Patreonをやめた話|向いていなかった収益モデル
以前、小説投稿サイトのエブリスタやSNSのSubstackをやめた話を書いたが、他にもやめた取り組みがある。
その1つがPatreonである。2ヶ月ほどでやめた。
■ Patreonとは何か
Patreonは、クリエイターを支援できるプラットフォームである。
クリエイターと支援者がそれぞれ登録し、
支援者は月額課金などでコミュニティに参加する。
課金額に応じて閲覧できるコンテンツが変わる仕組みで、
クリエイター側は
無料コンテンツで集客
有料でより踏み込んだ内容を提供
という形で収益化が可能である。
英語圏で特に強いサービスという印象があった。
■ 自分がやろうとしたこと
私は、以前書いていた官能小説をGoogle翻訳で英訳し、
AI画像を添えて連載する形で投稿を始めた。
画像については、すべてを無料公開できるわけではなく、
一部は有料会員限定にする必要があった。
おそらく年齢制限などの観点から、
閲覧者をある程度選別する仕組みなのだと思う。
また、投稿の中で
SFW(Safe For Work)
NSFW(Not Safe For Work)
といった区分があることもこのとき知った。
職場で安全に読めるよとか、読めないよとかいうスラングだろう。
■ 誰にも読まれない問題
しばらく続けてみたが、結果はシンプルだった。
ほとんど誰にも読まれない。
このパターンはSubstackと同じである。
そもそも、官能小説にどれだけ需要があるのかも分からなかった。
他のクリエイターを見ると、
既存キャラクターの画像
オリジナルキャラのビジュアル展開
といった「視覚メイン」の投稿が多い。
テキスト中心の作品は、相対的に弱い印象だった。
■ 自分のやりたい形とのズレ
自分でもAI画像をメインにすることはできたと思う。
明らかにAI画像で千人以上に支援されている人もいた。
いくら稼いでるのだろう。
ただ、私がやってもおそらく続かなかった。
自分はどうしても「小説が主、画像が従」という形にしたくなる。
画像メイン側との差別化のつもりでもあったが、
結果としてはそれが読まれない原因にもなっていた気がする。
そもそも英語圏で何がウケるのかも調べていなかった。
ぶっつけ本番で始めてしまった部分は大きい。
■ 支援モデルとの相性の悪さ
もう1つ大きかったのが、収益モデルとの相性である。
もし有料会員がついた場合、
継続的にコンテンツを提供する責任が発生する。
自分にはそれがプレッシャーになるタイプである。
更新が止まったらどうするか
この内容でいいのか
対価に見合っているのか
こういった考えが常に頭に浮かぶ。
現在は収益がほぼないため、
気分で作業したり、やらない日を作ることもできる。
しかしPatreonでは、それが難しくなる。
この違いは想像以上に大きかった。
■ 規約との相性
AI画像で収益化できる点は魅力だった。
日本のプラットフォームでは制限が多いためである。
ただし、Patreonにも規約はある。
自分が生成していた内容の一部は、
その規約に抵触する可能性があった。
これも継続をためらう理由の1つになった。
■ 結論:向いていなかった
最終的にPatreonはやめた。
理由をまとめると、
読まれない
需要が見えない
自分の作りたい形とズレている
継続課金モデルとの相性が悪い
規約との不安がある
このあたりである。
続けていたとしても支援者が現われる気はほとんどしなかったので、
早めにやめたのは正解だったような気もする。
