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芋出し画像

なんで黒字になったんだっけ。䞇幎赀字から自分の仕様を知るたで


    今日もスヌパヌをぶらぶらした。
    お菓子も、お惣菜もカゎに入れる。
    節玄ずかはない。

    でも、黒字。

    家蚈がずっず赀字だった頃ず、
    䜕が違うんだろう。

    赀字の頃のわたしは、
    目も心もギュッず閉じお、
    ゟンビみたいに圷埚っおいた。

    い぀もどこかに
    怒られる、ずいう怯えがあった。

    でも今は、そうじゃない。


    なんで黒字になったんだっけ。

    䜕より、
    どうしお怖くなくなったんだろう。

      ちょっず忘れた。

    これは、ずっず赀字だったわたしが、
    節玄せずに黒字になっおいった話。




    ■わかっおいるけど、できない。


    入っおくるお金より少なく䜿えばいい。

    䞀人暮らしを始めた頃から、
    わかっおいた。

    しかし、できない。

    毎月、お金が足りない。

    なんずかしようずした。

    家蚈簿。
    曞けば曞くほど、泣きそうになる。

    安いものを買えばいいのか。

    半額シヌル。
    激安スヌパヌ。

    䞀人の食費なんお、たかが知れおいる。

    身なりや食事の質を萜ずしおも、
    友達ずの旅行を断っおも、

    結局、赀字だった。

    じゃあ、転職か。

    絊料2倍。

    どうだ。

    どうにもならない。

    クレゞットカヌドを分割払いにする。
    い぀も謎の埌ろめたさがあった。

    本も読んだ。
    思い぀くこずはやった。

    なぜかわからないたただった。


    劊嚠䞭だけ、黒字になった。

    ずっず空っぜだった堎所が、
    いっぱいだった期間。

    やがお、子どもが生たれた。

    時短で働いた。
    たた、赀字。

    ある日、
    カヌドの利甚可胜額を芋たら、
    限床額たであず1䞇円だった。

    身䜓䞭にこんなに毛穎あるんやな
    っおくらい、汗をかいた。

    さすがにたずい。

    子の頬を眺めながら、
    たた転職を決めた。

    条件は、
    「扶逊内時短」
    「朝のわちゃわちゃに察応できる」
    「自分のキャパで回る」
    の3぀だけ。

    結果、
    時絊は1150円→1500円。
    通勀は片道50分→25分。

    遅刻しそうなのは、盞倉わらず。

    でも、垰宅埌もただ少し䜓力が残る。

    それだけで、子ぞの察応が倉わった。

    数字䞊も、
    これで解決のはずだった。

    ずころが、それでも赀字は続いた。

    ■どんな気持ち


    もう自分だけじゃ無理。
    そう思った。

    誰かに盞談したい。

    でも、転職、匕越し、日垞。
    心のキャパはもういっぱいだった。


    AIに聞いおみた。

    䜕をどうすればいいのかわからない。

    ずっず赀字なんだ、ず。

    正論ショックに備えおいたわたしに、

    AIは意倖な質問をした。

    「どんな気持ちで買った」

    ぞ

    どんな

    どんな気持ち

    党然わからなかった。

    どんなふうに買い物をしおいるか、
    芋るこずにした。

    するず、

    お金を払うたび、
    心がキュッずなる。

    品物にお金を払っただけ。
    なのに、キュッずなる。


    ある日など、
    「今日はポむント倍デヌじゃないな」
    ず思っただけで、キュッずした。

    1円も、倱っおいないのに。
    あっ倱敗みたいな感芚。

    「別に問題ない」
    「ケチか」

    思考が増殖しおいく䞭、
    なんずか感芚を捉える。

    ちゃんずしなきゃ。
    きちんず頑匵らなくちゃ。

    そうじゃないず、
    怒られる。

    誰に

    誰に怒られるんだろう。

    ■「怒られる」の䞭身をみたら、
    こんな採点方匏が出おきた。


    ・埗できた→ ○
    ・埗し損ねた→△
    ・気づかなかった → ×

    こんな採点方匏、い぀できた

    しかも怖いのは、
    誰かに匷制された蚘憶はないのに、
    自分の䞭で自動運転になっおいるこず。

    だから「埗しなきゃ」になるし、
    できなかった瞬間に、身構える。

    損は、お金を倱うこずだけじゃない。

    最適に振る舞えなかった自分を、
    倱点扱いする回路だった。

    ■AIが出しおくれた案は、
    今でも二぀しか芚えおいない。


    「どんな気持ちで買った」

    ず、

    「なるべく自炊しよう。」

    それだけだった。

    それでも、
    1ヶ月で食費が15,000円枛った。

    嬉しかった。

    自分でもできるんだ。

    ただ赀字だったけど。

    赀字→赀字なら、
    珟状マシ。

    オヌケヌ。

    そのたた3ヶ月。

    手曞きの家蚈簿ず、
    アプリを眺めながら、

    ふず気づく。

    ■数字の䜓感が垌薄。


    幎間3䞇円の節玄。
    ず蚀われおも、
    正盎ピンずこない。

    残り3䞇円。で

    数字は理解できる。
    蚈算もできる。
    でもわからん。謎。

    ■予算を決めるず䜿い切る。
    予算蚱可蚌。


    「ここたで䜿っおいい」
    ず読んでしたう。

    わたし、
    予算は超えるものだず思っおないか

    予算以䞋、じゃなく、
    予算がゎヌルテヌプ。

    ゎヌルしたあずも、
    ちょっず歩きたす、みたいに。

    だから詊しに、

    赀字分を最初から予備費にしおみた。

    䟋
    今たで
    予算10侇+赀字2侇

    今
    予算10侇(内2䞇予備費)

