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やすらかな顔。

    人は、死にます。
    誰もが死にます。

    出棺のとき
    亡き人に最期の別れを告げます。

    その顔を、ようく見ていると
    様々な表情を浮かべ、移ろって行きます。

    まるで
    逝くための準備をしているかのようです。

    すべての準備が終わると
    やすらかな顔になります。

    生まれたばかりの赤ちゃんが
    眠っているときのやすらぎです。

    それが、人の、死に方です。


    この世で得たもの
    背負ったもの背負わされたもの
    紛れて混じって穢れたもの
    すべてを失い、降ろし、洗われたとき

    人は、
    本当に、
    やすらかな顔をするのでしょうね。

     
     
     
    ▶︎GO-mono短編文学賞・三次選考 ▶︎monogatary.comコンテスト入賞 ▶︎最後の一行小説大賞優秀賞 スピッツと男はつらいよをこよなく愛す ソウルフードは信玄餅 臨床心理士|トラウマ専門|児童心理司| OUCHI project|もものものかき|R100

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