作成しました。

瓦版①

瓦版②

瓦版③



株式会社umika
umika HP

シェアキッチン Little Setouchi

カフェ&Q(アンク)
instagram:https://www.instagram.com/andq.cafe/

いいなと思ったら応援しよう!