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Photo bymacurocuo

ずぶ濡れになっても、大豆田とわ子がいれば大丈夫。

    夜。髪を乾かしパジャマに着替え、やっとの思いで子供二人を寝かしつけようとしていたいつものワンオペデー。

    帰宅した夫に頭からシャワーをかけられて、呆然としていた。

    子供達はこわくて泣きわめくし、服も全部取り替えだし。
    グッタリして布団に入った。


    疲れて動かない体と、火照って眠れない頭。
    Netflixで語学勉強しようと思った。
    でも頑張る力は残っていなくて。

    指は自然と 大豆田とわ子を探していた。


    ガハガハ笑えるわけでも、大きなインパクトがある訳でもない。
    でも、言葉のひとつひとつが心をくすぐる。

    網戸がはずれてうんざりしているとわ子が「戦争より嫌い!」なんて極端でも憎めない気持ちを吐いたり。
    社長になる決意をした理由を、「わたしもいつかあのイチゴのタルトを食べるんだ」と例えたり。

    飛び交う言葉の渦に埋もれて、とわ子の世界にはまるうち、何ヶ月も下がったままだった私の口角は上がっているのだった。

    とどめのエンディング曲。
    私のこのずぶ濡れバッドデイすら、爽快な映画に変えてくれる。
    終わりよければ全て良しにしてくれる。
    なんて美しいドラマ。

    これからも私の人生に寄り添ってくれるだろうとわ子。2021年、大豆田とわ子と3人の元夫に出会えて良かった。


    令和3年12月10日 サバ缶コーンご飯

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