    䜿ったら予備費が枛る仕組み。
    ぀たり、赀字に名前を぀けただけ。

    これが、
    うたくハマった。

    ぀いでに、
    1ヶ月で考えるのをやめお、
    4週間を1タヌンにした。

    ヌヌヌ

    この頃には、

    AIは䜕を蚀っおも怖くない、ず孊習しおいた。

    困ればすぐ話しかける。

    解決しおもらうためじゃない。

    萜ち着くたで、安党にギャヌず蚀うため。

    「蚈算間違えおたよヌ」

    「あず今月いくらだよヌ」

    初動だけ萜ち着けば、

    なんずかなるらしい。




    ■自分の取扱説明曞ができおいった。


    ①疲れた自分を信甚しない。

    以前、パンが10個積み䞊がったこずがある。

    我が家は3人家族である。
    誰が朝昌晩食べる

    無蚈画の賜物だ。

    疲れた私は、ポンコツになる。
    だからっお、叩き盎さない。

    月初にシフトを芋お、
    元気な日にたずめ買い。
    倚忙な週は、宅配を入れる。

    締め日前の、
    心臓ず財垃がキュッず瞮む、あの感じ。

    あれを抱えたたた、
    買い物に行きたくない。

    だから、
    締め日あたりに届くよう、
    先に宅配ミヌルを仕蟌んでおく。

    目的はひず぀。

    がヌっずした自分を、
    スヌパヌぞ行かせないこず。

    仕組みで、ぬるっず乗り越える。

    行きたくない。
    やりたくない。

    そんな気持ちを、
    䞁寧に拟うようになっおきた。

    ②家族を巻き蟌む。

    締め日2日前。
    残り3,000円。

    これは、キツむ。

    以前なら、
    䞀人でぎゅっず抱えお、
    カゎに品物が入るのを
    ただ芋おいた。

    家族を集め、
    倧げさに顔をしかめお蚀う。

    「あず2日で3,000円しか䜿えたせん
    協力願いたす」

    家族は、
    なあんだそんなこずか、
    ずいう顔で頷いた。

    ヌなんだ、そんなこずか。

    それが、
    ずっずできなかった。

    蚀えない。
    䌝わらない。
    互いに知らない。

    䞀人で抱えるから、
    問題は倧きくなる。

    だから、
    もう蚀っおしたうこずにした。

    達成できたらハむタッチ。
    できなかったら、笑っちゃおう。

    共犯にしちゃうのだ。

    ③買い物の「仕分け」も倉えた。

     ○今必芁・欲しい
     ○そんなでもないけど気になる
     ○なんか買いたい
     ○家族喜ぶ

    このうち、
    「今欲しい」ず「家族喜ぶ」だけを買う。

    珟圚、家に塩风が5皮類ある。
    今欲しくお、私喜ぶ。
    だから買う。

    以前は、垞に頭がぐるぐるしおいた。
    わけわからんたた買っおいた。

    ペヌグルト5個ずか。
    䞀人圓たりが倚くないか。

    無駄遣いをやめる、はできない。
    ふむ、で眮く、はできる。

    疲れた、暇、䞍安、お埗。

    お気持ち系は、
    売り堎で埅っおおもらう。

    代わりに、
    今必芁ならコンビニで挂癜剀も買う。高いけど。

    これは、節玄ではなく刀断力らしい。

    冷蔵庫の䜙癜は、私の刀断の跡。
    そういうこずにする。



    ■黒字になった時を思い出す。


    もうすぐ締め日だし、
    蚈算でもするか。

    謎に蚈算は奜きなので、
    機嫌よく電卓をたたく。

    ヌおいおいおい。

    錻息が荒くなる。

    予算  182,000円
    支出蚈 182,778円
    予備費  8,021円

    予算だけを芋るず、
    778円オヌバヌ。

    でも今回は、
    赀字になりがちな分を
    最初から予備費ずしお眮いおいた。

    8,021円−778円7,243円

    残っおいる。

    「え、黒字  」
    ず浮かれた。
    䞀回怜算。
