
【息子が自閉症なら、私も?】 白黒パンダ。ときどき、かば。
いっそのこと、早く診断名をつけてください。
なんて言ってくる患者が、この世の中にどれくらいいるのだろうか?
息子は3歳のときに「自閉症です」と診断を受けた。そのときから、薄らぼんやりと考えていたことがある。
「息子が自閉症なら、母である私にもなにかしら特性があるのでは?」
そう思った私は、息子の診断から2年後に心療内科の門をたたくことになる。ボロボロになった心と身体を引きずって。
もしかして……私も?
息子が自閉症と告げられてから、もれなく検索魔ゾーンに突入した私。いやいや、いいんです。誰もが通る道だから。
ネットで検索しまくり、療育園の勉強会には必ず顔を出し、先生にもたくさん質問をした。とにかく、必死になって情報を集めた。
そうやって集めた情報を、手に入れた武器を見ながら、気づいてしまったことがある。
「あれ?もしかして……私も?」
だっておかしいもん。
ここに書いてある感覚のちがいや、日常での困りごとが、私のこと?って思うくらい重なるんだもん。
スーパーでは野菜コーナーから回らないと気持ち悪くていられないとか。
冷蔵庫にあるヨーグルトの向きが真っ直ぐじゃないと許せないとか。
頭の中ではずーっと誰かがしゃべっているとか……“みんなそうじゃないの”?
発達検査を受けてみた結果
気づけば心身ともにボロボロだった私は、息子が診断を受けた2年後、はじめて心療内科を受診した。
院内は意外と明るく、清潔感がある。なのに、どこかどんよりとした空気が私を包む。
1時間くらい待ったあと、診察室によばれて医師に言った。
「発達検査をしてください」
医師は少々驚いていたが、検査の予約を入れてくれた。これでハッキリする。白か黒か、わかる。
検査は1日で終わらず、2日かかった。息子が検査のあとにぐったりするのが、なんとなくわかった気がする。
脳みそフル回転を2時間……あれ、めっちゃしんどいやん。
後日、医師から結果を聞いた。