
【国内放浪記】伊豆大島 地獄の自転車旅編 (東京)
旅先で感じたことをサッと書く。
そんな放浪記シリーズ。
前回はモロッコに行った時の備忘録を書きました。
今回は都内!
ただし離島!
放浪先は伊豆諸島の大島!!
私、どうも不定期に放浪したくなる性分のようでして。。。
案の定、GWもどっか放浪したいなという気持ちが抑えられず。
都内からアクセスが良くて、船旅も楽しめる。
そんな放浪欲求を良い感じに満たしてくれそうな旅行先として、大島を選択しました。
旅の目的は大島一周と名物料理のべっこう寿司。
移動手段はmy自転車!
キャンプは当然外せない!
が、これが結果的に大変なことになりました。。。
今回はそんな話
※すんません。書き終わったら7000文字近くになっちゃいました!笑
前後編に分けるべきでした
お時間ある時にご笑覧ください!
乗船

乗船は何と23区内!!
竹芝客船ターミナルでフェリーに乗ります。
夜の22時に出発して大島着が朝6時。
まるで夜行バスみたいなスケジュール。
船の中で1泊します。
船内の様子

鍵付きの貴重品入れも完備!
難点はコンセントがないこと
スマホの充電ができません
部屋は全席指定制。
乗船場で発券したチケットに座席番号が書かれています。
自分が泊まったのは2等客室(和室)。
お値段なんと5750円。安い。
部屋にあるのは枕だけ。
他の人と一緒に雑魚寝するスタイル。
マットが欲しい人は1000円で。
毛布が欲しい人は200円で貸し出し有。
自分はキャンプ用にシェラフとマットがあったのでそれで代用。
いたって快適で問題なし!
船内の設備もかなりの充実具合。


フェリーで見ると食べたさ3割増し

3分100円
シャンプーのみ有
水量、温度ともにバッチリ

乗船時間が長いので、お土産用ですね。

ありがてえ

ボンボヤージュ!!
大島上陸
岡田港
ぐっすりと寝てたらあっという間に到着。
どうやら気候条件によって、到着する港が変わる模様。
場所は島の北側の岡田港と西側の元町港の2種類。
今回は岡田港から上陸。
時間は朝6時。予定通りですね。
時間的に港で見れるものもないので、早速出発します!

10kg 超えのクソ重い荷物を担いでいましたので、どうしようか迷いつつ、とりあえず三原山を目指すことに。
噴火で有名な山です。

移動開始してすぐ気づきましたが、この島めちゃめちゃ坂が多い。
登ったり下ったりを繰り返しますが、基本的に登り基調。。。

坂道が続くのはまだ耐えれるのですが、ザックが重いのがいかんともしがたい。
パット入りのパンツを履いていないので、重量が大事な所にダイレクトアタック。。。
立ちこぎを多めにして、なんとか臀部を守ります。


三原山

何やら、いかにもな場所に到着。
おはち巡りができるみたいなので、ここから頑張って登山。
近くの茶屋にコインロッカーがあったので、さすがにそこでザックはデポ。
準備万端です。
体を動かしていると、少し汗ばむ程度の気温でめちゃくちゃに気持ちがいい。
ちょっと強めの風が吹いていたので、汗がすっと引いていく。
稜線に出たら逆に寒くなりそうです。

火山特有の奇岩地帯に突入。
要所要所に置かれているシェルターにちょっと生々しさを感じます。

火口に近づいていくと、坂が急勾配に。
茶屋からを歩くこと約40分で火口に到着。
旅の無事を祈って神社にお参りします。

予想通り稜線沿いは結構な風。
帽子がぶっ飛びそうになります。


中心に広がるのはthe火口。
こういうのって、なんとなくカルデラ湖みたいなのを想像してたんですけれども。
所々湯気が出てたので、おそらく地下にはマグマがあるのでしょうかね。
落ちたら助からんなー、とか思いつつ50分。おはち巡りも終了。
絶景!!って感じでかなり満足度が高いスポットでした。
注意点は、強風とゴロゴロした岩が転がっていること。
ガッシリめな靴がおすすめです。

キャンプ場
三原山を下りつつキャンプ場へ。
目的地は島の東側にある、海のふるさとキャンプ村!
アップダウンをクリアしつつ、キャンプ場付近の道へ。
場所の確認をしようとGoogleマップを開いて気づきました。