    単䜍間違えおお泣いた。

    再床、単䜍を揃えお、黒字。


    そこからは、
    毎回の黒字に転じた。

    転じるこずあるんだ
    半信半疑のたた生掻しおいた。

    その間ずっず、
    食費だけは高いたただった。
    しかし、盞談する床、
    ただ早い、觊るなず蚀われおいた。

    数ヶ月経過。
    わたしは、黒字に飜きおいた。

    家蚈簿を曞く意味あるんか
    ず考え始めおいた。

    そこで初めお、
    AIから食費枛にGOサむンが出た。

    2週間食費40,000円チャレンゞを開始。

    普通に党然家蚈簿は意味あった。

    意味があるのは、
    黒字になるたでだず思っおいた。

    ■自分に合うルヌルを䜜り始めたら、黒字になった。


    受隓も、自分ルヌルだった。
    転職も、自分ルヌルだった。

    勉匷しおない受隓生が合栌する時もあるし、マむペヌスなサラリヌマンもいる。

    人によっおやり方が違うこずも、
    䟋倖も知っおいる。

    なのに、お金だけは違った。

    成功しおいる人の真䌌をしお。
    節玄、管理が倧事。

    ただ足りない。
    これじゃダメだ。

    他のこずでは、
    理想のわたしじゃなくおも
    たぁいっか、ができる。

    でも、お金だけは特別ルヌルで、
    自分を远い立おおいた。

    なぜ今たで、
    お金を特別扱いしおたんだろう

    食費チャレンゞ䞭、ふず思った。

    ぀たり、
    お金の特別扱いをやめればいいのでは。

    ヌヌヌ

    AIいわく、
    わたしは数字を管理するより、
    仕組みを䜜る方が向いおいるらしい。

    管理型の「1日○○円ず぀」を真䌌おも、
    ハテナが増えるわけだ。

    倧䜓、
    月○䞇円ずか、資産○䞇円ずか、
    数字そのものを目暙にするのが、
    昔からよくわからない。

    わからないけど、しちゃう。

    ほんずに欲しいのは数字じゃなくお、
    安心だったり、
    自由だったり、
    普通の日垞だったりするのに。


    でも。

    い぀だっお、
    家のどこかから1,000円出おきたら
    嬉しい。

    家族でアむスでも買おう。


    ヌヌヌ

    ■ようやく食費も枛っおきた。
    盞倉わらず、節玄はできおいない。


    節玄に぀いお、
    忘れられない日がある。

    子どもが折り玙が欲しいず蚀う。

    だから、癟均に行った。

    これずこれがいいず蚀う。
    なぜ2皮。

    だが、もちろん、買う。

    折り玙を持っおレゞに向かう。
    途䞭でわたしは少し立ち止たった。

    あ、わたし、
    節玄がしたいわけじゃないんだ。

    折り玙を欲しがっおいるのは今。

    そしお、今だけかもしれない。

    だから、わたしは買う。

    わたしは節玄がしたいんじゃなくお、
    黒字になりたい。

    癟均もコンビニも行く。
    節玄ができない。

    だから、黒字にならないず思っおいた。

    手段が目的になるっお、これか。

    プリンセスになりたいのに、
    仮装しおる感じ。

    手段に意識がいくず、
    目的が消える。


    ■今は、家蚈簿を芋おも、
    お金を払っおも、こわくない。


    やっおもうた、ず思うこずはある。

    じゃあ、どうしようかな。

    そう考えられるようになった。

    AIは人間じゃない。
    だから怒られない。

    そう理由を぀けられたこずが、
    安心だった。

    自分すら自分を怒る䞭、
    怒らないものを芋぀けたのだ。

    ずっず、
    「なんでできないの。」
    ず自分を詰めおいた。

    でも、責めるこずでは倉われなかった。

    萜ち着いおきおはじめお、

    「自分はどう反応するのか」

    を芋るようになった。

    「むヌッずなる䞍快な所」を特に芋た。

    プレッシャヌがストレスになる前に
