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見つめる時間がいちばん幸せだった

#創作大賞2026    #恋愛小説部門十六歳。
高校生活が始まった。
私が入学したのは、都心にある私立高校。
新しい制服、新しい教室、新しい友達。
胸いっぱいに期待を抱きながら始まった毎日は、思っていた以上に忙しかった。
私はクラブ活動でバドミントン部を選んだ。
個性豊かな部員たちに囲まれ、毎朝まだ眠い目をこすりながら朝練へ向かい、授業が終われば体育館へ直行。
汗を流して、シャトルを追いかける日々。
「高校生になったらアルバイトをしたい。」
そんな小さな夢もあったけれど、練習漬けの毎日では、その夢は叶わなかった。
それでも、不思議と充実していた。
そんなある日、初めての練習試合に出場することになった。
会場は、少し田舎にある体育館。
大勢の選手たちの熱気と、シャトルを打つ乾いた音が響いていた。
私は三回戦で敗退。
悔しさはあったけれど、
「自分なりによく頑張った。」
そう思える試合だった。
けれど、その日、本当に心に残ったのは試合の結果ではなかった。
ふと視線の先に、一人の男の子がいた。
男子の試合に出場していた、江くん。

 
 
人生には、誰にも言えない悩みや孤独を感じる瞬間があります。そんな時、ほんの少しでも前を向くきっかけになれる記事を書き続けたいと思っています。 苦しい時、迷った時、涙があふれそうな時に、この記事が、あなたの明日を少しでも優しく照らすきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

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