これヤバいやつや。。。
等高線とか見るまでも無く、このつづら折りは激坂の予感。
行ってみると。。。
案の定、激坂でした\(^o^)/

ありがたいことに行きは下り坂。
ただ、下りも慎重なブレーキングを強いられるので、それなりに疲れます。
帰りはこの坂を登るのかぁ、と憂鬱になりながらキャンプ場に到着。
海のふるさとキャンプ場



すっごい綺麗なキャンプ場!!
Wifiも飛んでるし、無料のシャワー(シャンプー、ボディソープ付き!)もある!!

問題は自転車で来る場所じゃない!!笑
港からそこそこ近くて良いな、と思ってましたが、ちょっと奥まった所にあります。
歩いて買い出しとかは厳しいですし、野生動物も多め。

食べ残しをテントの外に置いてたら、
一発で持っていかれそう
考えようによっては、自然を120%満喫できるキャンプ場ですね。
しかもトコトン快適に整備された。
自分は結構気に入りました。
注意点はチェックインが14時から。
三原山に行った後でも、ちょっと時間が余る感じでした。
(到着して2時間弱待ってました。)

こういうフラットに整備された場所に
設営するのは初めてかも笑
ザックを置いて激坂を登る準備もOK!!
目指すは大島一周!!
高低差ありの約40km!
現在時刻は15時。
観光しながら21時前には帰ってきたい。
ということで、ここからは大島一周の景色を!
大島(1日目)
大島一周










行程の3分の2を過ぎたかな〜って辺りでトラブル発生。。。
ん!?
段差を越えた時の突き上げが酷い。。。
あ。。。
これは。。。

パンクっすね\(^o^)/
しかも修理キット持ってない\(^o^)/
つまり。。。。
徒歩でキャンプ場まで戻ることに\(^o^)/
現在地からキャンプ場までは約10km。
平地なら2時間あれば踏破できますが、高低差あるので約3時間。
時刻は19時前。
お店が閉まり出す時間なので、深夜と朝の分の食料を買い溜めしときます。


美しい景色を観ながら、歩いて帰る決心を固めます
俺の放浪はこれからだ!!
真・放浪記
徒歩での放浪。
体力的には大変な部分もありますが、徒歩でしか得られないものが、間違いなくあります。

車を使うと、A地点からB地点に移動する「作業」になってしまいがち。
なんというか移動がただの「手段」になってしまうんです。
(ドライブする楽しさも当然ありますが。。。)
その点、自転車や徒歩は移動に身体的な感覚が伴います。
移動中は「なんでこんなことやってるんやろ?」とか「きちぃいい」とかずっと考えてます。

が、終わってみたら、それが楽しい。
最悪、目的地に到着できなくても良いんです。
目的に向かって、「自分はここまでやったぞ!」とか「きつかったけど頑張った」とか。
自分の身体を使ってる分、そういう感覚(自己肯定感みたいなもの)を特に感じやすい。
徒歩だとそれが深い密度になります。

自分の場合は特に深夜〜明朝に放浪するのが好きで。
自分独りの時間に浸れるんです。
幼少期を過ごしていたのが、山奥の方だったので、その時の記憶と一緒に深夜の山道を放浪します。

聴こえるのは、茂みで蠢く
「カサカサ、ガサガサッ」
木の上からの
「ホォー、ホォー」
足元からの
「チリチリチリン」
隣から
「ペチャンペチャン」
と残念な音

キャンプ場の北側からのルート
激坂地帯を回避できるのでこちらの方が楽

人の気配はゼロ。
ですが、周りはかなり騒がしい。
野生の息遣いが充満してます。
ここまで来ると、放浪も、より一層違ったものになります。
日常生活を離れて漆黒の世界に入る。
気配だけの存在に怯えながら進む。
人間、動物、植物、昆虫といった、全ての生き物を平等に感じる世界。
あるいは死者さえも、気配として感じるような世界。
ライトの明かり、打ち寄せる波の音が行き先を示します。