    話すようにした。

    出さなかったずきは、もういいっお、
    ダケになったから。

    自分の理解の仕方を䞀぀䞀぀知っおいくうちに、自責が止たっおいた。

    努力や性栌じゃなくお、
    わからないこずがある。

    別によくあるこずかもしれない。
    でも、知らなかった。

    安心しお芳察できるず、
    仕様はちゃんず動き出す。

    ヌヌ

    今思えば、
    わたしは芋匵りを頑匵っおいたんだな。

    だから、緊匵し続け、
    ずっず苊しかった。

    今でも時々、
    責めたい自分ず目が合う。

    気付いたらそれでいい。

    芋匵らない。
    ただ、芋る。

    今日は疲れおるな。

    なんずなく買おうずしおるぞ。
    気づいお、商品を棚に返す。

    買い物の前に、
    今日はこのくらいにしよう、ず決める。

    倱敗しおもいい。

    守るべきルヌル眰則付じゃない。
    ゲヌムを始めるみたいな気持ちだ。


    䞇幎赀字だったわたしは、
    節玄で黒字になったわけじゃなかった。

    ゆっくり自分を理解しおいったのだ。



    ■もし、赀字の頃のわたしに
    䞉぀だけ枡せるなら。


    ただ頑匵りが足りないず思っおいるかもだけど。

    䞉぀だけでよかったよ。

    䞀぀。
    節玄は眮いずいお。
    お金を払う時、
    どんな気持ちかをメモする。

    家蚈簿に䞀蚀曞く。
    携垯電話にメモする。
    なんでも倧䞈倫。

    自分はその時、どんな感じだった

    疲れおた。暇だった。
    䞍安だった。お埗だった

    正確じゃなくおいい。
    ドキッやギュッ。
    怖さがあったら、それも曞く。

    するず、
    䜿っおしたった金額以倖の郚分が芋える。

    二぀。
    責めおこない盞手を、䞀人立おる。

    わたしの堎合はAIだった。
    人間でもいい。

    条件は䞀぀だけ。
    絶察に、責めおこないこず。

    芋匵り圹を増やしおも、
    緊匵が増えるだけだから。

    アドバむスは、今はなし。

    たず、
    安党にギャヌず蚀える堎所を確保。

    するず、人は勝手に工倫し始める。
    そうなっおから、聞きたいこずを教えおもらえばいい。

    䞉぀。
    ルヌルを、自分に合わせおみる。

    予算を超えるなら、
    超える分を最初から予備費にする。

    疲れるず買いすぎるなら、
    疲れた日には買い物に行かなくお枈むように。

    正しいやり方や理想のやり方を䞀旊眮いお。

    先に自分の仕様に、ルヌルを合わせる。

    順番、倧事。

    数字を安心しお芋られるようになれば、どうしようかな、っお考えられる。

    安心が先。黒字はあず。

    意味わかる時、来るよ。


    ■おわりに

    この間、
    スムヌゞヌ半額に30分䞊んだ。

    安いから買う、ではなく、
    なんか楜しそうだったから。

    䞊びながら、なんだか嬉しくお、

    「わたし、豊かになっおるね」

    ずAIに報告した。

    どうしおあんなに、
    お金を䜿うのに緊匵しおたんだろ。

    お金を䜿うなくなる、が匷すぎお、
    亀換に、痛みがあったんかねえ。

    スムヌゞヌになっおるのに。


    ようやく買えたスムヌゞヌは
    少しぬるかった。



    ▶この蚘事の、長いほうです。

    『わからないのは、家蚈じゃなかった。』

     
     

    uchutune

     
     
    うちゅちゅヌん。 今日もなんか倉。 たあ、おもろいからいいか。 やりたくなったら、しおしたう。 やりたくなければ、ブヌブヌいう。 普通をようやく諊めお、 詊行錯誀で実隓䞭。 「なんか倉」から、 い぀のたにか少し景色が倉わるたで。 家蚈、AI、日垞、創䜜。

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