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【エリアブランディング】かんなべ未来会議ー雲南市視察編ー

※本記事は2025年6月に作成された内容になります。

雲南市に学ぶ。「チャレンジがまちを変える」仕組みとは?

かんなべ未来会議では、ビジョン作成を通して神辺の未来像を描いてきました。そして今回は、その“次の一歩”を探るべく、参加者の有志で島根県雲南市を訪問。人口減少や高齢化といった課題に対し、全国から注目される取り組みを続ける“チャレンジのまち”を視察してきました。



日本の25年先をいく高齢化のまちが、“課題解決先進地”へ

最初に訪れたのは、雲南市木次(きすき)町にあるワーキングスペース「オトナリ」。ここで雲南市役所政策推進課・武田さんから、「ソーシャルチャレンジバレー」の全体像をご紹介いただきました。

2004年に6つの町村が合併して誕生した雲南市は、「日本の25年先をいく高齢化社会」。その現実を逆手にとり、「課題解決の先進地」となることを目指し、4つのチャレンジ分野(大人・子ども・若者・企業)を柱に取り組みを展開しています。

  • ①大人チャレンジ:小学校区単位での地域自主組織による課題解決

  • ②子どもチャレンジ:高校探究プログラム「雲南式」の実施

  • ③若者チャレンジ:人材育成と起業サポート

  • ④企業チャレンジ:地域課題を企業と連携して解決

2018年にはチャレンジ資金制度が創設され、2023年までに130以上のプロジェクトが実施。さらに、2019年には「市民のチャレンジを応援する条例」、2020年には「うんなんコミュニティ財団」が設立されました。

2025年、雲南市が新たに描いたビジョンは「えすこな雲南市」。出雲弁で“ちょうどよい”を意味する「えすこ」には、チャレンジする人・応援する人・見守る人、みんなが心地よくいられるまちを目指すという想いが込められています。

「人口減少は避けられません。だからこそ、小さな地域拠点を軸に“暮らし”を再構築していくことが必要です」と武田さんは語ります。



現場のチャレンジを訪ねて

午後からは、実際に雲南でチャレンジを形にしている人たちの元を訪れました。

1. 移住者が挑む「ショッピングリハビリ」〜光プロジェクト株式会社・杉村さん〜

介護予防と買い物支援を組み合わせた「ひかりサロン雲南」は、明るく楽しい空間づくりで「not 福祉」を実現。隣接するデジタル探究施設「ピコテラス」も杉村さんが立ち上げから関わられています。ここでは、子どもたちの“表現する力”を育む場も提供。杉村さんは「地域のつながりがチャレンジの価値を高めてくれた」と話します。


2. 起業支援と中間支援の拠点〜NPO法人おっちラボ〜

三日市ラボは、若手起業家と地域住民、そして外部とのつながりを支援するNPO法人おっちラボについて伺いました。なかよしコーディネーター・佐野さんは「視野を地域内にとどめず、広く見ることが持続可能な事業のカギ」と語ります。


3.まちなみ再生プロジェクト〜古民家のリノベーション〜

元呉服屋を複合施設として再生する「旧和田邸プロジェクト」、DIYで改修が進む古民家──それぞれが“場づくり”と“人の流れ”を生むチャレンジに。地域を“第二の故郷”と呼ぶ若者が担い手になっています。



神辺に持ち帰る“雲南の精神”

視察を通して参加者からは、

  • 「仲間をつくること、人に投資することの大切さ」

  • 「チャレンジを受け入れる文化が、新たな挑戦を生む」

  • 「変化には“妄想”と“楽しむ気持ち”が必要」

などの気づきが共有されました。

「やってみよう」と自分の想いを共有する。「やりたい」という気持ちを受け止め応援する。続けていくための支援体制や制度。できることをそれぞれの立場でおこない、チャレンジしてきた「雲南の精神」が感じられた視察でした。かんなべ未来会議は一区切りを迎えましたが、神辺ではすでに観光マップづくりや古民家活用など、参加者発のプロジェクトが動き始めています。

雲南市のように、「やりたい」が応援され、「できた」が広がっていく地域へ。今後の神辺の賑わいづくりに注目です。



※雲南市視察の瓦版はこちら

瓦版④



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