父親が亡くなったのが5月3日ということもあり、自ずと蘇る思い出。
深夜の山の中に昆虫を取りに行ったなぁとか。
あるいは子供時代に読んだ絵本。
キャンプに行って夜のトイレに行けない話とか、押入れの中から始まる冒険の話とか。
思い出に浸るとともに、どんどんと研ぎ澄まされていく五感。
物悲しい、寂しいといった感覚は薄く、むしろ強く感じる、懐かしさや居心地の良さ。
さぁ波の音もすぐそこに。

ここから「生命が始まった」という事実に反して
濃厚な死の匂い
思わず闇の中に吸い込まれそうになります
ふと山の方を見ると明かりがポツリ
おそらくトンネルです

人の気配のする方へ近づいていきます

異様な気配がするトンネルの中。
人造物とはいえ、温かみを感じることはなく、研ぎ澄まされた今の五感では、生命の気配を遮断する棺桶のよう。
ふと、命が溢れていた空間が懐かしくなり、後ろを振り返る。

見えるのは虚空。
しかし、これ以上ない豊かな空間。
トンネルの抜けて死の世界へと旅立つ。
そんな絵本を思い出しながら。
子供の頃に、女性の幽霊に襲われたい、と願ってた謎の性癖も再発し。
意味不明なテンションでキャンプ場へ。
(残念ながら、今回は襲われませんでした笑)

キャンプ場に到着。時刻は22時過ぎ。
1日目からいい汗かいたわ笑

プラス自転車なので相当な運動量
頑張れば徒歩で大島一周行けた気がします笑
いい感じにカロリーを消費できたので、明日に備えてシェラフにダイブ!
当初の目標の大島一周は完了したので、後はべっこう寿司を食べるだけ。
大島2日目
終わりの始まり
物騒なタイトルから始まる2日目。
それがですね、色々とありまして 。
というのも、朝からシャワーをして、テントの撤収をしてたんです。
するとどうでしょう?
町内放送が聞こえてきます。
「本日の出航は元町港です」
(^q^)
位置関係を説明すると、キャンプ場から近いのは岡田港。今日の出港は元町港。
元町港はキャンプ場から遠いです。
キャンプ場から遠いです\(^o^)/
なんやったら、昨日一晩かけて歩いた出発地点が元町港です。
つまりザックを担いで自転車を押して、昨日の歩きルートをもう一度、ってことです。
いいじゃん
やってやろうじゃん
(^q^)
ということで、夜のルートで暗かったところをお届けします。


べっこう寿司&船に遅れそうなので
今回は泣く泣くスルー

離島あるあるですけども廃墟が多い

おふくろさん


島の物価を考えると、とてつもなく安い
しかもクリーム味もあるとのこと
人気店のようで、地元の人が爆買いしてました
大島にきたら大判焼きの『おふくろさん』へ
是非!!
大島町郷土資料館

郷土資料館へ

凛々しくて格好良い!

大日本帝国敗戦時の混乱期のもの
受付の方と大島の歴史を語らう
なんでも、大島は島流しの歴史がある。
島流しされるのは罪人もいたが、政権闘争に負けた人が厄介者払いで流されてきた側面も大きい。
よくよく考えると分かりますが、ただの罪人なら島流しせずに処分した方が楽な訳で。。。
それが出来ないような位の人が島流しにされてきたのです。
流された人は教養人でもあったりするので、そのおかげで大島の文化に良い影響を与えてきた訳ですね。
じゃないと独立宣言なんか出せませんもの。
当然、本土との交流はあったのでしょうが、かなり教養がないと無理です。
大島独自の憲法の制定までしたのですって!
信じられます!?
施設自体はよくある地域の資料館って感じで、かなり昭和の香りがする雰囲気でしたが、受付の方は質問あれば何でも!といった感。
訪れる場合は、どんどん受付の方に質問してみましょう!!
大島のことを熱く語ってくれます!
べっこう寿司のお店、「寿し光」さんの情報もゲットしたので、郷土資料館をあとにします。
寿し光
店の外観

元町港から歩いて5分の寿司屋。
入りやすい雰囲気で、海が見えるテラス席もある模様。
お伺いしたのがお昼時だったので超満員。
たまたまカウンターが空いたので、スッと入れました。
肝心のメニューは。。。

