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【仕事を考える⑯】「お金のために働く人生」から「喜びのために働く人生」に変わった理由:「自己理解」で、お金は「目的」ではなく「結果」と気づく。

    豊かな人生への案内人

     私自身、サラリーマン時代は「仕事とは、お金のためにやるものだ」と疑いなく思っていた。
     生活のため、家族のため、将来の不安のため。それは決して間違いではない。むしろ、多くの人がそう教えられてきた「正しい生き方」だろう。
     しかし、心のどこかで、ずっと違和感がある。
     「この働き方で、本当に良いのだろうか」
     「自分の人生は、これで終わってしまっていいのか」
     そんな中で、スポーツが好きだった私が一貫して考え続けてきたのが、 「仕事をスポーツのように楽しめないのだろうか?」ということだった。

    好きなことは、自然と人に伝えたくなる

     誰かに言われたわけでも、義務でもない。ただ純粋に、「人づくりは、大切だ」「スポーツマンシップが、人生を豊かにする」そう思えたからその大切さを語り続けた。
     不思議なもので、好きなことを語る時、人は疲れない。準備に時間がかかっても苦にならない。学ぶことも、深めることも、むしろ楽しい。結果として、私はスポーツの知識と商品開発の知識を活かし、人材育成のプロとなり、「スポーツで、人、組織、地域を元気にする」コンサルティング会社を始めた。
     さらに、地域を豊かにするためのスポーツ経済学という分野で研究を続け、大学に研究室を持つこともできた。退職後も、非常勤だが大学で人の育成を続けている。
     これらは、最初から狙ったゴールではない。「お金を稼ごう」「肩書きを得よう」と考えていたら、たどり着けなかった場所だと思う。

    喜ばれることが、仕事に変わる瞬間

     振り返ってみて、はっきりと言えることがある。「好きなこと」で、「人に喜んでもらうこと」、それが最も幸せな仕事である。
     人は、役に立っていると実感した時、心が満たされる。
     感謝された時、「生きていて良かった」と思える。
     そしてその積み重ねが、信頼となり、仕事となり、収入へと変わっていく。ここで重要なのは、「儲かるかどうか」ではなく「誰の、どんな役に立っているか」である。お金は「目的」ではなく、「結果」である。
     この順番を間違えた瞬間、仕事は苦行になる。

    好きなことは、人生を裏切らない

     好きなことを仕事にするのは、危険だと言う人もいる。確かに、楽な道ではない。だが、嫌いなことを我慢して続ける人生が、安全だとも思えない。
     好きなことは、裏切らない。なぜなら、困難な時でも続けられるからだ。
    学び続け、深め続け、進化し続けることができる。
     そして気づけば、専門性が育ち、仲間が集まり、役割が生まれ、社会との接点が増えていく。
     これは、見せかけのキャリアでは生まれない。

    幸せを基準に働くという選択

     もし、これから働き方を考えるなら、問いを一つ変えてみてほしい。
     「いくら稼げるか」ではなく「どれだけ人に喜んでもらえるか」
     この問いに正直に向き合った時、仕事は単なる労働ではなく、生き方そのものになる。
     「好きなことで、人に喜んでもらう」、これ以上に、誇りある仕事はない。そして、それこそが人生を最後まで続けられる、最も幸せな働き方だと考える。


    今日も、読んで頂きありがとうございました。 
              豊かな人生への案内人

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    【目次】
    第1章 幸せとは何か?
    第2章 仕事
    第3章 お金
    第4章 人間関係
    第5章 健康
    第6章 学び

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    元大学教員(教育家|思想家|経営者|社会イノベーター) なぜ豊かになったのに、幸せを感じられないのか。なぜ人生や仕事を楽しめないのか—そんな問いに、気づきを提供。21世紀の成功哲学とは、利益の追求ではなく、自らの力を社会に役立て、人・地域・自然と共に豊かな社会を実現すること

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