
ポピュラーグループの子たちは…
「Popular Group の子たちは Laid-back で Chill だから何かに Obsessed したりしないんだぜ」
学校から帰ってきた息子(11歳)が、オヤツを食べながら娘(8歳)にそう言った。
彼等は2人だけだと基本は英語でワチャワチャ話す。たまに日本語の時は英単語交じりのルー語である。
上記セリフを日本語にすると、
「人気グループの子たちはのんびりまったりしてるから、何かに沼ったりしないんだぜ」ってとこか。
それを捉えた私が、横から「君はポピュラーグループじゃないのか?」と口を挟むと、息子は「ノー!」と即答した。
解説によると、しばらく前に彼の学校で人気小説家の講演があり、一部の子たちは夢中になって残りのシリーズも全部読みつくし、「〇〇って面白いよなぁ」と盛り上がったのだそうだ。一方で、レイドバックでチルってる子たちは「ふーん、別に」って感じだったらしい。
だから僕は奴らとは違うんだと、息子はむしろ誇らしげでさえあったので、わたしは、自分がちょっと勘違いしていたことに気がついた。
昭和令和時代の日本の中学生といえば、急に、何事も真面目に全力で取り組むのは格好悪い、本気を見せずに余裕かますのがクールみたいな謎の停滞が生まれるお年頃だったじゃないですか。
私はそれを「年頃だから」と放置するには、あまりにも世界を色褪せさせ、つまらなくしてしまう悪習だと思っているので、我が子にそのような気配が見えたら軌道修整しなくちゃと思っていた。
だから、そらきたと思って反応したのだが、どうやら違った。
彼は「ポピュラーグループ」という言葉を、単純に「一軍、人気者」という肯定的な意味で使っているのではない。
「浅くて何にも熱くなれない奴ら」というニュアンスも含んでいるのだった。
従って、俺はそっち側じゃないからこの面白さを推す。と、妹に好きな本を紹介しようとしているところなのだった。
その様子からするに、学校では「俺らはポピュラーグループとは違うからな」と認め合う仲間がちゃんといるような感じだったので、安心した。
彼は、前にいたプライマリースクールで、ちょっと勉強ができるだけで、Geek(オタク)とかNerd(ガリ勉)とか呼ばれて嫌な思いもしてたので。
メタ認知度の高い環境でよかった。あるいは、これは世代の進化なのだろうか?
いずれにしても、このまま、心の未熟な者が牽制し合うくだらん序列に煩わされず、青天井の心持ちで、好きな事に思う存分オブセッて青春を過ごして欲しいものだと思う。