まぁまぁなお値段。
ここは作戦を変えてべっこう丼を選択。
握りよりご飯の量が多そうだったので笑

唐辛子醤油漬けの刺身です
汁物も付いててラッキー!!
お味は。。。
文句なしに旨い!!
甘ダレに唐辛子のパンチを足したような醤油。
きっちり辛いです。これ。
刺身との相性は当然に抜群。
上に乗った甘たまごとガリがべっこうの旨さを引き立てます。
ポイントがもう一個あって、べっこうとシャリの間に挟まるトロロ昆布(仮)
シャリの酸味、甘み。
べっこうの甘み、辛み、歯ごたえ。
昆布の旨味。
箸休めにお吸い物。これが味を中和する。
様々な味が複雑に絡まった至福の1食でした。
まぁーじで美味かった!!
ごちそうさまでした!!
移動が辛かったけど、元町出航で良かったーーー!!!!
ちなみにべっこう寿司を売ってそうな他のお店は、GW中は閉まってるみたいでした。
大型連休期間は「寿し光」さんなら営業してるかもです。
人気店みたいなので、事前確認&予約がおすすめです。
元町港

とうとう到着。元町港。
あぁーーー。大変やったぁあああ。
ここまで来れたら帰宅はほぼ成功です。

思いの外、よぅけぇ歩いとるわ。。。
乗船

輪行袋に入った自転車がズシリと重い

そしてありがとう!
離れてみると結構デカい大島
一周したと思うと感慨深い

お部屋はこんな感じ

マットレス、毛布、枕付き

当然、貴重品入れもある!
最高じゃん!!お値段は2等より少し高くて8630円。
ぐっすり眠りたい場合は特2等の方が明らかに良いです。

気持ち良くて、気づいたら1時間以上寝てました

昼からずっと食ってます(^q^)
食欲大爆発である(^q^)

割と良心的な値段
大島の物価が殺人的に高かったので、
安いとすら感じました
行きと同じく快適な船旅。
船に乗っているのは、島で過ごした各々の思い出と心地良い疲労の色。
そして満足げな表情達。



6時間近く乗ってるはずですが、
船だと時間感覚が変わりますね
注意点
大島内で注意点をいくつか
到着、出発の港が変わる
東京発の場合は何も考えて無くても、とりあえず大島に着きます。
問題はレンタカーやホテルを予約してた場合、想定してた港から変わる可能性があります。
そして一番まずいのが大島を出発するとき。
到着した港から出発すると勘違いしてると詰みます。
朝、8〜9時頃に町内放送があるので、聞き逃さないこと。
そして、東海汽船さんのHP運航状況をチェックすること。
以上を心がけてください。
お店の営業時間
24時間営業のコンビニ!?
そんな生っちょろいものは存在しません。
それに加えて、自販機の数も本土に比べて少なめ。
個人的には、19時頃になる前に食料の確保をオススメします。
ちなみに営業時間の長いスーパー、飲食店が島の西側の元町周辺にあります。
物価がクソ高い
びっくりするくらい物価が高い
すべての食料が1.5倍から2倍の値段で売られています。

この辺はまだ安い
問題はお弁当類。
そもそも数が少ない上に、800円から1500円位します。
さらに現金支払いのみのお店もあります。
個人的なオススメなスーパーは元町の「べにや」さん。
品揃え豊富なのと、お値段が控えめ。
加えて電子決済可。
まとめ
良かった!
けどキツかった!
放浪旅としてはこの上ない満足感。
自分自身の体力、精神力を確認するかのような、地に足がついた旅でした。
こういったトラブルがあるから放浪旅はやめられない!!
島内で印象的だったのは現地民の優しさ。
自転車を降りてスマホをいじっていたら、いろんな人が心配して声をかけてくれました。
良い意味で親切。悪く言えばお節介。
区分で言えば東京ですが、人の感じで言えば大阪が近い。しかも濃いめの。
観光していてかなり居心地は良かった。
考えてみれば、この距離感で交流できたのは自転車で行ったからで間違いないです。
なので自分は自転車旅行をオススメします。
ただ、次はパンク修理キットは必ず持っていこう。
そう誓った大島放浪でした。
最後に唐突な謎掛けで〆ます。
「大島とかけまして、パンクと解く」
その心は
「とってもTired😎」
おあとがよろしいようで。
またお会いしましょう!

コレ、竹芝からどうやって帰りましょう!?笑
自転車パンクしたまんまやけど笑